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ハム公  作者: おかざ
第三部 足跡
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第十二話 ハム公と足跡

勇者と賢者はハム公の足跡を辿る。

ここはハム公に救われたと噂される村だ。

村に入るや否や、勇者はギョッとする。

広場の中央に、ひまわりの種を持った巨大なハム公の銅像が建っていたからだ。

ふと隣を見ると、賢者が目を輝かせ、

「欲しい、、、」と呟いている。

ハム公のかつての仲間であることを伝えると、盛大な宴が催された。

勇者は複雑な気持ちであったが、終始誇らしげな表情の賢者を見て、少し気持ちが和んだ。


次に足を運んだ城壁の街は、戦禍の後の復旧作業に追われていた。

勇者と賢者が作業を手伝っていると、この国の将軍らしい人物と鉢合わせた。

「あの方こそ、騎士道精神を体現されたお方」

将軍がハム公のことをそう賞すると、勇者はもはや意味が分からなかったが、賢者は喜びを隠せないほどに微笑んでいた。

「この街にはあの方に命を救っていただいた少女がいます。ぜひその娘の話も聞いてやってください」

将軍が案内してくれた国の施設に行くと、何人かの子供たちがいた。

将軍に聞いていた特徴の少女に、勇者が声をかける。

「こんにちは、ハム公のことを知っているのは君かな?」

少女の顔から一瞬で表情が消える。

「、、、わか、、らない、、、」

「え?それはどういう、、、」

勇者が続けて尋ねようとするのを賢者が制止し、首を振る。

「お嬢ちゃん、ありがとう。怖い思いさせてごめんね」

賢者は少女の頭を優しく撫で、勇者を連れてその場を後にした。

賢者の目には涙が滲んだように見えた。

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