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7-7

 寂れた坑穴はそれ程広大では無く、二人でもあっという間に最奥へと辿り着けた。


「質の悪い肝試しだわ、まったく……こんな所に来たいだなんてどうしたの?」


 リゼリアが十字架に肘をつき、もたれ掛かってため息を漏らした。フランシスが何やら探しているかのように頭を動かし、目を動かしているのが判ると、リゼリアはそっと口を閉じた。


「これじゃない……これでもない……」


 墓石は無記名だったり手入れがされていたりと様々であったが、フランシスは一つ飛ばした墓にもう一度目をやった。


「まさか……これなの…………?」


 その墓は墓石が半分開いており、持参した懐中電灯で中を照らすと、粉々になった骨達が散乱していた。墓石には何も刻まれてはおらず、中の人物が何者なのかは知る事が出来ない。


「…………」


 フランシスが無言で墓穴に手を入れた。


「ちょ、ちょっと、何してるの!?」


 そして引いた手には、蜘蛛の巣が酷く張り、何か分からぬ細い棒状の物が握られていた。


「ハハ……コレだ。コレだわ!」


 フランシスは確信した。手を開いて見えたグリップの中央には、見覚えのある蒼いトラが描かれていたのであった。


「フランシス…………」


 リゼリアはそれが何であるか、また、何故であるのかすら察することは出来なかったが、涙を浮かべたフランシスのその顔が、笑顔であることに満足したのであった。


 蜘蛛の巣を払うと、父親と打ち込んだ懐かしいサーブルの剣身が顔を出し、たちどころに幼少期の鋭い感覚が蘇る。


「懐かしい……けれど何か違う気が」


 まるで自分の手の上から一つ大きな手が自分ごとサーブルを包み込むような、逞しくも暖かい。そんな感覚であった。



 ──ズモ……ズモモ……!!


「うわぁ! 何かいっぱい出て来たよ!!」


 最奥が無縁墓の宝庫だからだろうか。無念の死を遂げた怨念達が死者へと訴えその身体を操り始めた!


「……お父様、私──変わってみせる!!」


 サーブルを握り締め、フランシスは包帯巻きの群れへと立ち向かう。非力で弱気な彼女はもう居ない。サーブルを手に立ち向かうその姿は、既に騎士としての気概が現れており、満ち溢れるエネルギーと、漲る力で、今までに無い逞しさがそこにはあった。


 蒼のサーブルはフランシスを騎士へと導いたのだった──!!

名前 リゼリア  名前 フランシス

職業 白魔道士  職業 女騎士ヴァルキリー

Lv.  7   Lv.  7

STR  7   STR  4

INT  8   INT 12

VIT  7   VIT  3

AGI  9   AGI 13

LAC  8   LAC 13

スキル 無し   スキル 無し

容姿  長身   容姿  小柄

性格  強気   性格  不屈

装備  十字架  装備  サーブル

    布の服      布の服

             呪術師の帽子

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― 新着の感想 ―
[一言] フランシスがジョブチェンジ!
[一言] うおおお、女騎士ーーー!!!! そのうち「んほぉぉぉぉ!!」とか言い出すんだろうかww(←)
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