表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/104

1-6

名前 リゼリア  名前  フユハ

職業 白魔道士(ファイター)  職業 白魔道士(しろまどうし)

Lv.  4   Lv.  2

STR  4   STR  2

INT  8   INT 12

VIT  4   VIT  3

AGI  6   AGI  6

LUC  8   LUC  5

スキル 無し   スキル 無し

容姿  長身   容姿  華奢

性格  強気   性格  控えめ

装備  樫の杖  装備  木の杖

    布の服      布の服

 

名前 フランシス 名前 マニエル

職業 白魔道士(シーフ)  職業 白魔道士(肉壁)

Lv.  2   Lv.  3

STR  1   STR  3

INT 10   INT  9

VIT  2   VIT  6

AGI  9   AGI  7

LUC 11   LUC  8

スキル 無し   スキル 無し

容姿  小柄   容姿 ぽっちゃり

性格 負けん気  性格  苦労人

装備  木の杖  装備  木の杖

    布の服      布の服



 地下一階の苔生した隅奥に奴は居る。かつての同胞はその骸を乗っ取られ、彷徨う骸骨としてダンジョンを媒介する。


「……居たわ」


 四人が壁からこっそり覗き見ると、そこには下顎をカタカタと不気味に鳴らしながら歩くスケルトンが居た。片手には折れたショートソードが握られており、刃はボロボロで逆に恐ろしい風体を翳している。


 スケルトン狩りの作戦はこうである。


 スケルトンに白魔道士ならではの【回復魔法(ヒール)】を掛けることにより、その悪しき魂を浄化する。これならば肉弾戦は必要無くスケルトンを倒すことが可能だ。


 しかし、この作戦には一つ問題があった。



 魂を浄化すると経験値が入らないのである。



「名付けて『スケルトンでお宝ゲットしてコボルト狩りへ大移行作戦』よ……」


「長い作戦名ね……」

「お母様お父様先立つ不孝を……」

「大丈夫かしらねぇ……?」



  ──クルッ


「ヤバッ! 目が合っちゃったわ!!」


「ああ! もう!! やるしか無いじゃない!!」


 リゼリア、マニエルを先頭に四人はスケルトンへと突入した!!



「フユハ! 回復魔法(ヒール)を!!」


「わかりました……」


 スケルトンが下顎を鳴らして威嚇する最中、フユハはスケルトンへとヒールをかける。


  ──シュゥゥ……


 肋の中に有るスケルトンの(コア)から青白い煙が細く立ち上がりスケルトンはガラガラと唯の骸へと戻った……。



「……随分と呆気無いわね」


「見て見て! 小銭があるわ!」


 折れたショートソードと小銭をかき集め、フランシスが袋へと詰め込んでいく。宝箱は無かったものの、思惑通りに事が運び彼女等は安堵の表情を見せる。



  ──カタカタ!


「!? もう一匹居たわよ!」

「フユハ! ヒールヒール!!」


 小銭が入った袋を命より大事そうに抱え、フランシスはフユハの後ろへと逃げ込んだ。


「ヒールです!」


  ──シュゥゥ……


 ひしゃげたフライパンを手にしたスケルトンがガラガラと崩れ落ち骸へと戻る。素早くフランシスが小銭をかき集め、フライパンをマニエルへと手渡した。



「楽勝ね♪」


 フランシスが悪代官よろしく不敵な笑みを溢した。


「ね? 言った通りでしょ?」


 リゼリアも立てた作戦が上手く行き笑いが止まらない。


「お母様お父様、今日は帰れそうです」


 二通目の遺書を書こうとしたマニエルは筆止めてポケットに書きかけの遺書を仕舞い込んだ。


「ヒールは後1回しか使えません」


 フユハはニッコリと笑顔で話し掛ける。


「ハッハッハ!」

「ウフフフフ!」

「ハハハ……」


 三人は苦労したゴブリン狩りに比べ、スケルトン狩りの成果に笑いが止まらない。と、言うかフユハの言葉を理解したくないのか脳が麻痺している。



「「「はぁぁぁ!?!?!?」」」


「すみません! すみません!」


 三人は目を大きく見開きフユハへ詰め寄った。フユハは思わず頭を大きく下げ謝るが、別に彼女は何も悪くは無い。


「帰り道どうすんのよ!? 白魔道士は後二人しか居ないのよ!!」


 フランシスが袋をギューッと強く抱きしめ壁の隅で蹲る。()()の言葉に引っかかりを覚えたリゼリアは「やっちまった」と言わんばかりに小声で話し始めた。



「あ、あのさ……確認なんだけど……皆ヒール使える回数教えて貰っても良いかな?」


「二回です」


 マニエルの控えめなVサイン。


「三回……でももう二回使ったから……」


 フユハは事の重大さが先読み出来てしまい、頭を抱え始めた。


「私は一回……」


 リゼリアは「ハハハ……」と頭を掻きながら。


「…………」


 そして三人が部屋の隅で蹲るフランシスを見つめた。



「……使えない…………」


 三人は顔を見合わせ、もう一度フランシスを見た。


「……悪かったわね!! 私はヒールを覚えてないのよ!!!!」


 涙目で立ち上がるフランシス。彼女だけレベル1だったのは、こう言った訳があったかららしい……。



「と、とりあえず一度帰ろうか……」


「そ、それが良いわね……」


 四人は行きの勢いはすっかり消え失せ、コソコソと静かに出口を目指し始めた……。



「ゴブゴブ~ゴブ~♪」


 しかし運悪く呑気なゴブリンの鼻唄が出口付近から聞こえ出し、彼女等は一戦交える覚悟を決めざるを得なかった―――

三人目は必ずシャルロットにしてました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >「……使えない…………」 漢キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!wwwww [一言] >「……使えない…………」 ひたすら呼ばれた気がしてならない (´;ω;`)ウッ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ