2-9
名前 リゼリア 名前 フユハ
職業 白魔道士 職業 白魔道士
Lv. 5 Lv. 4
STR 5 STR 3
INT 8 INT 14
VIT 5 VIT 4
AGI 7 AGI 7
LUC 8 LUC 7
スキル 無し スキル 無し
容姿 長身 容姿 華奢
性格 強気 性格 控えめ
装備 樫の杖 装備 木の杖
布の服 布の服
名前 フランシス 名前 マニエル
職業 白魔道士 職業 白魔道士
Lv. 4 Lv. 5
STR 2 STR 3
INT 11 INT 10
VIT 2 VIT 7
AGI 10 AGI 6
LUC 12 LUC 8
スキル 無し スキル 無し
容姿 小柄 容姿 ぽっちゃり
性格 負けん気 性格 苦労人
装備 ダーツ 装備 木の杖
木の杖 布の服
布の服 布の帽子
皮の盾
地下二階へ降りる階段は更なる深淵へ向かう為の物なのか、そもそも降りていくのか落ちていくのか、その一歩が正しいのか狂っているのか、彼女等の脳内は自らの行いの是非に激しく揺れた。
誰一人として声を発する事無く、血が乾き赤黒く染まった手摺りを触ることを躊躇い、傍らに小さく積まれた小石が何のサインなのか…………何か考えてないと狂ってしまうかのように、彼女等は必死で思考を巡らせた。
──カツン……コロ……コロ……
つま先に触れた小石が石段を転がり落ちた。魔物に気付かれたのでは無いかと四人は息を呑み、そして暫く動きを止めた。他に物音がしないことを確認し四人が地下二階へと降りきると、リゼリアの反応速度よりも僅かに早い爪が彼女の肩を切り裂いた!
「―――ッッ!!!!」
何てことは無い薄暗い闇からのアンブッシュ。それは彼女達よりも相手が上手であることの証明であった…………。
「リゼリア大丈夫!?」
「ダメッ! 右手がっ……!! 誰か回復をお願い!!」
リゼリアが奇襲されてから回復呪文を唱える刹那、ブッシュワーカーは瞬く間に闇の隙間へと消えていた。マニエルとフランシスが背中を合わせ周囲を警戒するが、居るのか居ないのか……それすらも掴めなかった。
ただいたずらに時が経ち、四人の神経はその間にも張り詰めたまま。やがて四人は周囲を警戒しながらも降りたばかりの階段を登らざるを得なかった…………。
「……やっぱり私達ダメね」
それでも死ぬこと無く生還出来た幸運を神に感謝し、四人はそれぞれの帰路へと着いた。
死ねばそれまで。生きて帰ればまた挑戦できる。誰一人として死者を出すこと無くダンジョンを生き延びる。彼女等の目指した道は一際厳しい荒波を進むかのごとく、前途多難に満ち溢れていた―――
次の日、再び四人は地下二階へと降り立った。
周囲を警戒し、壁沿いに進む。決して階段から離れすぎないようにしなければならないのだが、魔物の姿が見えず意を決して近くの玄室を覗いた。するとそこにはならず者が数人で何かを取り囲んでおり、ムシャムシャと咀嚼する音が高く響いていた。
「―――ひっ!」
その光景を見てマニエルが声を出してしまった! リゼリアが咄嗟に口を塞いだが、既にローグ達は彼女等の存在を認識し、腰の短剣を抜いて迫ってきた!
「逃げるわよ!!」
二度目の敗走は生きた心地がせず、地下二階の石段を登り切った彼女等はその場でへたり込み、暫く動くことが出来なかった。
「ハァ……! ハァ……!」
「無理! マジで無理……!!」
「もうダメかと思いました……!」
「皆さん大丈夫ですか……!?」
結局その日は地下一階でいつものゴブリン狩りに精をだし、僅かな小銭を手の中に納め家路へと着いたのだった。
それからというもの地下二階の探索は行われず、彼女等はしばし地下一階で小銭に甘んじる生活を送った。
誰一人として地下二階の挑戦を口にすること無く、ただただ己の無力さを嘆いては眠りに着く。それが性に合っていると自分に言い聞かせながら…………。
これにて二章は終わりになります。
読んで頂きましてありがとうございました!




