表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

何でも屋

 男は会社の経営に悩んでいた。

 前社長が原因不明の病で急逝して以降、経営は徐々に悪化していた。

 なんとか経営を立て直そうとしている男の元に、一人の人物がやってきた。

「私は何でも屋です、あなたの要望を3つまで叶えてあげましょう」

「悪いが今、頼みたい事はない、他を当たってくれ」

「実現できる事なら何でも可能ですよ」

「何でも?」

「はい、何でも」

「じゃあ手始めに、この仕事をやってくれるか?」

「お安い御用です」

 何でも屋は一瞬にして、仕事を終わらせてみせた。


「そういえば、お代はいくらなんだ?」

「お金は大丈夫です、代わりと言っては何ですが、要望が叶え終わったら、次にあなたが一番嫌いな人の元へ私が参ります」

「金がかからないのか、そりゃいい」

「次はどういたしますか?」

 男は少し悩んだ後、答えた。

「経営を立て直すような良いアイデアを出すことはできるか?」

「お任せあれ」


 男の会社は何でも屋のアイデアによって、経営はみるみるうちに回復していった。

「最後の願いはどういたしますか?」

 会社は以前のように好景気になったが、ライバル社のB社が目の上の瘤であった。

 男は長考した後、ゆっくりと喋り出した。

「B社の社長を殺してくれ、足がつかないようにな」

「分かりました、死因や死に方を決めることはできませんが、よろしいですか?」

「あぁ、構わない」

「かしこまりました」


 翌日、B社の社長は原因不明の病で命を落とした。

「最後の願いを叶えたので、私の役目は終わりました」

「君のおかげで人生が変わったよ、感謝している」

「それでは、さようなら」


 翌日、男は原因不明の病で命を落とした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ