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軟弱男の失恋譚  作者: 平 五月
6/8

バカは風邪を引く

 頭が痛い・・・。


 千里に振られた次の日から、僕は風邪を引いて学校を休んでしまっていた。発熱から3日経って、熱は下がったものの、未だに頭痛がしてあまり食欲もない。熱が出た朝、妹に暖房もつけずに寝ていたからだと呆れた風に言われたが、きっとそれだけではないのだと思う。人は心が病むと体も壊してしまう生き物なのだ。やはり千里に振られたことは、僕にはショックが大きすぎた。

 時計を見ると、12時を少し回ったところだった。お昼を食べる気にはならないが、薬だけは飲んでおかなくては。そう思い布団から出て、薬を飲んで布団に戻り、しばらくすると眠りについた。


「おはよう・・・って、もう夜だけど。風邪、大丈夫?」

 目がさめると、そこには千里がいた。

「どうして千里が・・・?」

 僕の部屋にいるのか。いや、普通にお見舞いに来てくれたのか?いや、でもあんなことがあった後でお見舞いになんて来てくれるものだろうか・・・。

 一人で色々考えているうちに、千里が僕の疑問に答えてくれた。

「少し話があって、おばさんに部屋に入れてもらったの。寝てるみたいだったから、起きるのを待ってたの」

「話っていうのは・・・」

 告白の件に違いない。ずっと気にしていたんだ。謝るなら、今しかない。そう思い、声を出そうとした瞬間、

「奏、やっぱり私と付き合おっか」


 千里の予想外の言動に、僕は言葉を失った。

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