表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
久しぶりに会った幼馴染のスペックが高すぎた!  作者: もち⭐︎オムライス
高校生活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/12

体力測定

 「今日は体力測定だ!」

 そう暑苦しく言うのは、体育教師の井上。井上は、担任であるせいなのか距離が近い。まだ、会って二日目だぞ。

 そんなことを考えて先生を眺めていると、僕の隣でイヒイヒと笑う人影あった。

 「今日、体力測定だよ!」

 そうやって、麗奈(れな)はコソコソ俺の耳元で言った。

 「そうだけど。何?」

 「ついに来た!私の活躍する時が!ワクワクするよね!」

 「……」

 「なんか反応してよ。そんなんじゃ、彼女作れないよー。」

 「うっ!言われなくても、わかってるよ。」

 くそ、痛いところつかれた。僕もそんなこと知ってるのに。

 「おいっ!そこの二人、静かにしろよー。」

 井上は単調に言う。そう言うと僕たちは「はーい」と言った。

 そうやってぐたぐた話をしていると、体力測定が始まる。まずは、握力を測る。

 「ゔううぅーー!」

 麗奈(れな)は大きな声を出し、握力測定器を力強く握った。

 「どうかな。何キロになったかな〜!」

 「…うっ!よっしゃー!47キロだー!」

 麗奈(れな)は力強く飛び跳ねた。

 「麗奈(れな)、ゴリラかよ。俺、28キロだぞ。」

 「はぁーー!失礼ね。私、一応女の子よ。」

 怒った顔で、僕をにらみつけてきた。

 「毎日片道5キロ走る、女の子がどこにいるんだよ。」

 負けずと、僕も言い返した。

 「いやぁーー。それは、しょうがないとゆうかぁー。」

 麗奈(れな)は、顔を紅潮させながら、ぶつぶつ言った。

 「そうかー、しょうがないのかー。」

 僕は端的に答える。

 「うん、次に行こう!次に!」

 麗奈(れな)は、逃げるようにして次の体力測定に向かった。

 次は、ハンドボール投げ。僕の一番苦手な種目。できればやりたくないが、やるしかない。

 まず、僕から。

 僕は踏ん張り、自分のできる最大の力で投げた。ボールを投げると、ゆっくりと空に上がり10メートル過ぎたあたりから下に落ちてきた。記録は15メートル。

 「まあまあかな。」

 「何がまあまあよ。男なのに情けない。」

 そう言うと麗奈(れな)はボールを力いっぱい投げる。

 ボールは高く飛び、僕の記録もはるかにこし、31メートル飛んだ。

「わー、…すごーい、飛んだ、飛んだ。」

 僕は凄さのあまり思考が停止した。女子平均をはるかに超える記録を見た僕は、口をぽっかり開けて唖然とした。

 「今日は調子が良くなかったけど、意外と飛んだなー。」

 「意外と!?めっちゃ飛び過ぎたの間違いじゃないのか。」

 ここまで、すごいのは予想外だった。周りのクラスメイトも僕と同じように、思考が停止。みんな関心した様子で、静かになった。

 思考を停止していたら、終わりの時間になっていた。

 「今日の体育は、以上。」

 井上がそう言うと恐ろしい体力測定は終わった。

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ