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勝手…

佳奈

「勝手すぎる…

なんで…私の何がいけなかった?」



そう呟く佳奈の声は冷え切っていた



凌は俯いた


佳奈が悪かったわけではない

自分の弱さが招いたことだ


佳奈にはない魅力をもった女性が現れて…

その人に惹かれてしまった…


佳奈のことが嫌いになったわけではない


でも…これから先、妻として佳奈を愛せるかと言われたら

今の凌には難しい気がしていた



「佳奈は悪くない…俺が悪いんだ…」 



佳奈

「ほんとは、少し前からおかしいと思ってた

休みの日も仕事に行くこと増えたし、夜ご飯も食べてくることも増えたし」


「疲れたからゆっくり寝たいって

同じベッドで寝なくなったし…

おはようのキスもしなくなった…」


思いの外、冷静に話せている自分に気づくと

ふっと笑った


「佳奈…」


佳奈

「ねえ、凌…さっきのコーヒー飲んだ?」


…………。






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