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秘密

(見つけてしまった…

この人混みの中で一番見つけたくなかったもの

なぜ?

今日は仕事ではなかったの?)


(凌?なぜ、ここにいるの?)


隣の人……だれ?


「ただいま…佳奈?」


佳奈

「おかえり…お仕事お疲れ様」


「はぁ…ほんと疲れたよ

あ、これお土産だよ

表参道のペティアのケーキ

佳奈食べたいって言ってたから」




(ああ…あそこの…ね)



佳奈

「ありがとう…コーヒー淹れるね」



「ああ、ありがとう ケーキ食べる?」



佳奈

「いや……今はいい…」



「どうした?ここのケーキ食べたいって言ってたのに…」

  



佳奈

「ごめん…私見ちゃった…

凌が女の人と腕を組んで

そのお店から出てくるとこ…」



「………」



佳奈

「何も言わないんだね…」



「ごめん…」



佳奈

「そんなにすぐ認めるの?

ということは…あの女の人…」



「いや…あの人は…」



前々からなんとなく違和感は感じてた

なんとなく私に触れるのを避けてる…



佳奈

「あの人とはどんな関係…なの…?」



「………」



佳奈

「私、もう寝るね…

悪いけど…もう今日は凌の言い訳聞く元気ない……」



「佳奈…」

 


寝室に入る佳奈を静かに見ていた…



まだ湯気がたつコーヒーを一気に飲みほし…


ごめん…もう無理なんだ…


凌は一人つぶやいた



佳奈は追いかけてこない凌にため息をつき…

重い瞼を閉じた


(!?)



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