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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
いざ、神獣巡りの旅へ!
42/45

ボス戦!フォレストドラゴン




「調べる!HP25000!」


待って、レヴィアタンから増えすぎじゃない?


アリアとセピアのクリスタルが光輝き、カーバンクルとファフニールが。


【カーバンクルの奇跡】

プロテクトLV2

HP継続回復LV2

一撃死を1度だけ耐える


【火竜のブレス】

魔攻アップLV2

敵にやけど付与(継続10ターンダメージ)



「ゴガァァァァァ!!!」



という耳をつんざく咆哮が二つ。

そしてファフニールとフォレストドラゴンが同時に飛び上がる。


ファフニールの口からは真っ赤に煮えたぎる火炎が吐き出され、フォレストドラゴンの口からは緑の光が。


ぶつかり真っ赤な火炎が緑の光とぶつかり……

火炎が押しきってフォレストドラゴンにヒットし爆炎が舞い上がる。



「………迫力、凄」


「ムービーに力入れとるからな~。最新機種でもロード重たいとかいっとったわ」


ダメージ6000の真っ赤な表記と、ファフニールが全員の前にドスンと降り立ち……。

くるっと振り返ってふんっと鼻を鳴らしドヤ顔をして、セピアのクリスタルの中へと姿を消した。


「自己主張っっ」


「レヴィアタンに遅れを取った事……、気にされていたからな」


まぁ、確かに振り回されて投げられたシーンは衝撃的だったけど…。


「気にしてたんだ…」


背後で、、ざぽん……と水が沈む音がした。


振り返ると、丸い水の膜の中にアリアが立っていた。

バトルフィールドのギリギリ内側を水がぐるぐると回りはじめる。


ウンディーネが姿を現し歌を唄えば、水が渦を巻く。


歌声が、空気を震わせる。


次の瞬間


一気に四方八方から燃え盛るフォレストドラゴンに襲いかかり、そして水の中へ。



【水源の歌声】

2500ダメージ

回避アップ

敵にスロウ付与(継続10ターン)


水が破裂し、、水浸しのフォレストドラゴンは……先ほどよりも動きが遅く感じた。



「……今作は神獣同士も相性で合体召喚とかあるってそういや事前情報あったような…」


「えっ!?」


「まぁ、今のところ相性悪そうなんしかゲットしとらんけどな…」


あれ?神獣って1戦闘あたり召喚は1体だけなんじゃなかったか?


そんな疑問はとりあえずあとにするとして。



「……押しきるぞ」


一気にドリアードを助けよう!



「炎の合体技はシゲ、セピアが優先や」


凍慈が弓をかまえて範囲射撃。



「え、わかった」


「あと、合体技は火炎回し一択な。火力はそれが一番高かった」


道中の数字を観察してたのか…と、少しの驚きと流石だな~という感想と。


「そんで、アリアとニャウィーは全体回復と状態異常、バフの合体魔法に意識。特に…マジックダウンとプロテクト系は切らさんように頼む」


そう言い残すと、凍慈はフォレストドラゴンめがけて走りだし、、


「……!?」


「よっこいせっと」


地面を蹴りひとっ飛びでフォレストドラゴンの頭へ。


踏みつけて軽快に首を走り…その背中へ


「……乗れるの!??」


「ドリアードは任しとき~!」


「わかった!セピア!なぎ払い!」


「ファイア!!」


火炎回し!!

更に背後ではアリアとニャウィーが魔防アップのバフを。


「……って、ダメージ多いな」


フォレストドラゴンから攻撃は全体物理攻撃に、全体への状態異常魔法。


「く、、こっちのダメージは大きいが…」


「あっちのダメージも半端ないっ」


スロウのお陰か、こちらの攻撃2回に対して1回程度の攻撃で済んではいるが…。既に6ターンを消費。


「この火力で毎ターンやられたらキツいっ………え?」


突如あらわれた、【吸収】というテロップ。

HPが2000程回復する。しかも、“毎ターン回復”の文字が。


「か、、回復した……?」


いやいや、待って待って…。回復するとかどういう事……?


「……ドリアードさまの力が、、吸収されてるニャ!!」


「いや、それは無しだろ…」


「ドリアード様を救出しなきゃ」


アリアが指差す方向へ視線を向けると、既に凍慈が木の塊のような物に攻撃をしている姿が……。


「……そういう事か」


フォレストドラゴンが雄叫びをあげながら前足と後ろ足を地面にドス!と突き刺し、、その大きな口をカッと開いた。


【カウントダウン……4】


「もうわかっちゃったもんね」


これあれだ、必殺技ってやつだ。


レヴィアタンの時よりは親切設定だな、ちゃんとカウントダウンしてくれるだけ……。


「……で、、これ、どうしたら?当たったらヤバいのはわかるけど」


とりあえず攻撃を再開するが……

【カウントダウン……3】と、1ターンで1確実に減る。


「…………体力は、、まだ半分切ったところか。バフがどうのはこの事か?」


【カウントダウン……2】

【カウントダウン……1】


「しっかし、木の神獣は毎回毎回…、、救助ややこしいな」


その直後、、フォレストドラゴンの背中から凍慈のボヤキと、、そしてカッと光が。



【ドリアードを救出しました】

【腐蝕されたフォレストドラゴンの腐食が解除されました】

【ペリドットの加護を獲得しました】

【全属性耐性+20されます】


の、テロップと、、フォレストドラゴンがその場にぐらりと倒れこみ、、その背中から凍慈が飛び降りる。


「強奪も完了したし、シゲ!トドメの火炎突きや!!」


「まだ体力が……ん?」


フォレストドラゴンの額が光る……


【○ボタン】のテロップ……。

最初以来、久しぶりにその要求みた気もするが…。


「セピア!!」


「任せて!ファイア!!」


「……火炎突き!!」



額の【○】の部分…どす黒い水晶を攻撃すると、バリン!と音を立てて壊れた。


フォレストドラゴンの体から黒いモヤが上空へと離散する。




━━ありがとう、勇者よ━━




「…操られてた?」


「…………みたいだね」


濁りのない美しい緑の瞳は一度だけ、シゲ達をみつめる。


そして、巨大な森は…大きな翼を広げ、、その場から立ち去った。



「……はぁ、、とりあえず、ボス撃破、かな?」



誰もまだ動けないけれど、今までで一番助けた気がした…。


やっぱり、ボス戦は理不尽だ…。



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