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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
いざ、神獣巡りの旅へ!
33/45

海底神殿へ!㊦



「急所切り」


250程のダメージ表記に、少しだけほっとした。

攻撃が通るなら、倒せる。


「……シゲ。この手のデカイタイプのボスは、攻撃可能箇所が複数ある」


既に凍慈は弓を構えていて、いつもの【強奪】を行っていない。


「急所切りは1箇所のみやから、できればなぎはらいの方がええ」


なるほど、そんなもんなのか……。


再度なぎはらいをすれば、前足2箇所と頭の系3箇所に125づつのダメージが。


「本当だ」


シゲ達の戦いを見ていて少しだけ気持ちが落ち着いたのか……


「……あんま魔法系は得意じゃないんだけどな、、トライデントの加護」



トリトルの持つ三股の槍がパリッと光る


全員の武器にバチっと音と共に雷が走り、【雷属性が付与されました】の文字が。



「雷はレヴィアタンの弱点属性の一つや、やれるで!」


再びなぎはらいをすれば、200づつのダメージに


「弱点属性ヤバっ」


「せやで。だから水系は風取ってからがセオリーやねんけどな、ほんまなんやこのむちゃくちゃなルート選びは…」


セピアも加護のおかげで剣の攻撃は通る


「……五月雨撃ち」


「雷の一撃」


雷の矢が降り注ぎ、トライデントが稲光を発する


「ギシャァァァァァァ!!」


レヴィアタンはぐるっと巨大な体を回転させて全体に体当たり攻撃


これが地味に火力が高い


「……ヒール!全!」


水の全体魔法は最初以来、ほぼ使って来ない


「水耐性高いから、か?」


「………なんでアイツにバレてるんだよ」


「それはあれや、ボスやからや」


待って、なにその理由……。


しかも海中戦闘で、体が思ったように動かない、


もちろん、こちらが慣れてないのもあるだろうが…。


それなのに、向こうの攻撃だけは正確に当たる。


「アリアは回復に専念が良さそう」


幸い、トリトルの助っ人枠のお陰かレヴィアタンのHPはガンガン減っていく。


「そろそろいけそうやな、、強奪!!」


やや赤ゲージ付近。

お馴染み、【レヴィアタンの心核の強奪成功!!】のテロップが踊る。



「………」


「なんや」


「何も言ってないだろ……」


「言ってはないけど…」


「ま、なんにせよ……あと数発だな」



直後、レヴィアタンがその場でぐるぐると回転をはじめる



「………??」


もちろん、凍慈も固まってその動きを魅入っていた、その瞬間


「あ、悪い、忘れてた」


「……え?」



━━大津波━━



の、文字と一緒に巨大な津波のような海水がシゲ達を襲う



「は?」


「……必殺技持ちボスや」


「そんな大事な事は、はやく言えー!!」



視界が全部、真っ青に塗り潰された瞬間


ドボンと海水に飲み込まれて、きりもみ状態で全員後方の壁に叩き付けられる。


ダメージ━━999━━の文字と同時、HPが消し飛んだ…


【カーバンクルの奇跡が発動しました】のテロップと。


「なんとか、1でたえたけど……」


巨大な海竜は再びこちらに突っ込んで来た、その瞬間


全員の視界に黒い影がうつりこむ



「……バカ!オルヘ!下がれ!!!」


トリトルのその叫び声は、どちらかと言うと悲鳴に近かった


しかし、巨大な甲冑を纏うシャチは怯まない

レヴィアタンの横っ面に体当たりし、凄いスピードで周りを泳ぎ回る


「よせ!頼むから!!」



オルヘが稼いだ、、

その少しの隙を…、見逃すシゲ達ではない



「ヒールライト!全!!」


アリアの上位回復魔法で一気に回復


「突剣!」


「五月雨撃ち!!」


「なぎはらい!!!」



レヴィアタンは怒り狂ったように叫び声を上げ再びシゲ達へと向き直る



「トリトル、あとは任せた」



既に、トリトルはシャチの背に



「言われなくても、、」



まぁ、今回は美味しいところは譲るか


そんな事を思いながら、若き青年の一撃を見つめる



「行くぞ、オルヘ!雷の一撃!!!」



金色に輝く三股の槍が、一直線にレヴィアタンの体に突き刺さった



もう、レヴィアタンからは声は出ない



キラキラと輝きながら消えていく



【レヴィアタンを撃破しました】

【レベルが上がりました】

【タンザナイトの加護を獲得しました】



「……やっぱりボス戦は理不尽だ、、二度とやりたくない…」



心の底から思った瞬間だった



「終わった…んだよな」



ヘナヘナとその場に全員が座り込む



━濁っていた海水は━

━━キラキラと輝きを取り戻していた━━




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