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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
いざ、神獣巡りの旅へ!
24/45

苔むした聖剣と次の目的地




快適な洞窟から体感20度くらい上がる。


目の前にはアリアと凍慈とセピア。

宝箱から吐き出されるように飛び出したシゲを、三人は奇っ怪な目で見つめていた。


「……」


「……」


「……」


「お帰り…?」


アリアが気をきかせて声をかけるも、シゲの口はへの字になったままだ。


「どうしてこんな危ないモンスターがいるって、最初に教えてくれなかったんだ」


おかげで酷い目に遭った。何だあれ。

道中はとても楽チンだったけど。


「いや、まぁあれや…。シンプルに忘れとった」


理由が理不尽!!


「あ、そうだ、こんなの抜いたんだけど」


全員の顔が、あれだ、目が点だ。

わかる。俺もだよ。

大事なものの中に入っていたから、恐らくファフニールの時のタリスマンみたいな感じなのだろうけど。


「……龍騎士イベントか」


そして凍慈の顔が少しだけ、、ほんの少しだけ強張った。


「あんま、仲良くならん方がええで」


「仲良く!?ないない、向こうは完全に俺の事情けないやつだと思ってたよ」


「向こうは?シゲは、、どうなん?」


やけに聞いてくるなぁとは思ったが、特に隠す必要もない。


「え?俺?一緒に戦ったら楽そうなのになーとは思ったけど、、どうかした?」


いや、とだけ短く答えた凍慈。


「…ま、聖剣引っこ抜くイベントみれんかったんは残念やけど、これで晴れて勇者の仲間入りや」


「これが聖剣、なんだか…思ってたのと……」


と、アリアが言葉を濁すが…。


「だよな?聖剣、って言うには……ちょっと。しかも苔むしたとか書かれてんだけど……」


セピアが何か考えて、独り言をぶつぶつと話す。


「ファフニール様が、ここより更に南、アトランティスへ行ってみてはどうかと言っている」


その言葉に凍慈は首をかしげる。


「アトランティス……?」


「水の都と呼ばれる、海の中にある国だ」


凍慈も知らない?というのはやや気にはなったが、神獣がそう言うなら行ってみるのもありだろう。


「よし、次の目的地はアトランティス!」


「あれか、、前作のポンペイみたいなもんか」


「あ、勇者3にはなかったんだ……」






この、どこでもドア……じゃなかった。


ファストトラベルって本当に便利だ。



「買い忘れはない?」



一気に街へと戻れて、今はアトランティスへの旅路の準備中。

アイテム屋へと入ると、その隣に更にNewマークと“食材屋”の文字が。


「ん?食材屋……って?」



****勇者シゲ****



宝箱の時は無言だったのに、このタイミングかっ……

まずワープミミックの説明からしろよ!!



****料理が解放されました****



そう、料理ね。料、、ん?


今、なんて?え?


料理??

凍慈が結構前に言っていたような気もするけど…。



鍵のかかった場所が開き、【料理】の文字が。

料理の説明が一気に画面に表示される。



料理はキャラ別にあり、得意料理や食べた料理で効果がある、などだ。

しかもレシピは100種類近くあり、その国限定料理があったり、満腹、空腹などが追加された、など。



****キャラには好みの食べ物などありますので、色んな料理にチャレンジしてみて下さいね****



「………これ、もしかして」


「はれて飯代追加や」


「マジかよ……」



ステータスから料理を選択。

シゲが作れるのは肉野菜炒め、HPMP15%回復、物理アップ10%

アリアはたまごサラダ、MP30%回復・消費MP10%減

凍慈は……


「ま、待って待って待って」


「どないしたんや?」


「材料が、ほぼ……かぶってない!?」


「そら、料理やからな」


え?急にリアルで殴るのやめて?


「材料とか全種類買っとくのはデフォやし、なんなら地域別で売ってるのも違ったりとかあるから、料理管理めちゃ大変やで~」


「なんでそこだけそんなリアル設定にしたんだよ……」


シゲの好物は“ルビーのサンドイッチ”と書かれていけれど、まさかこの事とは…。あの時食べたサンドイッチかな。


「あー、あと、入れる食材で効果上がったりとかもあるで」


「えぇ……」


そんなの覚えてられないって、、というシゲの声はスルーして、食材屋で既に商品を確認している凍慈。


「ほな、材料全種類まずは10個づつ買うで!」


「お金がっっ!!」





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