4.続・テンプレ
いわゆる「俺、なんかやっちゃいました?」である。
ギルドに売った素材の中にめったに採れない超高級品が混じっていたのだ。
現在その高級品…ナントカ茸(名前覚えてない)の問い合わせでギルドが忙殺されているのだ。
「おーい。そろそろ支払をお願いしたいんですけどねぇ。」
「いまの状況見てそんな事が言えるのかッ?」
ギルド長まで出張ってきて事情聴取という尋問を受けている俺。
仕方ないじゃないか。金が入り用だったんだし常設依頼に掲示されてたんだし。
「とりあえず例の茸以外を精算してくれませんかね。
茸の処遇が決まったら教えてくれれば良いんで。」
「わかったわかった。まったく、どれだけ大事か理解してるのかね…」
殺気立ったギルドを後にして弁当屋に戻る。
「さて、まだ余ってるけど、こいつはオークションにでも出すかねェ…」
ミアー卿との取引やら弁当屋の手伝いやらで暇を潰すこと数日。
これだけ経ったがまだ茸の買い取り価格が提示されていない。
催促に行くかと自分の部屋から出たときにモールニヤ店長君と鉢合わせになった。
「なんかハンターギルドからお客様が見えてますよ?」
何かやらかしたのかという目で俺を見る猫獣人。
軽いやらかしをやったのは事実なので客とやらに会いに行く。
「って、ギルド長じゃないですか。」
「おう。例の茸が厄介事になりそうなんでちと相談をな。」
なんだろう。俺の考えと一致してたら良いけど。
「何です?今度のオークションにでも掛けるんですか?」
「!よくわかったな。」
「面倒事をあやふやにするにはちょうど良いのでね。
預けてる茸は常設依頼に書いてある額を支払ってくれたならそっちで出品していいよ。」
「ん?ということはお前まさか…」
「正解。結構な数を持ってる。これを競売に掛けるから、そっちに預けてる2,3個程度じゃあ太刀打ちできないと思うけど。」
「ハァ…わかった。支払はするから後でギルドに来てくれ。
で、一般人がオークションに出品するには信用状がなければ出せないが…。」
「ミアー卿から貰ってるよ。」
「あのグルメ貴族か…そうなると事務手続きくらいしか売れる恩がないな。」
「ハハッしょうがない。買ってやるよ、その恩。」
「そうか。で。あと何個あるんだ?」
「アホほど。」
「……出すなら大きめのカゴ3つが限度くらいだな。それ以上だと価値が落ちちまう。」
「カゴ3つ?」
「1つは領主…公王への献上品。1つはギルドで買い取り。残りがオークションだ。」
「ふーん。2つ目が気になるけどまあいいだろ。献上の件は信用状貰うときミアー卿に言われてたし。」
そんな感じでオークション出品者として入場できるようになった。
入場料浮いたぜ。
オークションの扱い方は物語によって違うけど、大抵出品者側になってるきがする




