2.状態魔法ってなんなのさ
それにしても状態魔法である。
この世界では新発見だといわれてるのに、何故か状態魔法とすんなりカテゴライズされているのかという点がおかしい。
鑑定魔法ならば存在するので、普通ならば鑑定魔法系列として扱われるべきなんじゃなかろうか。
という疑問を元に現在、国立の図書館に来ている。入館料棒金貨1枚也。地味に高ぇ。
「調べるにしても何から探せば良いのやら…と。」
魔法学というカテゴリがあったので、そこに並んだ本の背を見ていく。
"アホでもわかる魔法の基礎"、"毒蜘蛛召喚されたら蜘蛛女だった件"、"対耐GG用攻撃魔法"、"水魔法による解毒方法"…
どうも書籍のカテゴライズまではしたが、書籍の分布というか、大項目・中項目・小項目みたいな分け方がされていない。
どう見てもライトノベルのタイトルがあるが召喚魔法ということでここにカテゴライズされたんだろう。
あと"耐GG"の1個目のGは重力として、2個目のGってゴで始まるアレか?
わざわざ魔法なんて使わんでも界面活性剤で一発だろうよ、異世界でも。
「さて、こいつら一冊ずつ見てくしかないのか?」
ブツブツ文句言いながら、まとめて鑑定していく。
高い入館料を何度も払うのが嫌だし、いちいち図書館に来るのが面倒だからだ。
いずれにしろ一冊一冊確認していく以外の方法はない。
時間いっぱい鑑定して、図書館を出る。
弁当屋の3階に作った自分の部屋で鑑定した書籍を"仕入れ"で購入して読んでいく。
明らかに不要な書籍は除いているとはいえ200冊はある。
斜め読みでも結構な時間が掛かった。とくに辞書の類い。
やっと項目にたどり着いたと思ったら書いてないのは結構精神にダメージが来る。
それが第何版という感じで何冊もあった。
そして心が折れそうになりながら3日。冊数にして171冊目の本である。
「次は…と。なんだこりゃ。」
"迷い人の生態"。人様を珍獣扱いした本だった。
まあ気分転換には良いかと読み進めると、ある迷い人に目が行った。
「伝説の鑑定士…物だけでなく人の病状や経歴まで鑑定した千里眼。こいつか?」
詳細をみるとビンゴの様だ。
"状態魔法は鑑定魔法と違い、受けた者の状態を使用した者を基準とした数値で表される"
要約するとこうなるらしい。
他にも病気などは病名と深刻度にその対応薬。
花なら開花率・めしべ一本単位での受粉の有無。
鼻なら毛穴・皮脂などしょーもないレベルまで見ようと思えば見れるらしい。
ただし細かく見ようとすればするほど必要魔力が上がってしまうとのことだ。
"レジ台"の鑑定機能では計りきれない情報ならばやはり手に入れるべきだろう。
何度でも言うけどステータス表示って文字数稼げてうらやましい




