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unkな会社に殺されて  作者: 印西牧の原終点
6.唐揚げ狂詩曲
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2.商品棚、展開

モールニヤの報告は俺の想定通りだった。

店舗候補の下見と商売する品目毎の法令、基準などの調査である。


本人曰く「数日しか無かったのでそれくらいしか出来ませんでした」だそうだが

それだけできてれば十分、いや十二分だ。

「それじゃあ、店舗を借りに行くか。」

「待ってください。これが終わったら僕はどうなるんですか。」

「ん?店長として働いてもらうつもりだけど。」

「ハサマさんが店長じゃなくて?」

「俺は商売にあまり向かないからな。勝手知ったる人間がやるべきだろ。」

「そりゃまあ、そうですけど。」

「いいから任せろ。まだまだ仕事はあるんだし、面白い物をまだ見せてないからな。」


納得いかないモールニヤをほっといて商業ギルドで店舗を借りた。

家賃は結構お高めだが、これから始める商売で簡単に元を取れるだろう。



さて、それじゃあモールニヤ店長君に種明かしをしようか。

「モールニヤ、あんたにはこれからここの店長として秘密を明かす。」

"商品棚(シェルフ)"を起動し、各街で鑑定し(パクっ)た特産品を並べる。

「こ、これは…。」

「俺は迷い人でな、こういう能力を持っているんだ。

何でも良いから"商品棚(シェルフ)"から取り出してみな。」

恐る恐るマリューボ産の魚を取る出すモールニヤ店長君。

「?えっ?取ったばかりみたいだ…」

「俺はそれを…」

"商品棚(シェルフ)"の中身をモールニヤが手に取った魚を仕入れて埋める。

「こんな感じで仕入れることが出来る。」

「んなッ!?」

「これを君には売ってもらいたいわけだ。」

そういって"商品棚(シェルフ)"元の陳列状態に戻す。

「もっとも、これを仕入れるのには金目の物が必要なんだが、詳しいことは秘密だ。」

そこまで言って黙りこくってしまったモールニヤ店長君が再起動するまで待つ。


「つまり、扱ったことのある商品であれば何個でも仕入れることが出来るんですね。」

「まあ、そういうことだ。金があればな。」

正確には違うが説明すると長いし、問題にもなるからその認識でいてもらおう。

「俺は全国を旅しながら仕入れを行う。

お前はここ(デッサ)でミアー卿に商品を売り、俺に現金を送る。

これを裏稼業として、表を作るのもアリだ。」

「お貴族様リクエストで商品の入れ替えが発生するときはどうされるんです?」

「俺にリクエストのメモを送ってくれ。現金と同じように送れるはずだ。

そのために"商品棚(シェルフ)"の一画を通信用に使う。

もし表のほうで直接"商品棚(シェルフ)"を出すなら最低限、現金とメモの2マス分は隠す必要があるな。」

「でも、僕が店長なんて…」

「俺がやると言われたとおりにしかやらないから

仕入れにバリエーションが無くなってすぐ潰れるんだよ。」

「でも獣人だし…」

「じゃあパートでも雇え。そのくらいの経費は認めてやるから。」


こんな丸投げしてくれるオーナーがいたらほしい

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