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unkな会社に殺されて  作者: 印西牧の原終点
6.唐揚げ狂詩曲
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1.掲示板

列車が定刻通りデッサに到着した。

俺は当初の計画通り、掲示板に書く…前にまずはカフェを探す。

何処で待つかを決めてないのに待ち合わせなど書けるわけがない。


駅前カフェは3軒あったが平民が待ち合わせに使えるカフェは1軒だけだったので

そこでコーヒーを注文し、待っている間何が出来るかを考える。

まず読書。ほかの客もやっている。

物売り。モグリの商売人が公然と物を売っているので便乗…リスクが大きすぎる。

物書き。才能ないけど暇つぶしには良いかもしれない。


暇つぶしグッズを買って、待ち合わせの書き込みをしにデッサ駅に向かう。

「うっわ、なんだこりゃ。」

同じような目的の人間があまりにも多数いるために

掲示板をはみ出すほどの票が貼られている。


「誰かお探しですか?」

声を掛けてきたのは駅係員の制服を着ている女性だった。

「ああ、待ち合わせを書く方なんだが…最近毎日探しに来る人とかはわかります?」

「いえ、申し訳ないのですが人数が多いので把握しきれない状態です。」

「それもそうか。それで、この掲示板はどのような区分けをされています?」

「新着と依頼者のアルファベット順ですね。新着は3日分までです。」

そう言って掲示板の一画を指したがなるほど。

新着の方が票が剥がされている割合が多いな。

「それで、ご記入はこちらのほうでお願いします。」

と案内されたので記入コーナーへ向かった。

一定のフォーマットで書く様になっているのでそんなに苦ではなかったが

文字の読み書きが出来ない人向けには対応していないようだった。

そういう人は個別で専門の人間を雇うのだそうな。

まとめて読み書きするとはいえ採算合うのだろうか?


ともかく、票を貼り付けてもらって待つことにしよう。

今の俺には合流することが先決だ。



翌日、18時ちょっと前にカフェに行くとモールニヤの方が俺を待っていた。

「よくもまあ一発で見つけたな。」

「そのために孤児を使いましたから。」

「?…どういうことだ?」

「あの掲示板、数が多いでしょう。ですから孤児を雇って働かせるんです。

書く方は出来ませんが読む方は文字を図として見れば良いので

時間は掛かりますが文字が読めなくても問題はないんですよ。」

こいつ、やはり現地の商売人として優秀だ。

「金は足りたのか?」

「だいぶ余裕を持って。」

そういって金の入った鞄を返してもらう。

「そんじゃ報告を受けようか。」


記号としてでもアルファベットを覚える→読み書きが出来るようになる

ので孤児に限らず一般家庭でも子供のバイト感覚で行われている感じ

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