6.書類選考
商業ギルドで海産物の仕入れに良い街は何処かと尋ね、
帰ってきた答えは南にある交易都市マリューボという街だった。
行商をやると決めたんだから行商らしいこともしないと、というわけで
山の幸たる山菜を市場で仕入れていく。鑑定で質の良いモノだけを。
屋台は紅蓮狐に引き取られていったので
新しく荷車をカスタム屋に発注。
今度は片面を商品陳列棚とレジ台、もう片方を純水な倉庫にした行商仕様であるが
旅程で火を使えないと困るのでコンロを2口追加した。
原油が出ないので灯油もないが、天然ガスは出るのでガスコンロは存在するのだ。
準備の目途が立ったら傭兵ギルドに行き、護衛を雇う。
そう、今回は三輪バイクがあるので鉄道が使えないのだ。
正確には"倉庫"に入れれば鉄道でも行けるが
多少は行商気分に浸りたいというワガママで陸路を選択したのである。
傭兵を雇う条件として、車両を所持していることを必須条件にした。
護衛対象が三輪バイクで走るので当然の要求であり、
この時点で金のない低級は除外される。
それでも数組の応募があるというのだから傭兵業界はどれだけ買い手市場なんだろうか。
応募してきた数組の書類から車両のスペックが足りない組を除外し、
残った3組を見比べる。
ランクはいずれも中・上級で、プランも似たり寄ったりだ。
1組目はマイクロバスタイプの車両で連絡係を護衛対象の車両に常駐、
2組目は軽トラタイプの車両数台で連絡手段は無線機を貸与、
3組目は大型トラックタイプの車両で、こちらの車両を格納するそうだ。
どれも一長一短で悩むな…
異世界もののチートアイテムは大体すでに出回っている世界なのです
おかげで異世界感が無い。




