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女王の部屋

長いものには巻かれろ第五十八話

「馴染みだよ、昔の」


 横を歩くボニーさんが言う。


「なんかされたんですか?」


 ボクが聞くと、ボニーさんは苦虫をかみ潰したような顔をした。


「あの野郎、さんざんツケといて逃げやがったのさ。上がりだけ取られて大損だわさ」

「上がり?」

「娼館ってのはね、部屋を貸してるって(てい)なんだよ」

「あー……場所代みたいな?」

「そういうこと」



 しかしモッドさんは想像以上にダメ人間らしい。


「用心棒はなんでクビに?」

「店の酒ちょろまかしやがった。しかも高いやつばっかり。だから言ったんだよあたしは。ろくでもない男だってさ」


 もう駄目だろあいつ。

 その駄目男は痛くて歩けないとか泣き言をいうので物置みたいなところに置いてきた。なんかジャガイモみたいのがあったから食料庫かもしれない。馴染みのある痛みに共感はあれど、役に立たないことこの上ない。


「魔法でタマキンを十個くらいにしましょうか」

「なんだいそれ」

「十回潰せる」

「あっはは! そいつはいいね、そうしとくれよ」


 ボニーさんがカラカラと笑う。


 3階は客など通さないのだろう、絢爛豪華な下階とはうってかわり、灯りも少なく質素なものだった。いくつかある扉の向こうから、衣擦れのような若い女性の声が聞こえる。おそらくこの階が娼婦たちの居住スペースなのだろう。


「この奥だよ」


 突き当りに両開きの扉があり、そこから光が漏れていた。

 あれ、なんだろう。背筋がピリピリする。魔法センサーだろうか。違うな、単純に雰囲気がボス部屋っぽいんだ。なんか強敵が待っていそう。

 コンコンとノックをすると、部屋の中から「お入り」とけだる気な声がした。


「お邪魔しまーす……」


 帽子を胸に抱きながら部屋に入ると、途端に主人と目が合った。

 真っ赤なソファに足を組んで座った女性が、煙管を片手にボクを待ち構えていた。

 想像していたより随分若く見える。ローザさんとたいして変わらないのではないか。


「アンタが噂のエルフさん? ふーん」


 ふーっと煙を吐き出しながらゆっくり足を組み替える。

 氷の微笑のシャロンストーンか。


「アンタ稼げるよ。ここで働く気は?」

「あいにく働いたら負けだと思ってるんで」

「あらそう。ざんねん」


 そう言うと主人はすっと立ち上がって、ソファの向こうへ歩いていく。

 なんというか、たち振る舞いが違う。一挙一投足が妖艶に、多分そう見えるように動いている。

 黒く長い髪はビアンカを思い出すが、アレの髪がゾロゾロした雰囲気そのものだとしたら、女主人の黒髪は、あれはきっと擬態のようなものだ、とそう思った。それが証拠に、体を這う髪とひとつながりに見えるなめらかな黒いドレスは、体の線に張り付くように地面へ流れて、その深いスリットから覗く白い足が別の生き物のようではないか。

 彼女の右頬には大きな傷があった。だから、それでなんとかボクは彼女のことを深海魚の疑似餌のように感じている。

 つまり、それさえなければ、ボクはどうにかして捕食されている。


「突っ立ってないでおすわんなさいな」

「え、あ。すいません見とれてました」

「おやまぁ、なにか面白いもんでもあったかねぇ」


 わかっていても、ボクは大きな生き物の口の中にいるみたいな気分になった。

 豪奢な部屋も女主人の身のこなしも、灯も、漂う香りまで、ここに来た者は何者であっても食い殺すための小道具なのだ。


「飲める?」

「え、あはい。いけます」


 ずいぶんフカフカなソファの上で縮こまるボクの前に、女主人がグラスを置く。

 黒髪が目の前でなめらかに滑り落ちて、なんだかとてもいい匂いがした。


「ローザんとこにいるんだって?」

「あ、はい。そっす」

「あの娘、元気?」

「はい。あ、風邪ひいてました」

「あら。流行ってるから気をつけないとねぇ。あの娘とは同郷なんだ」


 それから女主人は、ボクなんかにはとても真似できそうもない滑らかな関節の動かし方でゆっくり戻っていって、真っ赤なソファに深く座った。


「お知り合いなんですか?」


 女主人は答えるかわりに、煙管で煙草盆の縁を叩いた。カン、と高い音がなり、ボクは体が一瞬硬直する。


「で?」


 と、女主人に言われて、ボクはハッとした。

 ボクは招かれた客でなく、乗り込んだ部外者だった。もてなされに来たわけではないし、女主人もその気はない。


「あの、名乗り遅れました、ボクはエルフのマーライクといいます。今日はお時間を作っていただき、ありがとうございます」


 軽く頭を下げる。


「噂のエルフに会ってみたかっただけさ」


 女主人はそう言いながら煙管に火をつける。

 モッドさんに彼女の名前を聞いておくんだった。というか教えておけ。マジで役に立たねぇなあいつ。


「実は、ご主人にお話したいことがございまして」


 女主人は外を見ている。髪に隠れて表情は見えない。


「経緯は省きますが、ボクが面倒を見ているエリカという少女が、こちらの娼館で働いていたと」

「ありふれた名前だねぇ。ここの娘はみんな覚えてるんだけど。それで?」

「彼女は、マルコとガッシュという借金とりに騙されてここで働かされて、お金を全部巻き上げられていました」


 女主人がまたふーっと煙を吐く。


「そりゃ同情するけど。うちになんの関係があるんだい」


 そうなのだ。

 ここまではこちらの事情であって、娼館には全く関係のない話なのだ。


「彼女は十四です」

「おやまぁ」


 この街では娼館で働くのに年齢の制限がある。

 わかっている。これは不正の告発だ。むしろ脅迫に近い。

 だからボクは緊張しているのだ。

 女主人が煙管を煙草盆に放り投げて正面からボクを見る。


「アタシはね、この店を体ひとつでここまで育てたんだ。ここで働いてる娘達だってお腹を痛めて産んだも同然さ。誇りも責任もあるんだよ。わかるかい?」

「はい」

「あんたは今、そいつにケチをつけてるんだよ」

「はい」

「なら当然、それなりの覚悟してんだろうね」

「……」


 してないですごめんなさいどうしよう怖いめちゃくちゃ怖いじゃん美人に睨まれるのほんと苦手モッドどこ行ってんだよあいつマジでいい加減にしろよオシッコチビリそう怖い。

 ノリで来るんじゃなかった。ボクどうなるんだろう。ここで働かされるのかな。エリカもまんざらではなかったようなので悪いことでもないかもしれない。うん、やだな。ボクの貞操はミューズに捧げると決めてんだ。だいたいメンタリティが弱いのにホスピタリティがあるはずないので向いてるとも思わない。

 女主人は、まるで遠くの犬の喧嘩でも見てるみたいな、まあまあ冷たい目でボクのことをじっと見ていた。

 ボクの出方を待っているのだったら優しい方であるが、果たしてどうであろうか。

 一方、ボクといえば、必死で頭を巡らせているが、持っている情報が少なすぎて、どう考えてもアホである。

 もうだめだ、土下座しよう。


「……ぶふっ」


 真顔だった女主人が突然吹き出した。


「にゃはははは」


 そしてお腹を抱えて笑い出した。ハイヒールが脱げるのも構わずバタバタと足を跳ね上げてている。

 発作か?


「にゃははは。あー面白い」

「あの、大丈夫ですか」


 女主人が苦しそうに息をしながら涙を拭う。

 切れ長でタレ目の優しげな目だった。


「ごめんごめん。だってマリーさん、はじめっからずっとカチコチなんだもん。からかいがいがあるわぁ」

「からかい……」


 どうやら先程の威圧感は冗談だったらしい。いや、冗談じゃすまないほどの圧力だったが。ボクは危うく圧死するところだったぞふざけんな。


「ごめんねぇ」

「大丈夫です、ちょっとチビリそうになっただけです」

「そりゃ大変だ。にゃはははは」


 女主人が裸足をタトタト鳴らしながらボクの横に来て、どさっと座った。そのままボクの腕をぐっと抱きしめて、いかにも楽しそうに「にゃは」と大きな口で笑う。

 彼女のイメージが得体のしれない深海魚からボルゾイ犬に変わった。


「それでぇ、マリーさんはどうしたいの?」


 どうも転がされてる気がするが、とりあえず言うだけ言ってみようか。


「エリカが働いていただけ貰えれば」

「お金だけでいいのぉ?」


 精神的補償の概念がこの世界にあるかはわからないが、エリカの無念は両親の死から始まった生活の変容なので、女主人が介入するものはない。


「いいと思います」

「そうなの。んーでもねぇ、そのエリカちゃんがここで働いてたってどうやって証明するのぉ?」

「え、あ、そうか……」


 こちらの一方的な言い分だけで話は進められないだろう。


「台帳とにらめっこするのもやぶさかじゃないよ、アタシだって可愛そうな女の子は放っておけないもん」

「見せてもらえませんか」

「んー、いいよぅ……ボニー!」


 女主人が声を張り上げると、扉の向こうでドタンバタンと音がした。どうやらボニーさんが聞き耳を立てていたらしい。


「ねぇマリーさんおっぱい触っていい?」

「……お手やわらかに」


 幸いなことに、すぐに大きな台帳をいくつも抱えた女性がひとりやってきた。ボニーさんと同じような格好をしているがエプロンをしていないのでメイドではないようだ。


「この娘は金庫番のシャロンっての。頭いいんだよぉ」

「……どうも」


 シャロンさんはピンと背筋を伸ばしたままボクを見下ろした。

 ずいぶん真面目そうなかわりに、あまり愛想が良くないらしい。


「こっちが女の子の名前が全部載ってるやつ。こっちは今月の客の数と稼ぎ。こっちは……なんだっけシャロン」

「会員名簿です」


 テーブルの上に広げた台帳を指差して女主人が言う。

 会員名簿は余計だな、スケベなおじさんの名前に興味はない。

 従業員名簿を開く。


「あった、エリカ」

「その子は違うねぇ、昔っからいる娘だよ」


 よく見ると出身なども併記してある。

 身元引受人の欄に並ぶアイリーンというのはもしかすると……


「アイリーン?」

「はーい」


 案の定、女主人が手を上げて返事した。


「身寄りのない子はアタシが親になるんだ、あと借金の形にされた子もアタシが肩代わりしたってことになるね……一応誰から借りてたかも書いてあるよ。ほら」


 貸元の欄にはマルコやガッシュの名前はなかった。


「アイリーンさん、この中に知らない名前はありますか?」

「ないよぉ、みーんな知ってる」


 ふと、偽名を使っていた可能性を考えた。


「もちろん仕事用の名前使ってる娘もいるよねぇ」


 思考を見透かすように言ったアイリーンさんは、相変わらずボクの腕にしがみついてニコニコしている。

 売上台帳を手にとって開く。

 売上から個人の取り分、店の利益、税はもちろん、酒代、衣装代までしっかり書き込まれている。とてもわかりやすい。


「なにか気になるところはあった? マリーさん」


 わかったことといえば、料金は基本的にツケ払で、月末にまとめて入金があるということと、それがなかなかとんでもねぇ額であることだ。


「えーと、ローザさんのとこのより百倍丁寧で驚いてます」

「にゃっはは、あの娘こういうの苦手だもんね。うちのシャロンは優秀だろ」


 うちの優秀なエリカもできそうだが。


「お店でのお金のやり取りはすべてここに書かれていますか?」

「そりゃそのはずだよ、ねえシャロン?」


 直立不動のシャロンさんは小さく「はい」と返事した。

 だとすると娼館を介さない金銭のやり取りがあったということになる。と考えてゾッとした。このままだとボクはここで、孤立無援のまま不正の告発をしなければいけない。いや、そう誘導されている。

 なぜ?


「マリーさんが考えてること、当ててあげようか」


 アイリーンさんは相変わらず人懐っこいキャバ嬢の演技を続けている。

 この人は何を考えているんだ。


「おーうやってるか」


 そう言って扉を勢いよく開けたのはモッドさんだった。

 やってるか、じゃないんだよ。やられかけてんだよこっちは。


「あら懐かしい顔じゃないさ」

「よう、アイリーン。傷顔(スカーフェイス)


 そう呼ばれたアイリーンさんは、ガバッと立ち上がって転がったハイヒールを持ち上げると、思いっきりモッドさんに投げつけた。高級そうなヒールなのでもったいない、言ってくれれば小石でもアツアツおでんでも出すのに。


「ろくでなしの野良犬! 次その名で呼んだら刺すよ!」

「へっ、おっかねぇ」


 残念ながらヒールをひらりと避けたモッドさんが、マントの裾から紙の束を取り出しテーブルの上に投げた。

 不動のシャロンさんが途端にその上に覆いかぶさる。


「おやまぁシャロン、どうしたの? そんなに慌てて」

「……」


 女主人に問われたシャロンさんは、テーブルに突っ伏したまま答えない。

 ただ、小刻みに震えていた。


「モッドさん、何を持ってきたの?」


 ボクはあっけにとられてたずねた。


「別に。ちょっとその金庫番の部屋改めたらあったんだよ。数字ばっかでなにが書いてんのか俺にはさっぱりわからねぇ」


 モッドさんがとぼけて言う。

 アンタひとりで何やってんだ。後で話を聞かせてもらうぞ。


「シャロン、そいつをアタシに見せてくれないかい」


 猫なで声でアイリーンさんが言うと、シャロンさんがゆっくり体を避けた。顔が真っ青だ。


「家計簿、じゃなさそうだねぇ」


 ペラペラと紙束をめくっていたアイリーンさんが、その中の一枚をボクに手渡す。


「几帳面が裏目に出たな」


 横から覗き込んだモッドさんが言う。

 そこにははっきりとエリカの名前があった。


「エリカ・ハーディ……エリカって苗字ハーディっていうんだ」

「なんだおめぇ知らなかったのかよ」


 その横には「取り立て屋マルコ」の名が、更に「収入」と書いた欄があり、エリカの稼ぎをそれぞれ等分していた。

 裏帳簿だ。


「ねえシャロン、この金どうしてるんだい」


 アイリーンさんが問う。


「……暖炉の、横の裂け目に……レンガが外れて、その中に――」

「ボニー!」


 シャロンさんが言い終わらないうちにアイリーンさんが叫ぶ。

 扉の裏で再びバタバタと足音がした。


「アイリーンさん。この紙に書いてあるのは」

「マリーさん、すまないけど少し待っとくれ」


 アイリーンさんは変わらずふわっとした雰囲気をまとっているが、身内に裏切られたのだ、心中穏やかではあるまい。モッドさんに視線を送ると、口をへの字にして肩をすくめられた。部外者は黙っていたほうが良さそうだ。

 しばらくシャロンさんが鼻をすする音を聞きながら、気まずい時間が過ぎていった。


「ねぇさん! アイリーンねぇさんありましたよ! ほらこんなに!」


 しばらく待っていると、またまたバタバタと走ってきたボニーさんが、重そうな袋を五つも持って来た。

 アイリーンさんがそのうちひとつを手に取って、シャロンさんの胸に押し付けた。


「これ持って田舎にかえんな。アタシの目が黒いうちはこの街に近づくんじゃないよ」


 シャロンさんは袋を受け取ると、わっと泣き出して座り込んでしまった。


「ボニー、送ってやんな」


 ボニーさんに支えられてシャロンさんが部屋を出ていくと、再び部屋が静かになった。

 ボクと目のあったモッドさんがコクリと頷く。


「あの、アイリーンさん」


 ボクが一歩近づくと、アイリーンさんがガバっと抱きついてきた。


「えーんマリーさーん!」

「え、ちょ」


 こんどはなんだ、変わり身の激しさについていけないぞ。


「マリーさーん! 身内に裏切られちゃったよー! ずっと面倒見てて信用だってしてたんだよー!」


 アイリーンさんが切れ長の目からポロポロ涙を流す。

 えっとどうしよう、頭なでとこう。


「お金ひと袋渡しちゃったよー! ごめんねー!」

「あ、それは別にいいです」

「ぐすん、いいの?」

「その代わり、シャロンさんがこれ以上ひどい目にあったりしないようにしてください」


 アイリーンさんが目元を拭いながら驚いた顔をする。


「マリーさんだって身内を騙されてたんだよ? あの子の心配してくれんの?」

「目標は達成したっぽいので。あとどうあれ知ってる人が不幸になるのは気持ちの良いものではないので」

「マリーさんあんた人が良すぎるよ」


 最後には呆れられてしまった。


「よくないよ、足りない分はアタシがそろえるから。ね?」

「そうだぜマリー、こういうのはしっかりしとかねぇと」


 そう言いながらモッドさんが、ボクの前に置かれたグラスを手に取った。


「なんだよ茶じゃねぇか」

「こんな時間から飲むわけないだろアンタじゃないんだから」


 それお茶だったのか。

 さてどうしよう。今ボクはアイリーンさんに金額以上の貸しがある状態だ。

 うーん、あ、いいこと考えた。


「なら、アイリーンさん。エリカを金庫番として雇ってもらうというのはだめでしょうか」


 アイリーンさんが今度はガバっと飛び退いた。


「ちょちょちょ待っとくれよ、さすがに予想外だよマリーさん」

「それは俺もどうかと思うぜぇ?」


 お酒を探し回ってるモッドさんが納戸を勝手に開けながら意見する。


「素性はボクが保証します」

「そういうことじゃないんだけどねぇ」


 大きな目を白黒させるアイリーンさんは、長い髪をかきあげて大きく息を吸った。

 そして、それで考えをまとめてしまったらしい。やっぱり恐ろしく頭の回転の早い人なんだろう。


「エリカって娘は“これ”ができるのかねぇ」


 落ち着いたアイリーンさんが帳簿を指さす。


「たぶんできます。できなくてもすぐ覚えます」

「……わかったよぉ。でも一応面通しはさせてよ。あと、悪いけどこの金も一応改めさせとくれ。今度こそちゃんとしないといけないもんねぇ」


 まぁそりゃそうだろう。

 というか金の詰まった袋ぶら下げて帰ったら、またエリカの魂が飛び出る。


「アイリーンさんひとつ聞いていいですか?」

「ん? なんだい?」

「どうしてボクのこと“マリー”って呼んだんですか。ボクはマーライクって名乗ったのに」


 一瞬だけアイリーンさんと見つめ合った。

 タレ目がキラリと光った気がした。


「にゃはは、そうだっけ? 忘れちゃったにゃあ?」


 黒髪の女主人が大きな口をニッと開いて笑った。

 ボクは最後までこの人のことがよくわからなかった。

腹のさぐりあいが書けないので大体のキャラクターを素直に書いている。アイリーンのような性格のキャラクターは鬼門。面白いので再利用したい。

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全部話はついてたってことか。知らぬは面白エルフのみか?
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