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【書籍化】元貧乏エルフの錬金術調薬店(web版)  作者: 滝川 海老郎
錬金術調薬店:アフターストーリー

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73 お花見

「もう立派な葉桜ですねぇ」

「緑が綺麗です。ミレーユ先生」

「そうだねぇ」


 三人で街中に植えてあるサクラの大木を眺めている。


「お花見楽しかったですもんね」

「そうだったね」

「うんうん」



  ◇


 ダイエットとかをする少し前のこと。


「ミレーユさん、次の日曜日、お花見しましょう。ちょうど満開ですよ、満開」

「そうだねぇ。そんな時期だ。この前、ツクシ採ったもんね」

「そうなんですよぉ」


 マリーちゃんにせかされたので、せっかくだし王都のお花見も見てみたい。

 この前はまだつぼみだったけど、木がたくさん植えられていて、きっとあれが咲いたら最高だと思うよね。


「じゃあ、お料理みんなでして持っていきましょう」

「うんっ」

「はーい」


 シャロちゃんもいい返事だ。



 当日、日曜日。

 午前中のうちに雑用を済ませて、お昼ご飯を準備していく。


「サンドイッチいっぱい持っていきますね」

「うんうん。じゃあ私は唐揚げ作りまーす」

「やったぁ」


 みんなお肉も食べる私たちは肉食女子。


 ランチバッグをマジックバッグに入れてみんなでルンルン気分で植物園へと向かった。


「わわ、人いっぱい」

「ですねぇ」


 シャロちゃんとマリーちゃんが呆れている。

 でも、開いてる場所はぼちぼちとあるので、木々の間を歩きながら、場所を探す。


「サクラ、綺麗だねぇ」

「うんっ、そうだね二人とも」

「本当ですぅ!」


 みんなでニコニコしながら通りを歩いていく。


「お、ここ空いてる」

「お邪魔しますー」


 他にも男性パーティーとかに声を掛けられたりもしたけど、ご遠慮をした。

 私たち、まだ二十歳前だから、お酒とかは遠慮したいんだよね。


「それでは、サイダーで乾杯!」

「乾杯!」


 この日のためにジンジャエールじゃなくて普通のサイダーをご用意しました。

 お砂糖入りでちょっと甘めにしてありますぞ。


「美味しいよぉ! ミレーユさん」

「しゅわしゅわします」


 アワアワだからねぇ。

 微炭酸がちょうどいい感じに喉を潤してくれる。


「もぐもぐ! サンドイッチも美味しい!」


 これは私。卵とマヨネーズの和えたものが挟んであって美味しい。

 ちょっぴり干し肉を砕いたものが卵に入っていて、アクセントでちょうどいい塩加減だ。


「唐揚げ! 唐揚げですよ! 先生!!」

「あ、うん。シャロちゃん」


 三人で唐揚げもいただく。

 もぐもぐもぐ。

 今日はニワトリの唐揚げだ。魔物肉とかも広く使われているけど、やっぱりスタンダードのニワトリの唐揚げが一番好きかもしれない。

 あとはほとんど食べたことがないワイバーンの唐揚げとかかな、美味しいといえば。


「お兄ちゃん、ワイバーンの唐揚げとか持ってきてくれないかな」

「あぁミレーユさんのお兄さん、村で今頃なにしてるんでしょうねぇ」

「たまには会いに来てほしいですよね、先生」

「うん」


 あんなお兄ちゃんでも、やっぱりいると心強いんだよね。

 秋にまた来てくれるはずだ。


「さーくーらー、ちーるー」

「あはは」


 ポムも合わせて横でポンポンと跳ねる。


 みんなでサイダー飲んで、食べて、歌って。

 お花見も楽しんだ!


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