勝負
作者、大残業の影響で今回は短い更新となっております。
「それではただいまより、ギャンブルキング悪魔派のバロン明石と、キューティープリンセス南野緋影による、ルーレット三本勝負をおこないますわ!」
セレモニー開始の宣言はカジノのオーナーが行ったが、フランス語だったので出雲鏡花が通訳してくれた。
「はい! 質問です!」
緋影がシュタッと挙手した。
「る~れっとのルールを教えてください!」
「知らんかったんかいっ!」
緋影の扱いになれてる俺は、即座にツッコむことができたが、観客の大半はガクリとズッコケていた。
「それでは緋影さまに合わせて、簡単なルールでゲームしましょう」
ズッコケなかった一人、出雲鏡花の提案で、赤か黒かを当てる形式。それを三本勝負で二本先取した者が勝者となる。
そこにバロン明石が口をはさんだ。
「当然のように、ゲームをロストしたら脱ぐ!」
「うるさいですわよ、男爵」
「二度負けたら全裸!」
「その勝負、受けました!」
「何おっしゃってますの、緋影さまっ!」
「負けたら脱いでくださいねっ、お兄さまっ!」
「俺かよっ!」
「あぁっ! お兄さまは妹の肌を賭けようとするのですね!」
「賭けようとしてんの、お前じゃん」
またもバロンが口を出す。
「野郎の肌より、乙女の肌の方がトロフィー(戦利品)に相応しいと思うがね」
「黙れロリコン」
「その戦利品は、わたくしすでに………ねぇ、緋影さま?」
「いやですよ、鏡花さん。こんなところで」
お前たちに何があった?
とまあ、かなりスキャンダラスな発言もあったが、勝負の幕は上がった。




