第十話とんでもない求人でとんでもない人材発掘
とりあえず試しにということで炊飯器と精米機を売ることになった。ただその前に…
「牛を買いたい。他に種があるかどうか調べたい…」
やりたいことが、やりたいことが多過ぎる!後夏あるのかどうかも知りたい!ふと牧場内にある家を調べることになった。先に調べろってはは、無理。
「お風呂まである、キッチンまである、倉庫もある。いたり尽くせり。」
「というか何処から家畜を購入してるんだ。」
「私に聞かれましても。」
家畜項目と作物の種項目を見ていると果物の木が置かれていた。ふむふむ。果物かぁ。
「こっちは果物って珍しいことないんですか?」
「アナザーワールドは基本的に果物は手に入る。買おうと思えば買える値段だ。」
なら出荷しても問題ないのでは?と思っていると出荷項目が出現した。早く出てきてくれない?と思っていたら実績が出てきた。《やっと気がついたか愚民》って何?何処から見てるの?
「種と木の苗を購入っと。お。」
ポンって出てきた。便利。ダンボールを抱えて畑に植えようとしたらシロさんが待ったをかけてきた。何故に?
「何処から入手した。」
「分かりません。」
「なのに植えるのかよ。」
動かないと何も出来ないのでと言ったら確かにそうだがと頭を抑えていた。種植えか楽しみじゃのうとウキウキするマスカお爺さんとルカちゃん。シロさんは何かを決意した顔で求人募集して欲しいと頼まれてしまった。いやまだお金に余裕があるからいいですけど…
「そういえばマスカお爺さんとルカちゃんは契約金は金貨3枚でいいんですか?」
「毎月振り込んでくれるだけいいわい。」
「金貨も大金〜。」
まあ確かにそうですけども。この世界で果物を出荷出来るし問題ないか!と思いながら求人募集を見る。2人組の男たち?シロさんはこいつらにしろと煩いので戦闘面に強いと書いてある。雇ってみると求人で来た2人がやってきた。
「お、ここか?よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
「…シロてめぇ居たのか。」
えー、右からフツメンと冷静銀髪ポニテ美形の若い男性2人組です。誰なのと思っていたらシロさんがんの知り合いだそうで。待って?
「なんでシロさんの知り合いばかり?」
「管理し切れるか。」
「管理される前提?」
「ガハハ!ギンとライか!」
「久しぶりぃ〜。」
「マスカ爺さんじゃねぇか。」
「てめぇらも来てたのか。」
「まあのぅ!」
「あ、あのー…お知り合いで?」
「この銀髪がギン、茶髪なのがライじゃ。」
「雇い主よろしくな!」
「ふん。」
「ギンはいつも通りだから気にすんなよ。」
何だか個性的な求人募集だなぁと思っていても仕方ないので得意分野を聞くことに。得意分野は?と聞くと…
「戦闘だな!」
「…戦闘。」
「アッハイ。」
「ギンは大鎌、ライは拳で戦う。」
「殴ることなら任せてくれ!」
「任せたくありませんが?」
「こいつは考えなしだあまり表に出すな。」
「酷くねぇかギン?!」
「事実だろうが。」
え、この2人大丈夫なの?と不安になってきた。どうみてもギンさんが問題児っぽいし。そういえばルルイエ国出身って?
「ギンの事だ。あの国は孤児が多い事で有名だからな。」
「キキタクナカッタ。」
「黒い噂が絶えん国じゃからのぅ。」
「改造よく聞くぅ。」
「はん、あの国ならやりかねん。」
「仮にも母国だろうが。仮にも。」
「あの国を母国だとは思いたくねぇな。」
あ、荒れてらっしゃる。ふとライさんを見るとまあいつもの事だからなぁと呟いていた。呟いてる場合ですかね?!
「てめぇ最近どうだ。」
「はぁ?てめぇに教えるギリねぇだろうが。」
「オレに負けるくせによく言う。」
「……あ"?」
「喧嘩はやめろよ?」
「「チッ。」」
「あ、あの…」
「シロとギンの2人は仲が悪くてのぅ。どっちかが話しかけたらいつもこうじゃ。」
「喧嘩ばっかぁ。」
「ギン、賠償金支払うのオレなんだからなぁ?!」
おっとライさんは苦労人と見た。うむむ、こうして見てみると男ばかりだ。流石に…あ。なんかポチッちゃった。
「あの見ずに求人押して…」
「何してんだ雇い主?!」
何やってんだ私?!椅子があるよいしょっとという感覚で押してしまった?!危機感どこいった?!断るのはむ…あれ?この求人女の子?しかも私と同い年だ?!
「ふー…良かった。」
「おいそれ。」
「…あの引きこもりか。」
「ゲーム良くしてる人だぁ。」
……え、この世界にゲームあるのと聞く前に転ぶ音がした。振り向くとそこに居たのは同い年くらいの髪が長くて前髪が見えない女の人だった。
「あ、あの…よろしく、おねがい、しまふ?!」
「おい来たのかアンタ。」
「ななななんで居るんで?!わ、わわわうちを食べても美味しくないですよ?!あとゲーム何処?!」
「どんな求人みたらそうなるんだ。」
「ひぇぇ美形ばかり…」
「あ、あの…ゲーム好きなんですか?」
「は、はい!大好きです!」
「ゲーム見つけませんか?私もしたいんで。」
「な?!ふ、ふひひ。同志でしたか。わ、私、同志を見つけたのは、は、初めて。」
ゲームがしたくてここの求人に募集したんだなと思っていたらシロさんが呆れていた…え、なんで?と思っていたら。
「……なぁ雇い主。アンタ、とんでもねぇ人材引き当てたの分かってねぇだろ。このココナは天才中の天才だ。」
「へ。」
「主な得意分野は研究。研究に関してはとある野郎と一二を争うまでの天才っぷりだ。まああの野郎は嫌がらせの天才でもあるが…」
「…あ、あの。」
「ゲームもしたいけど何か作って見たかったんだよね。うちならこれを作って…ムフフ。」
だ、ダメだ自分の世界に入っちゃってる?!というか今日一日でとんでもない人材引き当てない?!
一気に出したけどもまだまだキャラのストックはありますよお客さん。




