3話 異世界への第一歩
気が付くと、森の中だった。
日は出ていて、真上に上がっているようだ。
神様去り際にステータスがと言っていたな。
声に出せばいいのかな?
「ステータス」
小声でそういうと、目の前に文字が浮かび上がった。
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名前:カワダ・ミズキ
性別:男
年齢:25
称号:なし
HP:10
MP:10
スキル:水魔法
水インベントリ
水鑑定
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なるほど、HP・MPが高いか低いかは分からないが、
とりあえずチート能力をスキルとしてゲットできたようだ。
……試してみるか。
腰に手を当て、右手を突き出した。
「水魔法!」
そう言うと、右手から手のひら大の水が出て、ボタッと落ちた。
「おおおー!!! 魔法だ!!! 魔法だっ!!!」
MPはどうなったかな。
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MP: 9
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水を出すだけで1減少するようだ。
もっと魔法を試したいが次のスキルだ。
「水インベントリ」
落ちた水が消えた。おー。
目の前に文字が浮かび上がる。
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水1Lを収納しました
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どこに収納されたのだろうか。よく分からないが、出してみよう。
「水インベントリ」
水がバシャっと全部落ちた。
次のスキルだ。
「水鑑定」
落ちた水を見る。
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水:状態きれい。飲める。
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なるほど、水魔法で出した水は飲めるようだ。
確認して水を水インベントリにしまう。
一通り、神様から頂いたスキルは使えるようだ。
確認も済んだし、街に向けて移動しよう。
5分ほど歩きまわると人が行き来する道を見つけた。まずは、街道に出る。
歩いている人に聞いてみる。
「すみません。近くの町はどう行けばいいですか。」
「アルサに行くには、北に進めば歩いて30分ほどで着くよ」
とのことだったので、てくてく歩いていく。
途中で歩行者や馬車にすれ違ったりしたが、特に問題なし。
様子を見ていると、黒髪黒目は今のところ会わないが、
服装に関しては神様が変えてくれていたので、同じである。
ムーミンに出てくるスナフキンみたいな感じの服だ。
このおかげで肌寒い気温にも耐えられている。
しばらく歩くと、街の外壁が見えた。非常に立派な石造りで高さもある。
この様子だと、城もあるかも知れない。
この世界の王族、貴族はどんな様子だろうか。
圧政をしいて、理不尽な搾取をしていなければいいのだが。
城門に着いたので、入場の列に並ぶ。
私の番が来た。
「身分証は?」
門番の男に言われて気づいた。やべー、何もないぞ。
「すみません、身分証を紛失してしまったようで、持っていないんです」
「そうか、魔水晶で犯罪歴がないかなど確認するからこちらへ来なさい」
門番の迫力に押され、言われるままについていくと、部屋に通された。
中央には机があり、占い師が使うような水晶がおいてある。
「これに触って、色が変わらなければ問題ない。
さあ、手を置いてくれ」
自分の身にやましいことは何もないので、素直に応じて手を置いた。
すると、無色透明だった水晶が白一色に染まったではないか。
え、これやばい? 何もしてないのに捕まって犯罪者ルートですか?
隣の門番の男を見ると、目を見開いている。
「すまない、君は【まれびと】だったんだね」




