2ー8手紙
ワイバーンを倒してから1ヶ月が経った。
アルクは今まで通り学院で授業を受けたり護衛対象のシエラの様子を聞いたがグラルがあれから来ていないらしい。
まぁ、平和になったと言うことだ。
「なぁアルク。闘技大会はどうするんだ?」
とグラウスが聞いてきた。
「ああ、そういえばあったな。」
「おいおい、前も言ったぞ。まぁ、良いや。どうする?」
「どうするって?」
「だから闘技大会一人で出るか、グループで出るかだ」
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闘技大会
それはスキンティア学院の祭りでもあり力試しの舞台でもある。生徒の参加は自由だが、参加すればそれだけで成績が上がり、更に勝ち進めば王国の騎士団の目に留まることがある。
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「出ないと言う選択肢はないのか?」
「あるっちゃあるけど成績が下がる」
「出るか。」
アルクは学院に編入してから勉強などやってきたがなかなか上手くいかず、成績が中の下にある。
「まじか。俺も一人で出るんだ。」
「じゃあもしかすると当たるかもな」
「なんの話をしてるの?」
「ん、フローランス。いや闘技大会一人で出るかどうかだ。お前はどうするの?」
「私は、一人で出る。その方が自分の実力が引き出せるから」
と何気ない話をしていると、
「おい!あれ聖女シエラじゃないか?」
と声が聞こえた。
「ここにアルクさんはいますか?」
シエラの声が聞こえたので返事をするとシエラがこっちに向かってきた。
「どうしたんだ?」
遠くから妬ましい視線を無視しシエラに声をかけた
「いや、実は闘技大会でお父様も来るらしいんです」
「お父様って王様?」
「はい」
「なんで?」
「実は私には一つ上に姉と兄がいてその二人も闘技大会に出るのでおそらく観戦に」
「ふーん。俺になんか関係ある?」
「それがお父様から手紙が来て内容にこんなことが」
とシエラから手紙を渡された
内容は簡単に纏めると闘技大会を見に行くけどおそらく観戦客に刺客が紛れ込むから護衛を多くするために身に来ると言うことだ
「そう言う事か。わかった。こっちも警戒しとくから」
「ありがとうございます」
とシエラは教室を出た。
「闘技大会っていつからだ?」
「今から二ヶ月後だから12月だな」
「今からでも特訓しとくか」
「そうだな」
と、アルクたちは学院が終わってから特訓を始めた。
良いタイトルが思いつかんw




