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MoB メタルオブビースト  作者: クロウサ


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5/5

5 トラウマ

「マジかよ…」


 クロノ達の会社ティタノマギアから少し離れた広い平地でクロノとリョクがMoB同士での模擬戦を行った

 結果はリョクの勝利クロノの敗北であった


「本当に人が乗ってると攻撃できないのか…」


「無意識的に攻撃をする時に止めてしまって」


「攻撃できない理由はわかってんのか?」

 

「はい、まだMoBの訓練校に通い始めたばかりの頃のことです」


 リョクが攻撃のできない理由を問うとクロノはその理由を話し始めた


「初めて模擬戦をした時はなんの問題もありませんでした、問題なく模擬戦相手に攻撃でき勝利しました、問題は次の模擬戦でした、前回の模擬戦ではちゃんと機能していたセーフティーモードが機能しなく僕の攻撃は相手の操縦席まで届いてしまった、幸い命に別状はなかったですが相手は、全治6ヶ月の大怪我、それ以来僕は人相手には攻撃ができないんです」


「トラウマが原因ってことか」


「なので僕は新人戦には出れないんです」


「そんなことはないぜクロノ」


 いやいやと首を横に振るリョク


「お前は無意識的に攻撃を止めちまうなら逆の考えだ意識的に攻撃を止めれば良いんだ」


「意識的に…どういう事ですか?」


「セーフティーモードが発動する条件はMoB同士の実戦時MoBが受ける致命的な攻撃があると察知した時だ、つうことはだなシステムにこの攻撃はダメだと勘違いさせれば別に相手に攻撃を与えなくても勝てるって事だ」


「だから意識的に攻撃を止める」


「そういう事だ、俺は動かないでその場にいるから一度試してみろ」


 そして2人はMoBに乗り込み模擬戦を始めた


「行きます…」


 クロノのは震える手に力を込めバハムートを動かした、リョクのゴブリンは、宣言通りその場から動かない


「すんでで止める、すんでで止める!!」


 クロノはすんでのところで攻撃を止めることに全力で集中する


 手に染みる汗を握りながらクロノはバハムートを操りリョクの乗るゴブリンへと突き進む


 そして止めることに全力で集中したクロノの操るバハムートの黒い翼による攻撃がゴブリンのすんでのところで止まる


「完璧じゃねーか」


 結果は見事にセーフティーモードが発動、クロノの勝利である


「まーだが本番は相手が棒立ちで止まってるわけじゃない、次は動きを加えるからな」


 次に行われた模擬戦はゴブリンを動き回らせる


 しかし、そこはバハムートを完璧に操るクロノ、問題なく勝利する


「うっし、次は本気で俺も戦いに行くさっきまでとは難易度が跳ね上がるぞ」


 そして、始まった模擬戦は先ほどまでの2戦とは異なりゴブリンは縦横無尽に動き回る


 クロノの放つ全力の寸止め攻撃に合わせて攻撃を躱わす、クロノが寸止めではなく確実に当てに来ているのなら避けるのは容易ではないが、全力の攻撃の中にある手加減により、リョクは動きを見切り見事にかわしていく


「いいか、クロノ相手の動き今回なら俺の動きをよく見るんだ、操縦士にはそれぞれ動きのクセってもんがある、それをまず見極めろ、お前の動体視力と反射神経ならそれが可能なはずだ」


 アドバイスをしながらクロノの攻撃を交わし、反撃として攻撃を繰り出すリョク


(相手の動きを見極める…)


 クロノはリョクに言われた通りにリョクの動きを注視する

 

「んでもって目極めたら、相手の動きに合わせて攻撃を置くんだ、お前が当たるんじゃなく相手自身に自ら攻撃を当てさせるんだ」


(相手自らに攻撃を当てさせる…)


 何度も攻防を繰り返す中クロノはリョクの操るゴブリンの動きを注視し続ける、なんどかゴブリンの攻撃を見ていると、クロノが放った攻撃を回避し、カウンターで攻撃する際に体を少し右にそらしてから振りかぶるように武器の棍棒を振り下ろすことに気づいた


 クロノの次の攻撃、それを避けたゴブリンは気づいた行動の通り体を右に晒した、クロノは次に来る棍棒の攻撃による導線にリョクに言われた通り攻撃を置いた


 そして、ゴブリンは自らの攻撃の動きを止めることはできずにクロノの置いた攻撃に自ら当たりに行った


「当たった…」


 自分自身で行った結果に驚くクロノ


「よく、俺の動きの癖を見抜いたな、負けたのは悔しいがお前の勝利だ!」


 セーフティーモードが発動し停止している、ゴブリンからリョクがクロノに勝利だと宣言する


「僕が勝った…MoB同士の模擬戦で勝てなかった僕が…」


 昔の事故以来一度も模擬戦で勝てていなかったクロノは自分の勝利を噛み締める


「ありがとうございます!!」


 その感謝の言葉はMoBの機体を突き抜けてくるかのようにリョクに伝わる喜びを感じた


            ◯


 模擬戦が終わった2人はMoBから降りて、休憩をしていた


「よくやった、クロノこれでお前はもう戦えないとは言わないな」


「はい、リョクさん、全力で戦えるってわけじゃないですけど、人とも戦えるって自信はつきました」


「そりゃいいこった、だが一つ言っとくがお前はトラウマを克服した訳じゃない、突然お前とバハムートに対等に戦える奴がいたら勝つのは難しいというかほぼ勝てない、まぁ、だけどそんな相手そうそうに新人でいるわけがない、そもそも俺に手加減して勝てる時点でお前は上澄中の上澄だ、だから新人戦しっかりと勝ち進めよ」


「はい、会社の皆さんそして自分のためにも必ず新人戦で勝って見せます!!」


 対人戦が出来なかったクロノはリョクの教えにより戦う術を手に入れ、会社のため自分自身の成長のため新人戦に挑むことを決意したのだった

 

 スパロボyの難易度マスター始めたけどやっぱり難しい、けど楽しいそしてダイナゼノンが強い

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