雑賀の特技?
ガチャ…
扉を見ると一人の男が立っていたその男はジョギングしていた時に見た変態さんだった。
「なんですかあなたは!?」
「おや?あなたは…俺が聞き込みをしていたときに見たお嬢さんではないですか。こんばんわ。夜間すみません」
「すいませんと思うならこれから寝るところの僕の部屋から早く出て行ってください。変態さん」
そういって布団をかぶる。もちろん寝るつもりはない。
「どうするの?リク。この布団調べられたら…」
「わかってる。任せて」
という感じ。
布団の中にソウナさんがいるからだ。今の会話はもちろん小声。じゃなければばれてしまう。
古典的だなんて思わないでください…ココぐらいしか隠れるところ無いんです…
「おや?つれないですね。その変態さんの前で寝るということはどんなことされてもいいということですかな?」
「はあ!?」
すぐに起きる。そんなふうに返してくるとは思わなかったので布団ごと起きてしまった。
なんとかソウナは見えないところまでめくれた。
「あんた何考えてんの!?頭おかしいのですか!?」
「頭おかしいってそこまで言わなくても…」
「あ…ごめんなさい…」
「いや…いいんだ。君がこっちに来てくれれば…」
「それは死んでも嫌です」
断固拒否。
ソウナのためというのもあるが何よりあんな変態には近づきたくない。
「俺も嫌われたね。しかたがない…なあお嬢さん」
「なによ…変態」
ユウがいるほうに振り向く。
いつの間にかユウもこの人のことを変態と呼んでる。ただいつもと雰囲気が違うような…
「この部屋にソウナはいるのかな?」
「ああ…ソウナならこの部屋に…」
「ユウ!」
「あ!」
すぐに口を手で覆う。
「この部屋にいるんだな。ガルム!グレン!」
パリィィン
窓が割れる音と同時に二人の男がはいってきた。
そして入ってくると同時にリク、ユウそれぞれにその手に持っている短銃を向けてきた。
「な!?」
「しゃべるな!動くな!これらのことをすると…わかるよな?」
「く…」
しかたなしに口を閉じる…だって死にたくないもん。
「うわあ。雑賀先輩の言ってた通りに可愛い人ですね~。惚れちゃいそうです。なんていう名前なんですか?」
「グレン。任務中だぞ」
「えぇ。雑賀先輩が可愛い娘のいる家に行こうって言ったじゃないですか。ねぇ。ガルムさん」
ガルムと呼ばれた男は頷くとチラッと雑賀のほうを向く。
「ま、たしかに俺だけどね~。根拠があったんだよ」
「根拠?」
ガルムと呼ばれた男が僕のほうを向く。そのとき気がついた。
(しゃべったらだめって言われてた。ど、どど、ど、どうしよう!)
「ガルム。このくらいは許そう」
「しかし…」
「彼女にたちにも聞かせよう。
俺は……一度聞いた女の子の声は忘れない!
だから君が声を上げたとき分かったんだ!
だからお嬢さんの家を俺の友人に頼んで場所を調べてここに来たのさ…」
沈黙…
ユウ、ガルム、グレン、ソウナ…みんながみな、表情が固まった…
その沈黙を破ったのは…
「……僕………男の子なんだけど…」
検証結果。
男でも覚えようとすれば覚えられる…
リクと雑賀以外見事にみんな固まってますね~。
次まで固まってるってある意味すごい…




