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蛹の殻  作者: アラdeathM
40/112

「日本のハードル いっせ~のせっ」 ~あらゆる限界が、同期周波数を探している~

株価などには、時間調整というものがあり、

必ずしも急落ではなくとも、

横ばい×時間(年数)で調整が終了する場合もあります。

(細く長くなる分、利息(的なもの)の支払いが条件。)


しかし、時代変化については、このまま時間調整で終わる、

いつの間にか新時代、なんてことは起こりえないように思います。

まっすぐ未来へ進む方法など、発見されていないからです。

(まっすぐ⇒無限波長)


これは、多数決的安定、多数決的平和で「もたせている」状態です。

民主主義も行き着いたものです。いよいよ究極の多数決への挑戦、

といったところでしょうか。


例えば、核戦争をしたい、なんて人だけは、

世界に一人もいないとしても?

多数決(満場一致)ならそれを回避できるという訳ではありません。


いつか、ついに多数決への信頼までもが剝がれ落ちてしまった時、

その絶望、動揺は図り知れず、

その反動は激烈なものとなるでしょう。


要するに、「山高ければ谷深し」の術中にハマっていますが、

これは脱出不可能な摂理なのでしょうか・・・。


もうあまりにも高くなりすぎてしまったので、

恐ろしさのあまり、さらに高くする以外の選択肢はあり得ません。


一時期、「なぜインフレにならないのか」ということが、

世界的な謎として議論されていましたが、


要するに、全員が売り手であり、全員が買い手である、

ということなのです。1対1なので増減がありません。

(需要と供給が同量みたいな“イメージ”。

実際に同量だからということではありませんが・・・。)


逆に言えば、インフレになったらお仕舞いでしょうね。

世界中で、もう打つ手がないということになるので、


(緩和できなくなるのでどこの国でもお手上げになる。

これほどの莫大な債務が世界中で積みあがっているというのに、

なんと、何も?打つ手がなくなるのです。

MMTだろうが何だろうが、現在の低インフレ状態が前提なのですから。

有り体に言えば、とにかく食糧価格、

その取り合いの感があるインフレになれば仕舞いです。)


本当の危機はインフレであるかと思いますが、

以前申しましたラニーニャをウォッチしている場合ではなく、

何かアメリカとかの寒波が半端ないようですね?

トウモロコシも半分くらいが収穫前だとか?

メジャーニュースで報道されていないので?

それほど心配いらないかもしれませんが・・・。

(穀物価格が一番心配です・・・。)


ところで、私はやはり、

寒冷化ではなく温暖化になると思っています。


日本の(最悪の)ハードルは、

20年代に金融危機、そして少子高齢化のファーストインパクト。

30年代に南海トラフ。第三次大戦。

40年代にAI(を利用した?)の反乱、都市水没、グローバル飢饉。

といったところでしょうか?


(ハードル⇒来ることは分かっているが、それがいつか分からない?

そこにあるのが見えているが、歩幅の目測を誤るとうまく飛べない。)


パンデミックや破局噴火も加えればカンストしてしまいそうですが、


順不同と考えれば、

最後に準ハイパーインフレが来るというよりも、

まず20年代に、準ハイパーインフレの洗礼があるかもしれません。

(申し上げておりますように、需要と供給と言うより、名義合わせ。)


少子高齢化のファーストインパクトとは、

「姥捨ての行列」とでも言えるでしょうか?

どこもかしこも人手が足りず、あらゆるシーンで待たされ、

何もかもが順番待ちになる。そんな姥捨て山的な行列、

「はみ出し者の群れ」が生じてしまうのかもしれません。


姥捨て⇒切り捨てたのではなく、「引っ越し」という自己弁護。

並ぶことが目的の行列⇒切り捨てじゃない、待ってもらっているだけ。

旧ソ連名物の「なんでもかんでも行列」

というのを少し学んでおいた方がいいのかもしれません・・・。

(あなたには人権的な給付権があります。

ただし、支給決定まで、現状概ね4年待ちです。

なんてことも?もはや順番待ちサバイバルに。)


ハードルを飛ばずにリタイアすることは可能ですが、代走者が必要です。

中国の高齢化率の方が急角度なので、日本が踏みとどまっている間に

追い越してくれる、なんてこともありえなくはないでしょうが、

果たして、善意の代走者は現れるでしょうか?


第三次大戦があっても一度で滅びることはなく、

今世紀中旬くらいまでに、AI帝国と蛮人レジスタンス地域に分断され、

最終的に滅びるとしても、今世紀末頃になるのかもしれません。


いずれにせよ、

「全員が不幸になる初めての戦争」

ということにはなるでしょうが・・・。


とにかく東西ローマのように、

ヒャッハー界とAI帝国の二つに、一旦は分裂する、

みたいなことはありそうな気がします。

(ヒャッハー界⇒マッドマックスや北斗の拳の世界。無法地帯を想定。)


21世紀が本当に終幕であるとすれば、ホーキング博士やビルゲイツなど?

多くの人が「100年以内・今世紀中がヤマ」的なことを言っているのも分かる

ような気がします。


核の時代においては、アメリカの核に対抗するという選択肢は考え難く、

要するに中国は、「八百長の挑戦者」に過ぎないと言うことになります。

真の(健全な?)覇権争いではありません。

現代社会(に蔓延する)のストレスとは、戦争禁断症状に他ならないのです。



ところで、予測の斥力(引力の反対)にはかなりのものがあるよう思います。

予測は、むしろ(その斥力により)それを当たり難くする効果があるように

さえ感じるのです。予測した天災、準備している災害はやってきませんが、

もう天災が来なくなるという訳でもありません。

(なお、予測と意志の力(引き寄せの法則?)とは違うと考えます。)



前回、2015年から日本の総人口が減少し始めたようなことを申しましたが、

それは5年ごとの国勢調査ベースでの話のようで、


総務省統計局では、

「2008年が、人口が継続して減少する社会の始まりの年~人口減少社会「元年」と言えそうなのです。」

と考えているようです。


ちょうどリーマンの頃だったのですね。


生産年齢人口は、

結構前から80万人?とかくらいずつ減っているとは聞いておりましたが、

それでも「総人口」の減少としては、

2015年と、結構最近だったのだなと思ってしまいました。


2006~2008年の間は、中国の一人あたりGDPや食肉消費量が、

まるで沸点に達したかのように急増を始めた年でもあるかと思います。

(グラフを見ると、近年の人類の急発展を彷彿とさせるような急角度で、

フラクタル的なものを感じます。)


2006年頃から2008年頃までの間に、

大豆価格は約3倍になったらしいですし、

同じ頃くらいの穀物価格高騰(リーマンの遠因?余波?)

にも関わっていたのかもしれません。

(2006年に豪州大干ばつもあったようですが・・・。)


やはり、リーマンは起こるべくして起こったというか、

様々な臨界的矛盾・動揺の波長が合致してしまったのだと思います。


そして現在もまた、環境問題から金融から、2025年問題(団塊世代が

後期高齢者?)から8050問題?(80歳の親と50歳の無職の子供)まで、

何もかもがタイミングを見計らっているかのようであり、その波長が再び

合致してしまう日も、そう遠くはないような気がします。


ちなみに、私の国家試験合格が2006年、

独立したのが2007年ということもあり、

尚更2006~2008年が時代の転換だったように感じてしまいます。



この世界は、11次元であるという説が有力らしいですが?

太陽周期も約11年と言われますし、

私の誕生日も11日ということもあり、

11という数字にも何かありそうな気はしてしまいますが、

しかしもう一つ「自分次元」だか何かがあって、

12という数字、12次元の方が落ち着くようにも思えます。

(11年周期は、4:3:4くらいに分けられますでしょうか?)


金利は、時間の微分とも言えるのかもしれませんが、

ニュートンが?微積分を開発するよりずっと昔から存在しています。

しかし、近年のマイナス金利はおそらく史上初めてであり、

欧州債務危機の2011年前後くらいから、

そして北欧かスイスが始まりなのではないかと思いますが、

その2011年から11年後である2022年なんかも、

少し気になるところではあります。(生産緑地問題の年とも?)


まあ、それを言ったら、

今年は2025年問題の「6年前問題」の年であり、

来年は2025年問題の「5年前問題」の年であり、

少子高齢化問題は、毎年の話と言うべきかもしれませんが・・・。


本当に「(日本の)ハードルのインフレーション」があるとすれば、

東京オリンピックの2020年、

来年には多くの兆候が表れるような気がします。



少子高齢化の主要ベクトルは、

(カロリーベース等というか食糧の)輸入比率だと思います。

国内生産で賄える人数、と言うのと同じと言えばそれまでですが、

国土(耕作可能地)/人口比と言うより、

輸入比率が、少子高齢化ホルモンを誘発するスイッチになっている

のではないでしょうか。

(移民で人口を増やしても、輸入比率は増々増大するでしょうから、

日本の場合は、おそらく悪化するような・・・。)


もっとも、それならシンガポールとか香港とかの方が深刻であるかも

しれませんので、あくまでも主要ベクトルに過ぎず、他のベクトルに

よっては、違う結果にもなりうるものと思います。

(災害の多さなんかも一つの大きなベクトルでしょう・・・。)


少子高齢化は、種族としての防衛機構、

ソフトランディング作用と言えますが、

以前、それは、ハードランディングを決断できないので、

痺れを切らした神に背中を押してもらうのを待つようなもの、

と申しましたように、

回りくどいハードランディングの選択に過ぎないことが多いのです。


長期停滞論が言われていますが、何となく停滞、

つまり横ばい(棚上げ)の間に問題が片付いていた、

ということは期待できないと見るべきです。


線形変化はミクロ(というか焦点的な範囲)に過ぎず、

それでは時代変化には至らない、壁の向こう側には行けないのです。


シャーレにおける微生物の増殖も、自らの排せつ物で滅ぶ前に、

増殖率は低下するのだろうと思いますが、それは決定的なものではなく、

滅亡をスローモーションに(ドラマチックに?)する程度のことなのだろうと

推測しています。(あってもなくてもいいような機構に過ぎない・・・?)



世界的に格差社会が広がっていますが、そもそも元々の話ですよね?

むしろ中流というもの、それと並行する爆発的増殖こそが異常だった、

とも言えます。


100年で3倍以上にもなった人口増加の異常性については議論する

ことなく、僅か0.3%の減少でも「すわ、日本終わりか?」と慄くのです。


AIでなく、欲にまみれた生き物である限り、中流理想は幻想です。

理想中毒に過ぎなかった・・・。

しかし権利とは、相手に対するもの、

自分自身に問うても詮無きものでしかありません。

そして、植民地(帝国主義時代の矛盾処分場)も、

未来(民主主義時代の矛盾処分場)も失われた以上、

もう権利を主張できる相手が(地球上には)いません。


エスタブリッシュメントDNAは、ジャンクDNAの中にあるように思います。

格差は有史以来の話ですが、

両者間の対流は、平均的には僅かだからです。

(ジャンクDNAは、9割くらいでしたか?発現・効果が分かっていない

というか、何も無い(何もしていない)ように見える部分かと思います。

真空は、無ではなく、相殺されてゼロになっているような感じであるとも

言いますが、宇宙の8割くらいでしたか?ダークマターやダークエネルギー

という未知の存在も同様かもしれませんけれども、ジャンクDNAもまた、

何もしていないのではなく、相殺されているに過ぎないと思います。

そして、相殺とは、あくまでも観測時の話で、観測していない時も無である

とは限らないでしょう。

(私が見ていない時、月はそこにあるのか?

と言ったのはアインシュタインでしたか・・・。)

ちなみに、DNAそのものより、

メチル化が個性などを決定しているのかもしれませんね?

チンパンジーと数%?くらいしか違わないとか、

一卵性双生児なら基本的に同じDNAらしいですし、

遺伝子で説明できる部分は思ったほど多くないのかもしれません。


DNAが、リンゴが酸化するみたいに、後天的にメチル化していく具合は、

予測がつかないでしょうし、組み合わせの数は劇的に増加するでしょう。

3万の遺伝子数?約31億塩基対×メチル化となるのでしょうから・・・?)



すべての変化は(焦点化しない限り)非線形であり、

唐突に遷移するような気がします。

すべての変化は時間の微分を含んでいるから、と言えるでしょうか・・・?


文明は、階層を積み重ねて作られてきました。

階層ごとのエネルギー準位があるため、

余裕がありそうに見えても、もう地球上にはこの上の階層は存在しえない、

つまり、とっくにバベルの塔は完成していたのかもしれません。

今度は神さえも躊躇するほどの高さに・・・。

(日本はまだまだ自然豊かですが、

1.2億人の上の階層(繫栄)は、元々存在しない?

⇒その上があるとすれば、1.5億人ではなく10億人だからとか・・・。)


地球は、太陽からのハビタブルゾーンと言われる距離にあります。

そのゾーンの内側は、太陽エネルギーが強すぎて危険ですし、

その外側は、もはや太陽風に吹き飛ばされたガス惑星ばかりです。

(岩石惑星の火星等もありますが・・・。

ところでハ「ピ」タブルゾーンじゃないのですね。ハッピー関係なし。)


月が太陽と同じくらいの大きさに見える(きれいな蝕が生じる?)のは、

地球からの距離が400倍くらい違うためだと思いますが、

それは奇跡的な、あまりにも出来すぎた話とも言われるかと思います。

(大きさの違いと距離の違いが相殺状態)


ハビタブルゾーンには、ノブレス・オブリージュが付帯するでしょう。

(ノブレス・オブリージュ⇒特権階級、貴族の義務。つまり騎士等として戦争。)

しかし、「利己的な善行」以外、うまくはいかないものです。

許容できないのは悪ではなく、悪を放置する自分、

という形でなければならないのです。

(どんな自己犠牲も自分のため、でないと奏功しない。)


人は、丁度良い大きさ(に到達した者)だったのかもしれません。

生涯の平均移動(歩行)距離累計と、地球一周とが概ね一致し共振する?

(地球一周4万キロ÷3万日(82歳くらい)=1日歩行距離1.33キロ)

昔の人は良く歩いたので平均寿命も短く、文明発達で歩かなくなると、

その分平均寿命も延びた。つまり「平均」約4万キロには変わりなし、

なんてことも?


進化とは、可能性を否定することです。粒子や時代の遷移も同じ。

粒子は、エネルギー準位、素人なので電子の軌道と考えても構わない

と思いますが、一番内側が2個?次が4個?・・・という具合に埋まって

ゆき(確か間とかに発見されてない軌道みたいのもありましたよね・・・?)、

つまり突然次の段に飛ぶ訳です。

少しずつアナログ的に軌道が広がっていくわけではなく、

デジタルというか急に飛びます。(実際は電子雲?なのでしょうが・・・。)


個体から液体、液体から気体という相転移なども同様です。


時代にもまた、必ずミッシングリンクが、

むしろ不可欠であるかのように連結されています。

(歴史にミッシングリンクがあることが不思議というより、

むしろミッシングリンクがない境界面なんてありましたでしょうか?)


それらの間にある「抜け」は、言わば捧げられているのであり、

消えた可能性こそが、エネルギーなのかもしれません。

エントロピーとは、可能性の残骸・糞便、可能性の老化なのでしょうか?


文明の更年期に入り、配役ホルモンのバランスが乱れているようです。

(配役ホルモン⇒のび太やジャイアンなどの比率を指示)

皆、自分の役割に確信が持てなくなりつつあるように感じます。


何しろ、未来を埋め立て、AIという「出生を否定する」ような投資しか、

もはや残ってはいないのですから・・・。


AIと、(手足の)道具との違いは、

「脳の代替はホメオスタシス(恒常性)の定義に抵触する」

ということではないでしょうか?

ロブスターなど?寿命が曖昧なもの(ないように見えるもの)は、

おそらく同一性が保たれていないのではないか、と思います。

もしもロブスターに(意識、心の)ホメオスタシスがあるのなら、

もう一切進歩を感じられずに生き地獄を味わうことになるか、

まさに死んだように生きることになるような気がします。

大木と同様に、表面的な生と言えるのかもしれません。

ホメオスタシスは、あくまでもキャッシュというか、

一時的なものでなくてはならないのです。


(ロブスターって半永久的に生きられる説とかありましたよね?

そもそも人以外に意識があるかどうかは分かっていませんが・・・。

大木は、内部が死んでるという訳ではありませんが、

増殖しているのは、あくまでも表面だけですよね?

だから表面上の生である、と言う訳ではないでしょうが・・・。)


4足歩行より、2足歩行の方が三次元的で、

より世界の仕組みに適合的だったのではないでしょうか。

右を労れば左を痛め、左に気を遣えば右が悪くなる、そのトレードオフ。

右と左、まさにそんなトレードオフの道幅を利用するしかありません。

ホメオスタシスとは、トレードオフのレンガなのではないでしょうか。

(三次元が幅で、時間が高さ。まあどうでもいいですね。

とにかくレンガである以上、一時的な「枠」である必要がある。)


以前、DNAは、神のビンゴゲームと申しましたが、

もう番号は(概ね)出尽くしており、「枠」、レンガである以上、

そろそろ次のレンガに譲らなくてはならないのかもしれません。

なお、このビンゴゲームに当たりがあったのかどうかは、

恐竜の時と同様に、神のみぞ知るということになります。



日本が、そのハードルを回避するためには、ピーク時(バブル時)に、

そのままの勢いで拡大する以外なかったと思います。

もちろん、それは現在のハードル以上の悲劇を生んだでしょうが・・・。


しかし、元々そのピークは、本物の輝きではなく、核の傘や安保など

保護範囲内でのものに過ぎなかったので、

よく、アメリカの陰謀(プラザ合意⇒円高から?)で日本は弱体化された

とか言う人もいますが、仮にそうだとしても、元々保護範囲内での繫栄

だったので、奪われたというより返却したに過ぎないようにも思います。

(レンタル繫栄)



日本は、現文明(繫栄)のブイ(海水浴場などの遊泳範囲)に、

最初に到達してしまったということでしょう。

それは、泳ぎが一番うまかったからというより、

たまたまブイに比較的近いところにいた、

ということも大きかったのかもしれません。


文明のブイに達すると、

もう何をしても、副作用が同時同量となるので、

解決には至らなくなってしまうのです。

(元々、先延ばし以外の解決方法は発見されていないので、

つまり、僅かな先延ばしさえできなくなる、ということ。)


誰にとっても良い、というものが決してないように、

全方面に対して良い解決方法もありませんが、

以前、「床面積に足りない絨毯を引き合うようなもの」

と申しましたように、どちらに引き寄せても覆い隠せず、

もはや解決にならない、先延ばしにもならないのです。


エネルギー消費はこれまで通り(ないしそれ以上)だが、

地球はこれまで以上に大切にするというのは、

電子タバコに似ているような気がします。

タバコは味わいたいが、健康は害したくないということ。

しかし、リスクをとらない繫栄はあり得ません。

繫栄と滅亡を繰り返してきた人類、いや生物は、

これまでずっと「失敗」を繰り返してきた、ということなのでしょうか?

むしろその繰り返しにこそ意味があり、それ以外は成り立たない、

許されないということだったのではないでしょうか?

人類が発見した(拾った)法則は、我々を待っていた訳でもなく、

たった一つの法則さえ、人類のためのものではなかったのです。

とにかく、ちょっと虫が良いというか、

(簿記的に)バランスしない考え方であるように思えてしまいます。


環境破壊が滅亡の原因(の一つ)とも言われる文明や国家は、

ローマの時代、いえそのずっと前からたくさんあると思いますが、

(古代文明の発祥地は、かつては深い森林で、現在は荒涼とした

荒野、という例は多いようですね。レバノン杉なんて、今では保護

対象でしょうし・・・。ギリシャも中国もインドも荒野のイメージ・・・?)


今回の場合は、それが一地域でなくグローバルであるという点が

大きく異なります。一地域であれば、神話等として語り継がれますが、

全地球規模では、もう語り継ぐ者も、それを聞く者もいなくなってしまう

可能性があります。


地球を、というか、環境を大事にしようと試みることも、

ローマ帝国はもちろん?それ以外の文明や国家でも、

その末期に幾度となく見られたことでしょう。

しかし、奏功した例はないように思います。(偏見ですが。)

(根本解決にならないばかりか、先延ばし効果もどんどん短く

なっていくとしても、やらないよりはやった方がいいとは思い

ます・・・。)



マルサスの幾何級数的人口増殖と算術級数的食料増加という矛盾、

その両者の差が開きすぎて、両者間に引力が発生し、若干増殖が

減速している(世界人口増加率が)に過ぎないのではないでしょうか?


引力は、いわゆる逆二乗則により、近くなるほど強くなる訳ですが、

(距離の二乗に反比例、つまり距離の二乗に比例して弱くなる。

放射線とかもほとんどすべて同じで、原発やホットスポットから

離れるほど、劇的に影響は弱まる訳です。)

だからと言って、近くなることで引力が発生するという訳でもないでしょう。

むしろ、引力は、ビッグバンにより引き延ばされた納豆の糸のようなもの

だと思います。この世界は、何から何まで2対でなければならないところ、

両者が引き離されたさみしさ、のようなものが引力なのではないでしょうか。



前回、一人当たり食糧生産などは、既に減少しているかもしれない

みたいなことを申しましたが、


農林水産省によると、1人当たり穀物面積では、

20.8アール(1962年)⇒10.7アール(2003年)

と実際減っているようです。(半分ですね。)


穀物収穫面積では、

1961~63年平均と2002~04年平均で、

6.5億ha⇒6.7億haと横ばいのようですが、

単収は、同期間で2.3倍近くになっているようです。

ただし、単収の伸び率としては、

1960年代の3.0%⇒1970年代の2.0%⇒1980年代以降の1.5%

と確実に減少しているようです。


なお、エイズの影響で、アフリカの農業生産は、

2~3割少なくなってしまっていると考えられているようですね。


ちなみに、穀物栽培面積はアフリカ大陸くらいで、

牧草地(肉生産)等は南アフリカ大陸くらいらしいです?


アメリカ穀倉地帯の大規模灌漑は、やはり化石地下水層

(雨水等の流入によるものでなく、使い切れば終わり。)の

ようですし、世界的にも同様の問題があるようです。


(例えば焼き畑を起因として)流失したり、

農地の酷使で瘦せ細ったり、

塩類集積(かつての「緑の革命」でも生じたとか?)

などにより年々失われる土壌は、

アメリカが約17億トンで自然回復の10倍以上の速度、

中国とインドは自然回復の30~40倍以上らしいです。


国連食糧農業機関の事務局次長は、

「現状のスピードで土壌が損なわれていけば、

60年後には、農地に適した土地がなくなってしまう。」

と警告しているようです。


これもまた、少子化を看過して来てしまったように、

分かっていても何もできないままなのでしょうか・・・?

(トランプさん依然に、その意味では、

何十年もリーダーシップなどなかった・・・。)


なお、今のバブルもまた、そんな棚上げの産物です。



グーグルの量子コンピュータ(量子的超越?)は、

もう一つのというか、本当の意味での超越ではないような気がします。

再現できるのかどうかが気になるのですが、

論文は「査読」済みのようですけれども、

その性質上、再起性の確認は求められているのでしょうか?


しかし、量子コンピュータになれば、昭和のように、

叩けば直る、なんてことにもなりそうに思えてきます。

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