第一話 ボクの日常 その1
前回の更新からかなり時間が過ぎてしまいました。
更新ペースを早くしたいなぁ、とか考えながら更新します。
遅くなった分少し長くしました。
「ドヤッ☆」
「いきなりなんだ気持ち悪い。ボクの前から失せろ蛆虫が」
「おいおい、いきなりなんだはないだろ?俺とミッキーの仲じゃないか♪」
「うるさい。お前なんかゴキブリ以下のクズだ馬鹿野郎。こいつ気持ち悪いから後は華麗にスルーしやがったよ。あとヒナよ、ミッキーはやめろ。某ネズミさんがお前を殴りに来るぞ」
「ドヤッ☆」
「だからなんだよ」
「気持ち疑問系にしてみたんだけど、どうだ?」
「読者には分からんだろうよ……」
「何がだ?」
「こっちの話だ」
「ところでミッキーよ」
「だからなんでミッキーだ…」
「なんでって決まってんじゃん。何度も言わせんなって。お前が美月だからじゃんwwwww」
「はぁ…」
そう、ボクは美月。立花美月だ。先週、19の誕生日を迎えたばかりの大学1年。ミッキーというのはこいつがいの1番に呼び始めたあだ名だ。美月という名前がミッキーっぽいから、らしい。ていうかまんまじゃねえか。
一人称ボク、身長170cm、そこそこの容姿と、どこにでもいるごく普通のありふれた人間だと思う。むしろそれ以外になにがあるのだろうか?
「そんなことないだろ。成績はずば抜けていいし、運動もかなりこなせるし。『出来るモンならやってみろ!!!俺にかなう奴ァいねえんだよ!!!』みたいななんでも超人じゃねえかよ。しかもどこがそこそこの容姿のありふれた人間だよ、このモテ男め。女と見間違うくらいの中性的な顔してるくせによぉ。モテ男め。マジでリア充爆発しろよ」
「かく言うお前の方がモテてるじゃん。ボクなんか全然だよ」
「知らないのか?なんでも超人で成績優秀なお前は大学一モテてんだよ。高嶺の花過ぎて近寄りにくいんだってどいつもこいつも話してんぜ?」
「はぁ…あっそ…………で?さっき言ってた話って何だ?お前の事だから大した事じゃないだろうけど」
「おう、さっき見せた小説の終わり方はどうだったよ」
紹介が遅くなったけど、こいつはボクの幼馴染みの小日向楓。少しがさつで男勝りの勝気な性格をしてる。一人称は俺。しかし、勘違いをしてはいけない。勝気で男勝りな性格をしてはいるが勘違いしてはいけない。大事な事だから2回言うのである。こいつは正真正銘"女"なのだ。
ボクも男友達と話すような感じで話しているが、女なのだ。ボクは小さい頃からこいつと遊んだり家に寝泊りしたりして付き合いが長いから問題ないのだが、初めて会う奴らには男だと思われる確立が高い。
髪型はボブで、身長はボクより5cm低いくらい。よく見ると美少女といっても差し支えない容姿をしている。
ただ、勝気な性格やその言動から、女として見られていないのではないかと最近悩んでいるような節が見受けられるような気がするのだが、気のせいだろう。
ボクはそういったタイプも好みだなぁ、とかいうのは最早余談でしかない。
ヒナの趣味は読書と小説を書くこと、食事、睡眠、入浴だ。ボクの趣味はというと、なぜかこいつとまったく一緒なのだから驚きだ。
好きな本のジャンルは特になく、自分が面白いと思ったものを手当たりしだい読むと前に言っていた。その言葉通り、いろんなジャンルの本が部屋にある。マンガや小説、雑誌、専門書や哲学書、各種神話や聖書まであるというまとまりのなさだ。
なんにせよ、ボクが「本を読むのは楽しい」と色んなジャンルを薦めたり、その延長で「小説書いてみなwww楽しいぜwww」的なノリで言ったらガチで書き始めやがったのは超びっくり。実際楽しいのだから仕方ないじゃん。ボクも書いてるしな。
食事睡眠入浴は薦めるまでもなく以前から一致していた。ボクもあいつも、食べ物は好き嫌いが無いので、出されたものはなんでも食べる。そこまでは良いとしよう。だがしかし、だがしかしだ。好きな食べ物まで一緒というのはどういう了見だと言いたいね。むむむ、謎だ、謎すぎる…ボクには関係ないからどうでもいいか。
更新ペースを上げられるようにしたいです←