表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

          4 旅人

 旅人の話しは多義にわたり面白かった。魔法や能力を教えた。旅人の教育はスパルタだった。魔法や能力を増やす方法を教えた。

            4  旅人


 旅人はマリエールとロザリアに様々な事を教えてくれた。旅で体験した様々な事。それはこの星や時代でない事のような気がする。草原に住む巨大な爬虫類、それを狙う巨大肉食竜、中性子星パルサー、星々の集まるスバル、大暗黒星団、ブラックホール、巨大鮫と鯨の戦い、大王イカやクラーケンの事-------------------。マリエールは素直に感心して、興味深く聞き入ったり質問したりする。旅人もマリエールが聞き入ったようだ。ロザリアはこの旅人がオマールなのではないかと思う。旅人は、

「ある国に働き者の織物職人の女性と働き者の男性がおった。2人は恋仲になり働なくなった。神様は2人を別々の星に住まわせた。嘆く2人を可哀想に思った神様が一年に一度だけ会えるようにした。それが七夕と行事になって7月7日に願をかけると願いが叶うという話しだ。」

マリエールには暦という事が判らなかったが、

「織姫星と彦星が近づいたら願いをかけるのね。ロマンチックだわ。」

マリエールの言葉に興が乗ったようだ。

「マリエールちゃんはどんな願いをかけるのかね。」

マリエールは顔を輝かせながら、

「素敵な相手に巡り会えますようによ。」

旅人は、

「叶うといいね。」

と答えた。

 旅人はマリエールとロザリアに魔法や能力も与えた。

様々な攻撃魔法や防御魔法は狩りに役に立つだろう。転移の魔法は一度行ったところには転移できるものだ。サイコキネシスやテレパスも使えるようになったが旅人のテレパスはできなかった。旅人は

「上位者のテレパスはできない。思念が漏れないようにしているからな。思念が漏れるようでは旅はできん。」

マリエールの方が上達が早かった。もはやロザリアの付与魔法がなくてもマリエールは魔法を使えるようになった。旅人は、

「オマールのところへ行くだけでも今のお前達では力不足だ。増して上手く時空を越える魔法が手に入ってからも、越えたところが灼熱地獄だったり極寒の地だったり空気のない場所ならどうする。修行を励め。魔力、能力を高め魔法を増やせ。毎日魔法を枯渇するまで使い続ければ魔力は強まる。魔力を増加する中で魔法は覚醒する。能力を高めるには筋力、走力、飛行力の増強だ。毎日重い物を持って飛べ、へとへとになるまで続けよ。アイテムボックスの限界まで収納せよ。山を削って収納して有用物を抽出して残りで建造物を建てよ。海の水を汲み淡水化して窪地に水を貯めよ。旅人はマリエールとロザリアの修行に付き合い村の近代化に立ち会った。村は上下水道が完備して魔法で発電を行ない貯蔵庫には食料が満載された。半年が過ぎ旅人は、

「お前達の修行はまだまだだが私も何時までもお前達に付き合ってやるわけにはいかない。旅はまだまだ終わっていない。何時かお前達の成長した姿を見たいものだ。」

マリエールは涙を堪えるように、

「今迄色々ありがとうございました。師匠の教えを守って修行を続けます。」

ロザリアは、

「必ず時空を越える魔法を手に入れ宇宙を巡ります。」

それぞれ決意を述べた。

 半年にも渡る教育でもマリエール達はまだまだだった。旅人が去る日マリエールは涙を堪えて師匠の教えを守って修行すると言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ