第66話 違和感
お知らせです。
最近忙しくなってきました。
それを言い訳にはしたくなかったのですが、日曜日の分と火曜日の分はおやすみとさせてもらいます。大変申し訳ありません。
今まで週7で、最終章まじかに週五にはしたくなかったのですが、リアルの都合上週五にさせていただきます。
本当にすみません。
それでは本篇お楽しみください。敬具
「よし!これで気配は全部消えた。」
確かにこれで全部倒した…
でも、おかしい。
あいつらがいない。
あいつら………ルシファー達がいない。
もしかしたらもうみんなの所に戻ったかもしれない。
「とりあえず…戻ろうか…」
俺は不安を持ちつつ元の場所に戻った。
帰還して………
「フレイヤ!」
「あっ。リョウ様!」
フレイヤはあれ以来俺をリョウ様と言うようになった。
それぐらい親しんで来たのかな?
まあそれは置いとくとして。
「ルシファー達は帰還したか?」
「えっ?リョウ様が援軍に向かってから1度も帰ってきてませんよ?」
やっぱりか〜。
死体もなし…魂が天界に来た様子もなし。
じゃあどこだ?
わからん。
もしかして堕天使に連れていかれたか?
それでもあれだけの人数を?どうやって?
「あぁーわっかんね〜」
「?」
どうする?でもとりあえず堕天使の居場所を突き止めたい。
「じゃあ俺ちょっと地獄に……」
「ジゴさんならもう来てますよ?」
やっぱりあいつも同じ事があったのか?
「リョウ!」
「よおジゴ!そっちもあれか?」
「うん。」
「「急に仲間が消えた。」」
地獄で死んだ魂は地獄が管理する。
だから地獄で死んだ奴もジゴの管理下なんだよ。
だから天界に来る理由はない。
あるとすれば…
「目的は…」
「「情報交換」」
やっぱりジゴも考えることは一緒か……
「じゃあ多分同じ被害だろうから話を進めるよ?」
「ああ。」
「まず部下が消えた」
「それはこちらもだ」
ルシファーとその仲間。
多くの天使が消えた。
「そして部下達は死んだ可能性や魂が消滅した可能性は低い」
いくら天界とはいえ痛覚はあるし、血も出る。
つまり仲間が最後にいた場所で血のあと一つないということは…
消滅か連れ去られたの二択。
そして今現在は魂の消滅は禁止…封印している。
だから消滅の可能性はないに等しい。
そして問題の敵拠点だ。
全くわからない。
ジゴの顔を見ただけで分かる。
地獄にも奴らの拠点はない。
もしかしたら奴らは……
「新しい次元を創った…のかもしれないな」
「!?」
もともと出来た世界に新しい次元を創ろうとしたら必ず地獄と天界、どちらかに影響が起こる。
最近起きた異常な事と言えば……
「特に異常はないよな…」
「そうだよ。まず新しい次元を創るなんてリョウにも僕ら2人でも難しいよ。」
だよな〜。
じゃあ残るは…残るは……ええっと…
あっ。
「ラファ達やリーフィアが危ない!」
「えっ?」
くっそ!
どうして忘れていたんだ!
あるじゃないか!俺たちが強く干渉出来ず、奴らがゆうゆうと新しい住処に出来る場所が!




