第55話 ゲーム開始!
「はぁ〜めんどくさいことになったな〜。」
俺は現在、天界にいる。
フレイヤ曰く
『地上に帰ったら帰ってこないかもしれないじゃない』
と言う事で俺は天界から出られない。
あ〜ラファとかミラとかミリアとかアリサとイチャイチャしてぇ。
まあこっちからは4人が見えてるんだけどね。
この結晶でみんなを見れるのだ!
「さて4人は……っと」
ラファ、アリサ、ミラ、ミリアの順で見ていく……
「は?」
え?嘘だろ?
これ、4人いっせいにかかってこられたら俺でも対応難しいぞ?
「これ……フレイヤに同調するわ…」
リョウの心配は杞憂に終わった。
ゲーム開催当日・・・第三者視点
「き、緊張しますね〜」
ミリアは誰から見ても『緊張してます!』と言っているように動きがカクカクしていた。
「お迎えに参りました。4人方。皆様この魔法陣に乗って下さい。」
約束通り迎えに来た、スフィルはそう言うと魔法陣を展開した。
全員が乗ったことを確認して、天界へ転移する。
転移した場所はとても広いグランドのような場所。
特徴的なのは障害物がいっぱいあるというところだろうか。
「よぉぉぉおおおし!プレイヤーは全て揃ったな!!これから天界ゲーム…第1回ドキッ!神煌竜の嫁は誰だ!!開催だ!」
「うぉぉぉおおお!」
とてもテンションが高いアナウンスと観客の声が響く。
それに対して少し引いた4人だが、次の瞬間…やる気が一気に出た。
「そんなイベント、第1回じゃなくて、これで最後にしてくれ。」
そのやる気が出た原因はもちろんリョウエンの存在だ。
四人のやる気は一気にMAXまで上がった。
「今回はゲストアナウンサーとして神煌竜が来てくれたぜぇぇぇ!」
「ども、神煌竜こと、リョウエンです。」
「この勝負、リョウエンさんはどちらが勝つと思いますか?」
「ん~……詳しくは言わないけどどちらが勝つかはもう決まったようなものだね。」
リョウエンはもう見えている。
どちらが勝つのかを…
「そうですか〜おおっと!そろそろ開始時刻だぁ!プレイヤーの奴ら!準備はいいか?カウントダウン始めるぜぇ!3、」
「2」
「「「「「「「1」」」」」」」
「スタぁぁぁトだァァ」
ステージ側・・・ラファエル視点
「どうする?」
「ミリア向こうの障害物壊せる?」
ミラがそんな提案を出す。
「ん〜行けると思う!」
そう言ってミリアは詠唱を始める。
「水、風魔法『水砲撃』『カマイタチ』」
ミリアは魔法を唱えると沢山のカマイタチと消防隊の放水機の10倍の威力で向こう側にあった障害物は全て消えた。
「やった!」
「さすが私の妹だね!」
「これなら!」
私は翼を使い空に飛び弓を構える。
「『雷の矢』」
千を超える雷の矢が神たちを追尾するように襲う。
『おおっと!クーフーリンいきなりの脱落だ!医療室に強制転送だ。障害物壊すとかあのお嬢ちゃん怖いねぇ。一様竜の鱗並に硬いはずなんだがぁ』
『ケリュケイオンだよ。』
『なるほど!ケリュケイオンかぁ!』
ケリュケイオン・・・ヘルメス愛用の杖。
魔攻を+1万5千…流石にやり過ぎたと作った後に実感した。
「舐めるなぁ!」
そう叫びながら私の方に飛んできたのはヴァルキリーだった。
それを私は弓で受け止める。
そしてヴァルキリーの長剣をレイピアで突き落とす。
「ぐ!」
「大丈夫?まだまだスピードは出るよ?」
そう言って私は目にも留まらぬ速さで突く。
一秒につき、20発。
それは常人の域を超えており、神でも難しいレベルまで到達していた。
「まだまだですね」
そう言って私は剣を収める。
『またまたリタイヤ。今度はヴァルキリーだぁ!』
ふう、あと14人ですか。
こうしてゲーム開始は上々に始まった。
ああ、学校がめんどくさいです…
そう言えば今日ポッキーの日ですね
ԹӀҽɑՏҽ❣⃛( ໊੭ु˃̶͈౿˂̶͈)੭ु)) ━━━━─⊂(◕ ᴗ ◕ )




