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第54話 リョウエンの不在

今回から張り切って行きますよ〜!

ラファエル視点


「リョウが帰ってこない!」


リョウが天界へ出かけて1日たちました。


いつもなら半日で厄介事を解決する、あのリョウが1日たっても帰ってこないのです。


「なら、会いに行けば?」


と思うかもしれませんがリョウに…


『俺と一緒の時以外に天界に行くなよ?』


と言われてるので行こうにも行けません。


「でも、リョウに限って失敗するとは思えないわね…」


リョウは頭もいいし、反射神経もいい。


不意打ちを受けても、むしろ反撃出来るぐらい反射神経がいい。


そんなリョウが帰ってこないのはおかしい。


もしかして向こうでトラブルでも起こしたのかな…


「す、すみません。ラファエル様、アリサ様、ミラン様、ミリア様はここにいらしゃいますか?」


「あ、あなたは?」


彼の背中には私と同じ…リョウが向かってる天界の住人…天使。


「私、神煌竜……リョウエン様より遣わされた天使、スフィルと申します。」


スフィルと名乗った天使は丁寧に頭を下げる。


ただでさえ天界にリョウが向かって、何故か帰ってこない。


そしてそれを心配している間に天使が来たら死客かもと考える方が正しい。


私達は緊張を緩めた。


「実は…女神フレイヤ率いる、神煌竜略奪隊があなたがた、4名に天界ゲームを挑んでおります。ちなみに拒否すると、リョウエン様はフレイヤ様の夫となります。」


「っ!」


「天界ゲームってどう言うものなんですか?」


『天界ゲーム・・・それは16人で総争いを行い、1人をキングとして戦い、キングがやられると負けのゲーム。やられても死ぬ事は無い。このゲームはリョウエンはこう名付けた。それは……』


あれ?そう言えば前似たようなルールのゲームをリョウに聞いたことがある。


盤上(ステージ)の上で16のコマを取り合う(16人で戦う)ゲーム…それは確か……


『チェス』


「どうして私たちとその…フレイヤ様?とチェスをやることになったの?」


「それは…」




遡ること昨日の天界にて リョウエン視点




「どうして!?」


俺は強く訴えられてる。


傲慢な感情を…


「どうしてあなたは私達じゃなくて、あんな奴らを選んだの!?」


俺は苛立ちを覚える。



誰だってそうだろう。


人間誰しも、好きな人をあんな奴なんて言われて黙ってるやつの方が少数だ。


その上なんでも手に入ると考えてる神達が嫌いだ。


「お前達は何もかも彼女達に負けている。何においてもだ。」


少し殺気を含んだ声でそう言う。


しかしフレイヤは余計、自信を持って言葉を発する。


「へぇ〜何においてもね〜じゃあ戦いにおいても?」


「もちろんだ。」


俺は内心ちょっと焦り始めている。


なぜなら最近彼女達の戦いを見ていないからだ。


「ならチェスをしましょう。天界ゲームのね…私達が勝ったらあなたは私達のもの。彼女達が勝ったらそうね…彼女達と一切関わらないわ」


「いいだろう」


「でもあなたが出るのは禁止よ。あなたが出たら彼女達が本当に強いかわからないもの…ふふ」


フレイヤとの話が終わったあと俺はすぐにある作業に取り掛かる。


人数差、元々のスペックを埋めるためのある物を作るための作業に……




今に戻って現在… ラファエル視点


「そんなことが…」


「リョウも大変だね〜」


「ミリア…今回は私達が戦うのよ」


「ふぇ?」


驚いていたミリアの顔は女の私からしても可愛かった。


「16対4か〜キツイね」


アリサはそう呟いた。


確かにそうだ。


今の私たちなら2対1なら神様相手でも戦えるレベル。


つまり8対4ならまだチャンスはあったのだけど…


「そこでです!」


気を落とした時、スフィルさんがいきなり喋り出した。


「私はリョウエン様からの遣いと申したでしょう。話だけではありません……これですそれぞれリョウエン様からの贈り物です。」


私にはレイピアと弓…レイピアは騎士の時、使っていたからかな?


刀身はしっかりしているし斬れ味も確か…


クラスでいうと…多分神器クラス…かな?


弓は矢が魔力で生成でき、1度に何本でも放つことができる弓。


これも神器クラスだね…


ミリアには杖、ミラには長剣、アリサには持っているだけでオールステータス+10000の魔法結晶。


全てが神器クラス。


まさかリョウ1日音信不通だったのは…


「リョウエン様は昨日から今日のさっきまで神器作成を行っていました。今はお休みになられています。それと伝言です。『作るのに1日かけてしまった。すまない。あと巻き込んでごめんな…終わったらいっっっっぱい可愛がって上げるから許して!』出そうです。1日で神器5個生成なんて普通は無理ですよ…」


もうやっぱりリョウはズルイな〜。


こんなこと言われたら張り切っちゃうじゃん!


「ゲームは2日後ですので、私は天界に戻ります。2日後またここに来ます。では」


そう言い残してスフィルさんは帰って行った。


「私達もゲームに備えようか!」


リョウの気持ちに応えれるよう、リョウに可愛がってもらうために頑張ろう!

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