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「また出発だ」

 翌日、王様から命令がシイナちゃん経緯で言伝を伝えられて王室へと移動する。


「・・・届け人、またお前さんには出向いて貰いたい場所があるのだ」


 いつになく覇気のない命令に私は自分の気持ちをはっきり伝えた。


「任せて下さい王様、今度は何処に行きますか?」


 私の屈託の無い明るく振る舞う姿に王女様は溜息を漏らす。


「・・・今回の目的地は【奴隷の国カペラ】よ」


 その国を聞いて私は一気に落胆する。


「カペラって・・・あの?」


「うむ、【極楽墓地】と言われる場所で神の雷の被害に遭われたと申し出を受けて届け人に依頼が転がり込んだのだ」


 本来なら国としては恩を売れると引き受けたのだが私以外頼れる人がいないらしい。


「それでしたらどうして迷っているのでしょうか?」


 私の問いに二人は唸るだけで良い返事が返ってこない。


「明日発ちますね」


 国の為に頑張らないと。


「届け人、せめて二日後にしないか?」


 思い立ったら即行動!と思ったけど王様に呼び止められた。


「ほ、ほえ?」


「帰って気ばかりなのにもう少し骨を休めた方が良いわ、今度は遠征なんだから」


 王様も王女様もそれだけの判決は早く取り付く島もなかった。


「私の言う事は聞いてくれないのに・・・困っちゃうよ」


 不承不承ながらも決め事を飲み、半ば追い出される形で外に出た。最初の頃はもっと機械的で命令を下してきたのにな。


二日の休みがあるからと武器の手入れの為に鍛冶屋に向かった。


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