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「灰の跡地〜結晶溜まりの街」その3

 裸の女の子は私に銃を向けて今にも泣き出しそうな程怖がっている。ピンク色の長髪で至極色の目が特徴的だ。そして・・・スタイルか羨ましい。


 もしかしたら私は何かやらかしたのかもしれない。


「落ち着いて!私は襲ってきたから倒しただけだから!」


「私の仲間を殺した!!許さない!!」 

 

 顔面には恐怖でいっぱいで仇を取ろうと銃を構えてるけど手が大きく震えて初心者と見える。


「うっ、うぅぅ!!!動けない!!このままじゃ・・・」


 だがよく見ると女の子の下半身が結晶で覆われて身動きが取れない事に気付く。


 私は一瞬の隙を突いて震える手から銃を取り戻して武器を纏めて近くに置いた。


「なにする気!?」


 私は結晶に触れると手に激痛が走る。


「っ!!?」


 その結晶は私の皮膚を溶かすほど結晶自体が熱されてる。


「ねぇ・・・何してるの?」


 謝るのは救助した後でいい、痛いけど人が助かるなら耐える。


 焼け溶ける手を気にせず引っこ抜く。


 私は時間を掛けて彼女の身に纏う結晶を全て引っこ抜いたが胸元の結晶だけは取れなかった。


「ごめん、全部は取れなかったよ」


 敵意剥き出しだって女の子は動けるようになり、私の手を見て絶句する。


「どうして・・・」


 私の掌は焼け溶けて所々骨が見えてる。感覚も殆どなくなってるせいで気付かなかった。


「君の仲間を倒しちゃってごめんなさい、その代わりになってくれたら幸いなんだけど・・・近くにある村まで護衛させてもらえないかな?」


 許してくれるかは分からない、私も出来る限り守ると約束する。


 でも女の子はそんな事よりも私の手を握った。


「痛っ!!」


 皮膚に触れると一気に痛みが襲ってくる、何か言いたいことがあるのかと思ったが私の焼け溶けた皮膚が回復して元に戻った。


「何バカなことしてるんですか!!あの結晶なら私一人でも取れます!それなのに貴女ったら!」


 女の子は触れた結晶について言及し、あの結晶は彼女達の村で作られた物で防衛用防具になってるらしい。


「あはは、余計な事しちゃったたみたい」


「全くです・・・突然雷が村を覆ってきて、私だけ結晶防具を着せられて・・・私だけ生き残っても意味なんて無いのに」


 村の有様を見て酷く落ち込む彼女に私は名前を聞いた。


「私は・・・・・っ?」


 名前を言おうとしたが何故か彼女は困惑している。


「・・・私は・・・誰?」

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