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あとがき
ウォルズリー家の若き当主となったヘンリーは
新たに執事となったアーサー改めレスターの助けを借り、
一家の立て直しを図る。
その後、第二次世界大戦時には
枢軸国である日本人とのハーフであることを理由に
誹謗中傷を受けることもあったが、
魔力によりナチス・ドイツのV1ロケットによる
都市攻撃を未然に防ぐなど、多大な貢献を認められ
その地位を盤石のものとする。
戦後は、疲弊した経済復興のための
投資活動や、戦争により孤児となった
子供達を救済する財団の創立など
社会貢献に力を入れていく。
慈善活動を続けていく中で知り合った女性と結婚、
長男を設ける。
妻が亡くなってからは、生涯独身を貫く。
息子夫婦を事故で亡くしてからは
孫を引き取り、帝王学を教え込む。
高齢化による認知症が発覚すると
自ら専門の保養施設に入所し、一人生涯を終える。
彼の死後、家督を継いだ孫ジョシュアにより
その魂が念願だった故郷に帰ることができたのは
実に十歳で家を出てから七十年後のことであった。




