え?皆んなのハッピーな方法を考えよう!
「で、モブキャラが何か用なわけ!?てか婚約者はマリエのはずよ!アンタ違うじゃない!?なんなの!
この世界おかしい!!絶対おかしいもの!
昔エリオス王子と小さい頃町で会いお互い一目惚れるイベントだったのに!!なんか市場で騒ぎがあって王子どっかいくしさ!」
「それ多分私がね!クロを助けちゃったからだわ!」
「はあ!?あ、スクアーロ様と出会う南の森に何度も足を運んでも見当たらない!やっと会えたらと思ったら沢山の騎士団達がわんさかいるし!!」
「そのころね、エリオスと私誘拐されたやつだ!」
「クロエラ様とのイベントでは知らないモブキャラが悪いやつらやっつけて結局会えないし!てかそもそもクロエラ様じゃない!!執事キャラなんていない!!
」
「クロはね!私の家の子なったからね、ごめんね!」
「レオ様と出会うイベントで王立図書館にいっても会わないし!!この前が初顔合わせだったわよ!めちゃくちゃ睨まれるし!」
「え!?それは知らない!!」
ヒロイン、カナリアさんは私の胸倉を掴んで睨んでこう叫んだ。
「一番はアンタ!なんで生きてるのよ!?」
「大和魂の根性よ!」
カナリアさんは私からすこし離れてイライラしていた。
「アンタ…私と同じ転生者よね」
こくんと頷く私にカナリアはやっぱりという顔をした。
私は自分の事情を話した。というか姉様が一番推しなのだと熱弁した。
「私ね、姉様が一番大好きで幸せになって欲しいの、だから、色々邪魔しちゃったかもしれない。あの、ごめんなさい」
ヒロインに伝えたかった。多分私色々邪魔をしてしまったもの。姉様のことばかり考えてたし。
「ハーレム狙いじゃないの?は?悪役令嬢の幸せを願ってたの?」
「うん」
馬鹿みたいとカナリアさんは私に言ってきた。
「ねえ、だったら攻略対象者、全員ちょーだいよ!私の好きな乙女ゲームの世界にきたんだよ?!皆んなヒロインにメロメロなるんだよ!あんたもわかるでしょ!私一番好きなキャラはエリオス王子なんだから!!声優さんもあの人だったし!あの声のまんまだし!」
…あれ、なんかムカってきた。
「それとあんたが悪役令嬢として振舞ってよね!あんたが私を苛めたら攻略対象者もきっと私を見てくれるはず!悪役令嬢は違うけどきっとシナリオ通りなるし。
因みに貴女どこ生まれだったの?」
「え?〇〇県だよ」
「田舎じゃん。笑える。まー貴女の事情はわかったわ。
でも皆んなは一番ゲームを知り尽くす私がわかるもの。
だからもう私に関わらないでさ、攻略対象者全員私にちょーだいよ。大体貴女の姉はなんなの?全然ゲームと違うしつまらない」
「皆んなは確かにゲームと少し違うけど…」
エリオス、マリエ、スクアーロ、クロ、レオはマリアを探し追ってきた。
「あの子また何やらかすのか予想がつきませんわ…」
妹マリアを心配するマリエは溜息をする
「ま、意味わからない行動するのがマリアだからね。結果的にさっきは色々片付けられたから良かったと僕は思うけどね」
相変わらず余裕な笑みを見せるエリオス。
「しっかし、あんな大きな声で…俺爆笑してしまったわ。あ、でも婚約者だーと騒いでたけど俺的にはそれ無効にしたいわー」
笑いながら話すスクアーロ。
「さすがは私のお嬢様ですね。とても可愛らしかったです」
何やら感動?したクロはハンカチをもち涙を拭う。
「僕は胃が痛いですよ…まったくマリア嬢には困ります。あ、マリア嬢いましたよ!」
五人はマリアを見つけ声をかけようとした時
「エリオスはね!魔王の子孫っぽいし!腹黒だからオススメできないわ!!」
エリオスは笑ったまま固まった。
「ぶはっ」と笑ったスクアーロと他の三人も笑いをこらえる。
「スクアーロはね!実はお化けとか苦手で3学年のとき怖くてオネショしちゃったんだから!だから貴女の騎士になるの無理だと思う!」
スクアーロは赤くなり慌てていた。
「スクアーロ様も苦手なのあるんですねえー」と笑っていたレオ。
「レオ君はね!ある意味私と同じシスコンよ!
昔私のドレスを着せたら満足気に「姉さんも生きていたらこんな感じかな」と嬉しそうだったもの!だから貴女に入る隙間なし!」
顔を真っ赤にし、口をパクパクするレオ。
「レオ様…疲れていたんですよ。少し勉強は控えた方よいですね」
クロはレオを励ましていた。
「クロはね!鬼畜キャラでないわ!むしろ泣き虫よ!
この前庭の掃除していたと思っていたらアリの行列を見て頑張れ頑張れと応援して泣いてたんだから!だから貴女を責めるエス男ではなし!」
恥ずかしさのあまりにハンカチで顔を隠したクロ。
「クロ…貴方悩みがあるのなら私聞くわよ…」
肩をポンと優しくクロに同情したマリエ。
男全員固まったとこをみるマリエは笑った。
「ふふ、男達全員固まって、面白いこと」
「姉様はね!いつも頑張って努力してるの!どんなにエリオスがテストで一位をとって悔しくて泣いてたりしても、嫌味な事言われても平気なフリをする為、鏡の前で笑顔の練習をしてるのよ!だから悪役令嬢でないの!」
薔薇の扇を落とし固まるマリエにエリオスはマリエに扇を渡し、ただニッコリ笑った。
「だ、だからなによぉ…私ヒロインだもの!私好かれるヒロインで、皆んな私を好きに…」
「私ね皆んな大好きなんだ、姉様がもちろん推しだけど
。あのね、もちろんカナリアさんもハッピーになる方法もあるかー」
ドクン!!
あれ。なんかめまいしてきた。苦しす。
「マリア!!」
「マリア嬢!」
「マリアお嬢様!」
姉様だけでなく、
皆んなハッピーな方法考えなきゃだよね?




