第二章 形のない誕生日プレゼント 第一話 新たな恋の予感?
前回のあらすじ
ついに犯人の小野を見つけ、問い詰める翔と智仁。しかし、小野には歪んだ理由があって…そんな小野だが翔の何気ない一言で心が洗われ涙する。とはいえ紛失事件の靴に関しては完全に翔の問題だった。
小野はあれから少し嫌味な言葉が減った気がする。まあ相変わらず朽木について回ってるけど。なにか彼の心に明かりのようなものを翔は灯したんだろうか。
プルルルプルルル
えっめい!?なんで電話!?
智仁《玉舘さんどうしたの?》
めい《明日は何の日でしょう?》
智仁《質問を質問で返さないでよ笑》
めい《ごめんごめん。智仁くん、明日はみっちゃんの誕生日だよ。お祝いしなくちゃ。》
朽木の取り巻きなのに
ちゃんと誕生日覚えてるんだ...優しいな
智仁《プレゼントの相談ってこと?》
めい《そそ。みっちゃん何が好きかわかる?》
智仁《わかんない。明日聞いてみたら?》
めい《それ名案。めいだけに笑笑》
智仁《あはは。おもしろいねめいは。あっ違う玉舘さん。》
ミスった。まじでやばい。
うっかり呼び捨てしちゃった。
めい《別にいいんだよ?呼び捨てでも。》
そう言ってくれるのは嬉しいけど恥ずかしいよ。
智仁《嬉しいけど...ちょっと恥ずかしいかも。》
めい《まあ呼びたかったらいいよってこと。バーイ》
だめだもう。明日死ぬのかもしれない。一度考え始めるとめいのことで頭がいっぱいになる。もう今日は寝よう。そうしよう。
…………。
智仁『ふわぁよく寝た。』
久しぶりの快眠。めい効果だろうか。まあ今日も今日とて父の朝食を作らねば。あとお弁当。
智仁『今日は卵焼きうまく巻けたな。』
僕の気分はよくなったが、父親の機嫌を損ねないようにそっと準備をして出ていかなければ。
智仁『行ってきます。』
まあ相変わらずその言葉は誰に届くわけでもなく。
智仁『もう紅葉か...月日が経つのは早いなー』
小野『おはよ...』
誰かと思えば小野か。
智仁『おはよう小野。』
小野『私は何も言ってないからな。』
可愛いやつめ。ツンデレみたいだな。
智仁『はいはい。』
そういえばみっちゃんの誕プレなにがいいか聞かないとな。小野にも言っておくべきかな?というか小野に聞けばいいか。
智仁『小野。』
小野『何。』
智仁『今日みっちゃんの誕生日じゃん?』
小野『うん。』
智仁『誕プレとか用意してる?』
小野『まさか、お前みっちゃんも狙ってんのか?二股だな?』
こいつ...言わせておけば...
智仁『違うよ。めいに昨日言われてさ。なんか好きなもの知ってたりする?』
小野『甘いもの?あとは知らん。奢ってやったら喜ぶんじゃねぇの?』
智仁『情報提供ありがと。小野も祝ってやりなよ。』
小野『んなっ当たり前だろ。』
絶対好きじゃんみっちゃんのこと。
ここまでわかりやすいと僕でもわかる。
智仁『ふーん。そういう感じね。』
小野『どういう意味だよ。』
智仁『なんでも?まあコンビニ寄るからじゃね。』
小野『ん。』
うーん。なんかみんな恋してんだな。まあそんなもんか高校生だもんな。さてと学校着いたらめいに小野情報言わないとな。急げっ急げっ。
ついに第二章です!ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。そして次回は明後日となります。さらにお願いとしましては読んでくださった方は良ければ評価のほうだけでもしていただけると励みになります。




