その日、全ては最悪の形で災厄に転ずる の裏話
~概要~
・【特別編】よりも前の段階で、
序盤にフックとなるエピソードを用意しておこうといった考えから急遽執筆された前後編。
固有名詞を殆ど明かさないまま進行するこのエピソードは、
元々読者に『何が起こったの?』『こいつら何者?』
『一体何故こうなってしまったの?』
『果たしてここからどうなってしまうの?』
『そもそも地球が孤立ってどゆこと?』
って具合に疑問を抱かせ心を揺さぶりながら本作への興味を抱かせる……
そんなコンセプトで執筆した話だったりする。
ほら、映像作品の冒頭にもよくあるじゃんそういうの。
~『通過点:地球が"孤立"した日』~
・荒れ果てた東海の都市。
"小ブッシュ政権下の米軍辺りから絨毯爆撃でも食らったような、
瓦礫だらけに燃え盛り、煤と死肉の匂いに塗れて荒れ果てた街道で、二人の男がにらみ合う。"
これだけでもうとんでもない状況に陥ってるのが伝わって欲しい。
さながら怪獣映画やヒーロー洋画終盤のような、
はたまたウルトラシリーズやスーパー戦隊といった
"スケールのでかい特撮連ドラ"の終盤エピソードのような、
そんな荒れっぷり。
敢えて小ブッシュの名前を出して、
しかも猿呼ばわりしたのは私が個人的にあいつ嫌いだから。
っていうと『トランプの方が酷くね?』って言う奴居そうだけど、
トランプはなんかまだ辛うじて愛嬌があるっていうかさ……
・ユウトと謎の銀髪男が向かい合う。
ガラの悪いオールバック男ことユウトに対して、
向かい合う姓名不詳の銀髪男は明らかに異質で異常な状態にある。
体格はよく顔立ちは端正かつ精悍で英雄の風格を纏いながら、
なぜか服装は肌着と脱げかけの病衣だけ……
あたかも病室から強引に逃げ出して来たかのようだが果たして……
・ユウトによって徐々に銀髪男の正体が明らかになる。
彼が"先輩"と呼ぶその銀髪男は、
かつて日本が世界に誇る理想のヒーローだった。
しかもやはり唐突に目覚めて病室を脱走し、
動機不明の破壊活動で都市を荒らし回り、挙句大勢の人間を殺したという。
一方対する"先輩"は明らかに正気じゃなかった。
発言は一見して意味不明で要領を得ず、
オカルト臭い言い回しで『地球なんてどうでもいい』とまで言い放つ……
・そして二人は戦いに突入する。
お互いに、そうせざるを得ないから。
~『再開点:あり得ては"ならなかった"未来』~
・互いに変身するユウトと"先輩"。
ユウトはここで【特別編】未登場の第五形態に変身する。
その名はタナトスモード……スーツ姿の骨恐竜。
今迄とは明らかに経路の違う形態の割に、
ユウト自身の所作そのものはかなりヒロイック。
対する先輩の変身はやたらド派手で
見た目だってかなり王道のヒーロー然としているが、
一方で所作はヒロイックさとは程遠い。
そんな、ありきたりな対比構造。
・そこで明かされる名前"二代目レールガンマイスター"。
それが"先輩"のヒーローとしての名前だった。
狂気に染まった"先輩"と、優しさのせいで地獄に落ちたユウト。
二人の戦いが最悪の結末を招くと示唆されながら、この話は一旦ここで幕を閉じる……。
これは予告編でありプロローグ。
『デスイズザヒーロー!』って作品がいつか通ることになる悲劇の話。




