表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/100

-31- 洗濯物

 時折り日射しがある程度の曇り空のとある日、角吹(つのぶき)の妻は、たぶん降らないわね…くらいの軽い気分で洗濯物を外で干すことにした。午前中は何事もなくキッチンで昼食を食べていたとき角吹がふと、大サッシ窓を見た。大粒の雨がザザァーっと降っていた。だが、その音はキッチンに流れるいい音色のBGMに掻き消され、全く聞こえなかった。

「この時期の天気、変わりやすいな…」

 言うでもなく角吹が呟いたが、妻は調理したうどんを食べるのに余念がなく、洗濯物を干したことなどすでに忘れていた。

「今回は、味加減も丁度いいし、上手(うま)く硬めに()でられたわ…」

「ああ、このうどん、確かに美味いな、ズルズルズル…[うどんを啜る音]。それよか、雨脚、強まってきたぜ…。洗濯物、大丈夫かぁ~? 朝、洗濯してたよな…」

 角吹は聞くでなく、軽く妻を(うかが)った。妻はハッ! とした。洗濯物を外で干したことを、このとき思い出したのである。ずぶ濡れで、チャン、チャン!^^

 こんなことにならないように、空模様が不安定なときは外で干さず、家の中で干した方がうっかりミスらないでしょう・・という注意を喚起するお話でした。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ