天からの恵み
中庭に広がる草原にナズナが生えている。
日の光が、ジャージに当たっている。
暑くなってきた。そろそろ夏が始まる。
暑さのせいか頭が痛い…
そして心臓がドンドン高鳴る。
その音がとなりの人に聞こえてないといいけど………
中庭に座り、長い沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは、私だった。
「えっーと……あのさ、私ー君にー告白した?っけ~?。」
出来るだけ柔らかくソフトに言った。
「いや、未来とは何もない。告白はされてないし、してない。ただあいつは、フるとめんどくさいと聞いてな。巻き込んでしまったのは、悪いと思っている。俺のせいで迷惑をかけるかもしれない。
……だけど………未来しかいなかったからな。」
「大丈夫だよ。でも、私でいいのかな?
ウソだとしても………彼女になるわけだから。」
「そんな事言うなよ。未来はもっと自分に自信を持ったほうがいい。」
「えーなんで、ってゆーかこれからどうしたらいい?」
「………あー、悪いがこれからもウソ突き通して欲しいかな。
これは、俺と未来の二人の秘密!なっ!」
〈すいません。神録さんと接近しすぎました。今からでも、抱きしめて欲しくなりました。〉
今までこんなこと想ったのは初めてだった。
暑さのせいで気分が高揚しているのか、夏はおかしくなってしまう。
夏の日の光がこんなにも暖かく感じたのも初めてだった。
天国もこんな日の光なのかな。




