出逢い、そして始まり。
♪雨が上がって~僕は歩く。やっと~鎖が無くなって、虹に見守られ僕は歩く♪
傘を片手に一人。雨上がりの道を歩く
靴下に泥がついていても今は気にならない
自分なんてどーでもよく見えてくる
今わたしは、絶望の領域にいます!(泣)
聞く?わたしの哀れさを、ってか聞いて下さい…
単刀直入に…
彼氏にふられた。
細かく言うと
彼氏をとられた!
幼なじみ=姉妹=親友に!
複雑なんですよ。
私の名前は
白鳥未来
元彼氏の名前は
山浦尋大
新彼女の名前は
白鳥瑠歌
旧姓皆見
瑠歌とは元々友達でした。
赤ちゃんからの幼なじみで親どうしで仲良くて…
それがあだとなって
私の親と瑠歌の親は離婚してすぐに
私の父親と瑠歌の母親が再婚して
ふたりは姉妹になった。
最初は「さよならしないでいつでも瑠歌と遊べる!」
って喜んだけどだんだん相手の裏の部分がみえてきて、
今は、家でも外でも必要以上は喋らない関係に。
決まって両方相手に嫌いオーラ出しまくって
さけているわけではなく
自分からみて相手との関係は
「あまり関わりのないクラスメート」
にしていただけだった。
少し話がそれてしまいましたが
それで
小学校6年生の冬頃から尋とは付き合い始めた
手もつながなかったし、何もなかったといえば本当何もなかった!
でも初めての彼氏だから大切な存在で
とても嬉しかった
でも……あっさりと今日尋は
「ごめん。瑠歌と付き合うから」
ってー!!
驚きました。
瑠歌?瑠歌?なんで?えーっっ!
って、
正直まだ尋の事好きだったけど未練があるって思われたくなかったから
こっちもあっさり…
「うん。分かった。今までありがとう!
幸せになってね。」
で…今に至ると
家に帰りたくない+その他の不満=とりあえずどうしたらいいー?
友達は、今日委員会で遅いし…
でも会いたいから学校へ逆戻り
重い足を引きずって雨上がりの道を再び歩いていく
正門に到着して、友達の下校を待った。
友達の名前は加藤鈴
瑠歌とわたしの幼なじみ。
今は瑠歌とは仲良くないけど…
悩みがあるといつも鈴に相談します!
まだかまだかと帰りを待っていた。
すると後ろから声をかけられた
「…職員室はどこかわかるか」
振り向くと見たことのない短髪の男子が立
っていた。
胸元には青の名札がついていた。
わたしと同じ1年生だ。
「この道を中庭の方へ真っすぐ行って、
左側に曲がると職員室のドアがあるからそこから入れるよ。」
…相手はいまいちピンときていない。
分からないのかな。
「…すまん。よくわからん。」
そうだよね…
「ごめん。説明下手で、案内するよ。」
「誰かと待ち合わせをしていたんじゃないか?」
「別に、平気だよ。」
「そうか、すまない。」
わたしは寄りかかってた門から上がって
歩き始めた。
校庭からは、部活をしている先輩たちの声が聞こえる。
野球部の先輩ってカッコいいなぁ~
みんなサッカー部派だけど、わたしは断然野球部!!
男らしいというかーなんというかー
って、考えてたらいつの間にか
職員室のドアの前に!
「あ、ここ。」
「ありがとう。このお礼は…そうだな…。」
なんかお礼とか考えてる。律儀な。
でも悪いからわたしはつかさず
「あのっっ!お礼は全然大丈夫だよ!また、なんかあってら言ってね。」
「いや、悪い……。1年5組にいる。もし困っていたら言ってくれ。」
1年5って、となりじゃん!!
「あーわたし、1年6組の白鳥未来!!よろしくね!」
「となりのクラスか…。俺は天王洲神録だ!」
名前かっけぇー!
「じゃあまた、学校でねー。」
手を振って別れた。
カッコいいかも…。
ひそかにそう思った。
まだ天王洲さんの事何も知らないけど
でも…
尋よりタイプかも。
-これは今でも忘れていないわたしの大切な思い出-
これが二人の出逢いだった。




