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ザセツ系主婦の片付け日記  作者: 三条まこ
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18/30

17日目「ベランダ」

今日から3連休。


今までなら休みの日はゆっくり起きて、午前中はだらだらと過ごしていたが、

空腹のせいか寝起きが良い。


5時に起きて洗濯機を回し、家中のカーテンと窓を開けて、

お風呂に重曹とクエン酸をスプレー。

トイレに入りながらついでにトイレ掃除。

流れでお風呂掃除。

ご飯のスイッチを入れてようやく一息。

最近気に入っている白湯を飲みながら新聞を読む。


自然な流れで家事がスムーズに出来るようになった。


なんだか家の中がキラキラ輝いているように思える。


このマンション、こんなに素敵だったんだなあ。

狭い、と思っていたけど全然狭くない。


窓から見える景色も緑が豊かで、陽当たりも良く、ベランダには布団もシーツもたくさん干せる。


そうだ、今日はベランダを片付けよう。


莉音と朝食を食べ、掃除機をかけてから、

洗濯物を干す前にベランダに出て片付け開始。


莉音が保育園から持ち帰ったチューリップの鉢と、入学のお祝いに市からいただいた記念樹のオリーブ、気分で使っていたが今は枯れているハーブのプランターと、多肉の寄せ植え。

ガーデニングは決して趣味ではないが、こうしてみると意外にたくさんある。


花の終わったチューリップの茎と葉の部分を抜いて、球根を掘り起こす。

ハーブのプランターも枯れた葉と草を抜く。

オリーブと多肉さんにはお水を上げて日向へ。


ベランダに落ちているゴミを拾い、土を掃いて、ブラシもかける。


手すりと物干し竿を雑巾で拭いて終了。


今日は簡単だった。


午前中に莉音と花センターに行って、寄せ植え用にラベンダー、デイジー、パンジー、ワイヤープランツなどを買い、室内用にアイビーも買った。


すごく嬉しい。

花をこんなに楽しんで選ぶなんて、初めての経験だと爽子は思う。


帰って来て、早速プランターに寄せ植えする。

最後に莉音がお水をあげて、やっぱりとても嬉しそうだった。


アイビーを置いたリビングはキラキラがさらに増した。

もっと置きたいところだけど、引っ越しを考えて我慢。

引っ越し先もベランダが広いところにしたい。


莉音も、転校を嫌がるかと思ったが、それよりもパパと暮らせるのが嬉しいらしい。

捨てる物ない、と言っていたおもちゃや本も、「これはもういい」と出して来るようになった。


午後は莉音の宿題をつきっきりで一気に終わらせ、その後は撮りためたお笑いやバラエティを観ながら2人でゴロゴロした。

観終わった録画は消して、ハードディスクの容量を空けた。

これも片付けに入るだろうか。


寄せ植えを並べたベランダとリビングのアイビーの写真をグループにUPしたら、

「素敵!」「真似したい!」などみんながコメントを入れてくれた。


みんなに見てもらえるからやりがいがある。

写真に撮ると思うと、客観的に家の中を見渡せるのも良い。


隊長の唯子さんは、もう本当に捨てる物が無く、今日は写真を捨てたらしい。

卒業アルバムと同窓会名簿も捨てたと言う。

片付けの上級者だ。


卒業アルバム、中を見たことは2回くらいしかないが、自分にも捨てられるだろうか。

…出来ない気がする。


「どうして卒業アルバムを捨てられるんですか?」という隊員からの質問に、

「私も前回までの片付け隊では捨てられませんでしたよ。今回、ようやくもういいかって思えました。物は無くても思い出は無くならない、過去よりも今現在を大切にしたい、という気持ちです。捨てたくなったら捨てられるので皆さんは無理しなくて大丈夫ですよ。」

と答えていた。


随分片付いたと思っていたけど、上級者から見ると爽子もまだまだなのかもしれない。

ここで満足せずに更に片付けを進めよう。


明日は両親が来る前に写真を少し捨てようかと思う。

…難しい気がする。


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