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朱雀の飛跡~ある鳥の死から孵化まで~  作者: 文張
小麦の村と夕焼け
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旅立ち

 ヒショウは走っていた。

 手に持っていた外套はすでに羽織っている。

 雨上がりの空模様は木々に邪魔されて良くは見えない。それでも差し込む光がぬかるんだ山道をてらし、ヒショウに進むべき道を伝えた。

 あの方に会いたい。

 あの方に追いつきたい。

 その強い思いが、ヒショウの足を動かし続けた。来た道を振り返るなんて、ましてや、足を止め休むだなんて、とても考えられなかった。

 分かれ道が現れた。ヒショウは迷わずに道を選択し進んでいく。進むべき道はわかっている、ゼンがすべて教えてくれた。

――いつか、この世界のすべてを見に行こうな

  ヒショウは南都への道を急いだ。ヒショウにはまだ大きすぎる外套が向かい風を受けて大きくはためいた。


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― 新着の感想 ―
不幸な境遇の物が他者から灯火を得て、それが心に灯って燃え盛る。 とても大好きな話の構成です。読んでいてゾクゾクします。 あの子がこの先どのように羽ばたいていくのか、何が明かされていくのか。 とても楽…
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