第四十一話
ドゴォォオ
?!
カタラさんの鳩尾に拳が入ったかと思えば、いつの間にか屋根から吹っ飛んでいた。
良く分からない間に事が運んでいる。
そんなことを考えている間にも、剣が降り注いでいく。
カタラさんの無事を確認しに行きたいが、無理に動くと殺られそうで、そうもいかない。
一体どうすれば。
「へぇ、あのカタラがね。」
暫く剣を避けていたアカリさんが、ポロっと口に出した言葉に、コウバイが反応する。
「"あの"とは、何処か他人事のようね。仲間なのに。」
「実際他人だしな。カタラをふっ飛ばせるとは、なかなかやるなと。」
アカリさんが薄く笑う。
「あの悪魔より、貴女は強いの?」
「さぁ、どうだろうか?」
するとコウバイが剣を、自分とアカリさんの周りに、ドーム状に配置した。
「おい、野次馬共。こっから入ってこないで。ねぇ、そこの天使。私と戦いましょう?あの悪魔も少しは戦闘慣れしてたっぽいし、それ以上の風格。楽しいわ、きっと。」
「好きにすればいいさ。たった百年ちょっと生きてる小娘に負けるほど、あたしは弱くない。勝つには二百年早いわね。他の皆はカタラの様子見てきてよ。」
これは、行ってもいいのだろうか。
もうコウバイは戦闘を始めている。
行くなら今のうちか。
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誰もいないってか、動いてる人が見当たらない。
総員で飛んで探しているが、京都は広いし、カタラさんも動いてるかもしれないから、入れ違いが起こってる可能性もある。
ヒュビュン
え?
何か通った?
え、あれカタラさん?
飛ぶスピードが社内一位だとは聞いていたが、まさかこんなにとは。
あっ、追いかけなきゃ。
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「いいねぇ、面白くなってきた。」
「いやこんなんで面白いとか。今からさらに面白いのが来るよ。楽しみにしてな。」
相手は拳のみの近接。
しかし何かあれば、周囲の剣に串刺しにされるだろう。
全てを警戒して攻撃する。
その歳であたしの反射神経に付いてこれる辺り、相当場数を踏んでいると思われる。
バキューン、バン、ドン
弾を避けたり、果ては拳に当てて、流している。
化け物だな。
ドガァァア
お、やっと来た。
「さっきはどーも。よく吹き飛ばしてくれて。」
「・・・。あっはは!!やっぱこーでなくちゃ!」
皆さんおはようございます。作者です。
大っ変長らくお待たせいたしました。
クリスマスと正月を満喫してました。
今年もよろしくお願いします!




