第三十四話
『では、解散!』
ふぅ。
なんとか全員行ってくれたね。
今日も北区か。
あの人達居るかな。
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あぁ、やっぱりか。
「今晩は。社長さん。」
「えぇ、今晩は。」
北区のルーフは、もう狩り尽くしたのか?
早すぎる。
「それ専用の毒を撒いていますから。」
咄嗟に口に手を当てる。
声に出てたか。
「私の能力です。毒を撒く程度しかできませんが。日本全体に行き渡っているんですよ?」
日紫喜さんは薄く笑っている。
この人の近くにいるルーフは、数秒で死ぬらしい。
凄まじい能力だ。
程度ってなんだよ。
「あれ、相方の、翡翠さん?はいらっしゃらないんですか?」
「えぇ、毒では倒せない強い方がいるらしく、討伐ですわ。」
「方、ですか。」
「ふふっ、貴女も薄々分かっていたのでは?」
「まぁ、形状的に、それしか言いようがありませんし。内蔵とか、顔とか。」
人間の体は、どう考えても形づくるのが難しい。
なら、本物では?
と、少し考えていた。
「それで、昨日の続きを話しましょうか。」
「えぇ。もちろん。今回は、現世で暴れてるゴミ共の話です。」
「ほぅ。それは?」
「私の大切な仲間の秋ちゃんの姉を誘拐、家族を殺した奴です。そいつが現世にルーフを撒いてると考えています。そいつがもしかしたら、天界人なのでは?と。」
「、、、なぜですか。」
「先代と私が見た姿形がまるきり同じだったからです。彼女は自分を"コウバイモモカ"と名乗っておりました。知っていますか?」
コウバイモモカ、聞いたことがある。
確か、地獄で悪魔を大量殺戮したと言う。
しかも素手で武器持ちを。
漢字は『紅梅桃華』、だったか?
地獄で働いてるときに話題になってたのをよく覚えてる。
殺戮した後に姿を眩ませたらしかったが、まさか現世にいたとは。
たぶん本人で間違いないだろう。
「九十年くらい前に地獄で暴れた悪魔です。角とか生えてませんでしたか?」
「お団子をしていましたから、隠していたのかも。姿を眩ませたと言うことは、現世に行くための『共犯者』が必要ですわよね?」
「──えぇ。地獄から此方に来たのなら、尚更。」
「その共犯者を探して欲しいのです。頼みましたよ。」
こんばんは。作者です。
実は、『紅梅桃華』はこの作品より前に考えていた作品のキャラクターです。
今後書きます。絶対。
今回もよろしくお願いします!




