第二十一話
社員旅行まであと一週間。
社内はとてつもなくバタバタしていた。
なんせ、五日間も会社を閉めるんだから、そりゃこうなる。
最近二時間も寝ていない。
事務作業にひたすら追われる日々。
現世で倒れて死ぬんじゃないか?
社内の人数めっちゃ少ないのに世間では大企業判定だから、企業からの退治依頼だけではなく、天界に住んでいる住民たちからの個別依頼もたくさん入ってくる。
んで、社外会議も頻繁に起こる。
戦闘員事務所は国の監視下にあるが、公務員ではない。
だが、国からの依頼も、「こうしてほしい」との指示も来るが国からは依頼金しか出ない。
さらに、戦闘事務所は国に払う税金が高い。
もうどうなってるんだか。
あぁ、眠すぎて変なこと考えちゃう。
次、会議か。
「次、戦闘員第三番株式会社さんとの会議なんで行きます。」
はぁ、この会社から何分だっけ?
弊社が休業しているときの仕事内容を任せるためにやるんだっけ?
あぁ、頭回んない。
「エリエちゃん、そっち、壁だよ?」
「え」
ゴン
「いった、えこんなとこに壁あったっけ。」
「エリエちゃん、休みなよ?」
「分かり、ました。」
いや、壁にきづかないって、漫画かよ。
==================
やっと終わったぁ。
課長が心配してくれて、今日は定時に帰らせてもらった。
ひ、久しぶりのベッド。
あったかい。
うぅ、なんか泣けてきた。
最近風呂に入って床で寝てたから、体バッキバキでもう動かん。
気が付くと、気絶するように寝ていた。
==================
「───地獄の一週間だった!」
神殿前につくと、ロズがアカリさんと話していた。
他の社員ももう来ていたようで、私が一番最後だったようだ。
いよいよ旅行当日。
私は事務だけでまだよかったが、ロズ達は毎日依頼があって、毎日深夜まで戦っていたようだ。
十一時ぐらいに、私以外の班員全員が駆り出され、四時まで帰ってこなかったこともあった。
肉体労働きっつ。
旅行幹事でこれほどよかったと思ったことは、ここしかない。
「ロズ、アカリさん、おはようございます。」
「おはよーエリエちゃん。」
「エリエ。おはよ。ねぇ聞いてよ~。僕昨日寝たの三時だよ?五時集合とか死ぬって。」
「おー、さすが戦闘勢。事務は事務できっついよ。今日寝てないし。家でシャワー入って荷物持ってきたし。」
「うわ、やっば。まぁせっかくの旅行だし、ここまで頑張った意味なくなるし、全額免除で旅行先で使う金も会社が出してくれるし、アカリさんの故郷気になるしで楽しみたけどさ。流石にハードスケジュールすぎるでしょ。」
「だな。あたしもここまで忙しいのは初めてだわ。」
色々愚痴ってると、社長がメガホンを持ってる姿が見えた。
お、喋るのか?
こんばんは、作者です。
最近なんか地味ですみません。
次からは社員旅行編なので、派手にする予定です。




