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第十四話

「エリエー起きてー!」

肩を何度も揺する。

しかし、全く起きない。

「お姫様抱っこ、なのかなぁ。」

やってみたは良いものの、すんごい恥ずかしい。

ここから社員寮まで徒歩二十分。

うーん、走るか。


==================


エリエの部屋の前に着いた。

「ほら、エリエ。鍵ちょうだい。」

エリエを腕から下ろして、無理やり立たせる。

エリエはうーんと唸ると、ポッケから鍵を取り出した。

よし、開けれる。


ガチャッ


「じゃ、エリエ。またあし」

別れを告げようとしたそのとき、エリエが急に顔を近づけてきた。

ち、近い。

「な、なに?」


ちゅっ


「あははっ、おやすみぃ!」

「え?ちょ、え?ま、え?!」

ほっぺが、僕のほっぺたが!!

エリエにキスされたところからじんわり熱くなっていく。

、、、明日どんな顔してエリエに会おう、、。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


てな訳で、今会社にいるのだが、仕事中、ノアちゃんに詰められる。

片手間に話すから、仕事に集中ができない。

「ロズ先輩ほんっとヘタレですね!!」

「いやだって、エリエ酔ってたし?!そこでなんか、うん。いやまずいし。」

休憩時間中、自販機の前でノアちゃんに捕まった。

「そこはっ、はぁっ。エリエ先輩記憶無いっぽいですし、気まずいのはロズ先輩だけですよ。話しかけてください。今日一回も話して無いでしょう?」

とは言ってもなぁ。

エリエが覚えていなくても、僕が覚えている。

気まずいというか、あの記憶が恥ずかし嬉しくてエリエと話すと顔に出そうというか、何というか。

ノアちゃんと言い合いながら、自販機にお金を入れた。

何を買おう?

うーん、缶コーヒーにするか。

「何話してんの?」

「☆♡!?♨◇△□」



ピーッ、ガシャン



びっっくりした!!!

え、聞かれてた?

「エリエ先輩!お疲れ様です!」

「うん、お疲れ様。んで、私の話してたの?名前呼んでたの聞こえたけど。」

「あぁ、え、エリエが仕事熱心だねって話をしてて」

「昨日~ロズ先輩とエリエ先輩が~」

ノアちゃんが悪い顔で話し始める。

「わあっ、ストップストップ!!!」

バラされたら困る!!

この話を聞いて、エリエがどう思うか!!

ほらみろ!

エリエが首を傾げてるじゃないか!

ノアちゃんを止めながら自販機から出た飲み物の蓋を開け、口にする。

「ブーーーッうぇっ、何これ?!は、ピーマンジュースじゃん!は?ピーマンジュースって何?」

もうっ、ついてない。

二人は僕の反応を見て笑ってるし。

なんか恥ずかしい。

「ってかさ、昨日私、ロズになんかした?アカリさんに聞いてもなんも答えてくんないしさ。教えてよ。」

アカリさん?!

何を言ったの?!

「いや、な、なにも?ただ、酔いつぶれたエリエを僕が送っただけだし?何もなかったよ!」

「そう?ならいいんだけど、、」

え、エリエがデスクに帰った。

あ、あぶなっ。

「あははっ、面白いですね。」

「僕はよくない!!!」

こんばんは。作者です。

ロズくんは何も無かったようですね。

エリエちゃんのどこを好きになったんでしょうか?

次回からはエリエちゃん視点に戻ります。

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