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美少女魔王 第49話 [魔王でも]

再度上げ直し…間違えて番外編の方に送ってしまった。

「転生者…魔王…ですか」


重たい空気の中、勇気を振りじぼったシルフィが聞いてくれた。


「転生者は、こことは違う別の世界で死んで、この世界に性を受けた人のことを指しますね、私とハルさんは前の世界の記憶を持っています、そして私は『エルフ』…ハルさんは『魔王』として」


「そうなんですね…その話が本当だとするなら、なぜ『魔王』であるハルさんが人間に加担しているんですか?正体を隠してまで」


意外と痛いところをついてくるなこの受付嬢もといシルフィは。


「簡単だよ…魔王なんてなってみたのはいいけど、城の中でただただ待っているだけ、正直1年もずっといれば飽きてくる、だから私は、冒険者にでもなろうかなって」


「支離滅裂…というかはちゃめちゃな理由ですねそれ…」


「なーるほどね、ハルが魔王だったんだ、なんか意外と納得感あるわね」


why?なぜ?なぜ今まの話のどこに納得できるところがあったんだよ。


「カレン?どうしてそんなこと思うんです?」


「だって…よくよく考えてみたらハルが倒した魔物って…強い相手じゃん?トレントキングにしろ、オーガロードや、魔人とかヴァンパイアロードとか、普通だったら死んでいるかもしれない相手なのよ?」


…それは納得できる気がする。


「僕と互角に渡り合えるのも納得するな…」


一同どんどんと納得していき、もはや普通に魔王として認められつつある傾向だ…いいのかそれで…。


「そうですね、皆さんの話から妙に納得感ありますね、規格外な人だと思ってたんですけどまさか魔王だとは思いませんでしたけど」


シルフィまで納得しちゃったよ!


「あの…話の腰おっちゃって申し訳ないけど…私のこと怖くないの?」


「何言っているんですか?最初言われた時は戸惑いましたけどこれまでずっと一緒にいたんですよ、ハルさん、あなたが強くて…優しいってみんな知っているんですから」


「そうよ、見知らずの獣人族を救ってくれちゃったり、私を仲間に入れてくれたり」


「ギルドのルールすら破って僕を助けにくるほどの馬鹿なんだよ?」


「確かにこれに関してはギルドマスターも知っていると思いますので一本取られましたね」


「ねぇ…これ馬鹿にされているのかな?」


「つまるところ!私たちはハルさんにこれからもついて行きますってことです!例えハルさんが魔王でも!」


えぇ…それでいいのかよ。


「それにしても…どうしましょう…私先ほどやばいことしましたね、ギルドと騎士の全面戦争は免れないんでしょうか…」


「奴さんは大丈夫だと思うよ、少なくとも隊長はダウンしたからこのまま国に帰って報告するさ、一応釘も刺しておいたし」


「大迫力でしたね…そんなに私たちのことが大切な証拠なんですね!」


うん、そうだけどそんな変な期待抱かれてもこちらは困るんですけど、反応に。


「あ、そうだ、討伐報告するの忘れてた、シルフィ、時間大丈夫?」


「えぇ、大丈夫ですよ?それでは一度中に入りましょうか」


俺はギルド教会(仮)中に足を運んだ、仲間はみんな、俺が魔王でもそこまでに培った絆がでかいかもしれないけど…受け入れてくれた、今は感謝をしつつ、この村の再建に勤しむのであった。


あれ…?そういえばレーヴァはどこに行った?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここは森の中、俺たちは、北の国の騎士だ、先ほど魔物に襲われ、崩壊したと言われる、国境中心の村に行ったところ、そこには冒険者となだかる、数名がいた、そこで色々いざこざが起こり、隊長と数名の騎士が倒され、一時退却をした。


「た…隊長ご無事ですか!」


「つ…あぁ…いてぇ…誰か治療を」


近くにいた治癒術師が隊長の怪我を治している、隊長の腕は捻られているけど、症状は軽く、関節を外されただけ、後は腹部に重い一撃を受け吹き飛ばされた衝撃で怪我を負った程度だ。


「そっちも無事か?」


「はい、一部怪我をしていますがそこまで、どうやら吹っ飛ばされた隊員が、後衛にいる騎士達とぶつかってしまいました」


「そうか…なんなんだあの村にいる奴らは」


「わかりません…ただ…あの少女?だけはすごい剣幕でこちらを睨みつけ『私の仲間に手を出したら、国ごと潰す』と脅迫してきました」


「くそ…バケモンじゃねーか…つってもこのままおめおめ国帰れるかよ…国王に首を刎ねられてしまう」


「どうしますか?隊長?」


騎士は隊長に確認を取る、隊長である『ロウシャル』は考えていた…しばらく考えていると答えが出た。


「ここに野営を築くぞ、そして夜になったら奴らを奇襲するのだ、なぁに…ギルドの連中は、魔物によって死んだと勘違いするに決まっている」


すると…近くから悲鳴が聞こえ、血だらけになった騎士が隊長の元に走っていく。


「た!隊長!化け物が!化け物が…あぁ…ぎゃあああああ」


ロウシェルは固まる、それは目の前で隊員が真っ二つに切られたのだ、その切れ筋はものすごく鋭く、プルプレート装備の騎士の胴体までも簡単に切ってしまった…すると後ろか妙な剣を持っている…少女が歩いてきた。


「なんじゃ…こんなに弱いものなのか人間は」


「ヒィ!き…貴様は何者なのだ!」


「我は…レーヴァテイン…って言ってもお主達はこれから死ぬから言っても意味をなさぬがのぉ」


「な…なぜ俺たち騎士を殺す!貴様に何かしたわけではないだろう!


他の騎士達が背後から襲うも、目の前の少女は切り捨てる。


「それは決まっておろう?主たちの面倒ごとを持って帰る前に、芽を潰しておかぬとなぁ…」


「あ…主!?まさか…さっきの化け物…がぁあああ!」


妙に反り返っている剣は、隊長を貫いた、それは一撃で、命を奪うほど…程なくして俺たち騎士はその化け物により壊滅したのだった。


「…なんてな?実は全て幻術なのじゃよ…言っても全員気絶しているからなぁ…魔物の餌になっても我しーらぬ」


レーヴァは幻術というか幻覚魔法を使って騎士達を錯乱させていたのだ、それも全てハルが言ったこと、人間を殺してはいけないというルールがあった、これに従わないと契約を切られる可能性があるから、レーヴァは従っている、むしろ弱者を殺めるほどレーヴァは残忍ではなかった。


「さーって帰って、主のご飯でも食べようかの!」


レーヴァはその場を去った、この気絶した騎士達が後に無事なのか確認する術は何はなかったのであった。

ー読者のみなさまへ


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最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。

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