美少女魔王 第43話 [心機一転]
新章始まります
「ハルさーーん!こっちも手伝ってくださいーーー!」
「ハル!私の方も頼むわ!」
「ハル...すまない!こっちも」
「あーもう、うるさーい!少し待っとけ!そしてカイは自分でどうにかして!」
「辛辣!?」
俺たちは、学園から帰ってきて冒険者として再スタートした、だけど今まで貯められてた依頼がどさっと襲いかかってきたのだ、あの受付嬢め、このために随分と溜め込みやがって...そしてはや1ヶ月俺たちは溜まりに溜まった依頼をこなしていた。
「はぁ...これで最後だ...!」
「はい、確認取れました、お疲れ様です、大丈夫ですか?お茶飲みます?」
笑顔で疲れた人にお茶をだす受付嬢、己...!っと思ったけど冷たいお茶はとても美味しかった。
「ハルさん、どうにか私たちの活動資金が結構いい感じに貯まりましたよ!これで...ついに...家が!」
あ、確かかなーり前にそんなこと言ってた気がする、にしてもよく覚えてたねカレンさんは。
「でも、土地はどうすのさ?受付嬢さんこの町に空いてるところってない?」
「ないですね、今現在この町は活気にあふれてますからね、どんどん人が入ったり出たり、ちょっと私も雑用の仕事が多く来る傾向なのでどうしましょうと悩んでいるところですね」
現在この町の仕事は主に雑用だ、討伐系の依頼はすべて他の冒険者が出ていて、街に冒険者がいない状態尚且つ雑務仕事は絶対にやらない人が多く、どんどん依頼が増えている始末、それは俺たちは数か月にわたり処理してきた、つまりライがやっていたことを俺たちのパーティで仕事を分担して処理してお金を稼いでいたのである。
「でも皆さんのおかげで大分減りましたね、後はこちらの者が派遣すれば大丈夫なほど片付きました」
「ん-どうしようか」
皆頭を悩めてうなだれていた、そこにとある人物が急に現れた、そのフォルムは見覚えがあり、見た目がとてつもなく幼い、そして俺たちより年上、つまりロリババア…うおおおお!?急にナイフが目の前に!?
「私のスキルを知った上での愚弄かな?ん?報酬今から押収してもいいんだぞ?ギルマス権限で」
「すみませんでしたあああ!」
スライディング土下座、この時のために考えていた必殺の奥義だ!
「あ、ギルドマスターいらっしゃっていたんですか?学園の調子はどうですか?」
「お疲れさん、こっちは上々よ、どこかの誰かさんが色々やってくれたおかげで今どんどん生徒が伸びに伸び続けているのよ、勇者の末裔も更に向上心の塊みたいになってきたわ」
ひぃーこちらを見ている気がする。
「んでなにをもめているの?」
「ことの経緯はこうでして…」
受付嬢さんがアリスに対し説明をしていく。
「なるほど、大体理解した、なら私からまた特別な依頼でも出そうかな」
あ、嫌な予感がする、俺の経験上絶対よくないことがアリスの口から出そうな気がする。
「君たちパーティには、村の復興に参加してほしんだ」
ほらね、すっごい大がかりなイベント持ってきやがったよこのギルマス。
「ほら、ヴァンパイアロードが進行し滅ぼした村があるじゃないか、君たちはヴァンパイアロードにも一応勝利して戻ってきているし、だからそこの再建をしてほしんだ、もちろんこちらから支援もする、マリスもこの件に関しては支援をよこすと了承を得ている、どう?悪いことじゃないわよ」
「絶対裏があると思うんですが」
鋭いところをついていくカレンさん。
「絶対このギルドマスターが考えていることがわからないわ…」
困惑するマイ。
「…いいよ、今回は特別にこの依頼を君たちに紹介する理由を教えてあげるよ、君たちはあそこで2回もロード系モンスターと遭遇していると聞いた、つまりあの村は遅かれ早かれ滅ぼされる危険性があると、でヴァンパイアロードに滅ぼされ、そのあとの村を私たちギルドで調べてたのよ、その結果あの村は魔物の拠点になるはずだったと報告で聞いたわ、ヴァンパイアロードが村人を殺し、その魂で死霊系モンスターを量産、そしてあの村にはネクロマンサーの形跡が確認とれた」
ごくり…つまり…あの村は一種の生贄だったのか…?
「だから今回の依頼は、村の再建、そしてその周辺の調査をしてもらうことに、あなたたちが適任だと思うのだけど」
「他の冒険者達は?」
「ダメね、皆別の魔物討伐に足を運んでいるみたい、こんなすぐ金にもならない依頼には手を出さないわ、全く…冒険者を何だと思っているのよ」
「んでも、あなたたちはこの町に大分貢献しているみたいからこの依頼も受けてくれる思って、来たところ丁度いいし、あの村にあなたたちの家を建造してもいいし、なんなら結果次第ではその村を拠点にしてあなたたちの村にしてもいいわ、どう?悪いことばかりじゃないでしょ?」
「はぁ…そうなると断れないじゃん…でもどうするの?この町でも依頼どんどん出ると思うだけど?」
「そこに関してもぬかりなーし、さっきも言ったけど私の学園の生徒は向上心の塊よ、その子達に手伝ってもらうわ」
黒いわ、何もかも掌握しそうな顔してやがる、こわ、その顔でこっち見ないで!?
「わかった、ならその依頼受領するよ、どうせ何言っても断らせないように外堀埋められているし」
「察しがいい子は好きよ、ならよろしく頼むね~私はちょっとやることがあるからここでおさらばよ」
「嵐のようにさっていきましたね」
「はぁ…今回も丸投げで依頼なげやがって…さてなら出発しますかね、受付嬢さんまたね〜」
「はーい、またのお越しをお待ちしています」
俺たちは、また今回も厄介な依頼を受けてしまったようだ、はぁ…冒険者って大変だっとこの時はその思いだけだったのだ。
ー読者のみなさまへ
この小説が、[面白い]と感じ、[続きが見たい]と思ったらぜひ、[ブックマーク]そして[☆の評価]をおねがします。
最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。




