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美少女魔王 第22話 [お祭り後半]

お祭りも最後、決勝戦、やっぱり相手は…ライだよね、しかもライは一人で勝ち上がっている強者、パーティメンバーがいないのではないかと思ったらやっぱりいなかった、どうしてソロで挑んでいるんだろう…。


「やぁ、愛しの君、やっぱり勝ち上がってくると信じていたよ、これは僕も本気で行かないとね」


「ライ…なんで君は一人なんだ?」


ライはこの質問に対して…苦いを顔をしていた。


「君には…関係ないことだ…さてそろそろ試合のゴングがなる、お互い本気でぶつかろう」


そして試合のゴングが鳴り響いた。


「最初から本気で行かしてもらう、『神器開放』」


ライの持っていた剣が言葉に反応し、光を放つ、しかも電気を帯びていた、近づくこともままならないほどの光、これが神器…。


「それなら私も使います!『魔力開放!ブルースフィア』」


フォレストキング討伐の際にドロップした魔球ブルースフィア、使用者の魔力を注ぐことで魔力を循環し持ち主に倍にして返してくれる、お手軽アイテムだ。


「はぁ!くらえ!『ライトニングボルト』」


「行きます!『ライトニングボルト』!」


お互いの魔法が衝突する、一方が神器を開放し放つ一撃、もう一つは魔力を高めた一撃どちらが強いのかわからないが、今言えることははっきりとしている。


「カレン避けろ!魔法の威力が吸収されている!」


「…っ!」


カレンは間一髪のところで避ける、ライの放つ魔法は放った時よりも強い光を帯びながら駆け抜けていった。


「よくわかったね、僕の神器の能力に」


「なるほど、相手の魔法の威力と魔力を吸収し、上乗せできる厄介者…」


「そうだよ、僕のスキル『雷神』とかみ合いがいい神器なのさ、さてそろそろそこのお嬢さんは退場してもらう」


「カレン…!まずい!」


俺が気づいたときには遅かった、カレンはライの一撃で吹っ飛び場外まで飛ばされた、これで俺のパーティは2人になった。


「まずいわね…カレンが簡単にやられちゃうなんて」


「おや?よそ見かい?猫耳美少女、腋ががら空きだよ」


ライが蹴りをマイに向かい放った、一瞬反応が遅れたマイはとっさにガードしても飛ばされてしまった。


「…くっ!ただで…やられてあげるわけじゃないから!」


マイは飛ばされながら空中で何かを投げた、それは爆弾ではなく、マイの愛用している短剣だった、ライはそれを容易に弾いた。


「さて、最後は君だ、君たちの連携はかなり信頼がないとできない動きだ、だから先に封じさせてもらった」


「へぇ…さすがだね…」


まずい、ライのスピードは俺の何倍も速い、あれが雷神のスキルなのか、俺は魔剣をここで初めて抜いた。


「やっと出したね、魔剣を…さぁいざ尋常に勝負!」


ライが動いた、速い!速すぎる!目に負えないほどのスピード、俺はライの攻撃を魔剣の腹で受けつつ、反撃を試みたが全く当たらない、しかも反撃をさせてくれるほどの隙もなかった。


(主よ…さすがに大剣では分が悪かろう…いったん鞘に納めてくれ)


(やろうと思っているけどライの猛攻を受けるので精一杯だ!)


レーヴァの言う通り、大剣モードでは反撃できない、ならフォレストキングの時に使った刀モードで対応するしかないが、俺は焦って魔剣を大剣モードで出したことを少し後悔した。


「はは!どうしたんだい!こんな程度でやられる君じゃないだろう!」


「くっ…さすがにそろそろ限界だ!一気に片をつけないと!」


俺はガードしながら隙を探していたが、一行に見つからない、それどころかさっきよりスピードが増し、俺の体に切り傷が増える、後ろに後退もしているこのままだと場外に出されてしまう、そんなこと考えていたら、なにやら右足に何かが当たった…こ…これは。


俺は()()に気を取られ、ライにガードを突き破られ、しりもちをついてしまった。


「さて、そろそろ終わりだよ、さすがわが君こんなにも僕の猛攻を防いだのは君が初めてだよ、さぁ…終いだ!」


ライが神器を振りかぶる、多分あれに当たったら問答無用で場外行きになるくらいの威力だろう…だがあきらめない、俺は床に刺さっていた()()()()()を拾い、ライの一撃をはじいた。


「…っ!それは!あの猫耳美少女の!」


「そう、マイの短剣だよ、いいところにあったから使わしてもらうよ!」


「それを使ったからなんだという、僕の猛攻をまた受けるだろう!」


「いーやこっちから反撃に移させてもらうよ!」


そうライの一撃をはじいたと同時に魔剣を鞘に納め、今度は刀モードにして出した、そう今俺は二刀流…魔刀と短剣である。


(というよりこれ短剣じゃなくて短刀だよね…?刀に似てるよね…?)


俺は、反撃に身を乗り出した、ライもそれに対応し、俺に剣戟を当ててくるが、ライの攻撃をすべて短剣で弾き、魔剣で反撃するやりかたをした、するとライは対応しずらいのか躱したり引いたりを繰り返していた。


「くっ…!こうなったら魔法で!」


「させない!」


俺はライの懐に蹴りを一発入れてやった、マイの分だ受け取れ!


「ぐぅ!…」


「ライ?さっきの威勢はどうしたんだい?まさか…私にやられたりしないよね」


「ふっ…当たり前だ!僕はAランク冒険者!Bランクの君に負けては格好がつかないからね!」


「この一撃で終わらしてもらう!『神器開放』」


きた、神器を開放し高威力な魔法を放つ…だけど俺はこの魔法を突き破ってみせる!


「はぁあああ!『ライトニングボルト』!!」


ライの持っていた神器が光、前方に高威力の魔法が放たれる、俺は…。


「はぁああ!叩き切る!」


魔剣を大剣に戻し、構える…そして力いっぱい振りかぶった。


俺の魔剣は魔法をとらえた、だが押し切られないように踏ん張った、そしてレーヴァはスキルを発動していた、それは俺の魔力をずっと吸い取っていたあのスキル『魔力吸収』。


これのおかげでどんどんライの魔法の威力が落ちていき俺は叩き切ったやった。


「そ…そんな僕の神器開放が破られるなんて…降参だ、どうやら僕はまだまだみたいだな」


ライが負けを認め、この試合は俺たちの勝利になった。


「やりましたね!ハルさん!」


「さすがハルね、私の短剣をも使うとは、投げたかいがあったわ」


「…負けたよ、僕の負けだ、ハル君は強い、この元Sランクを破ったんだから」


「「「は?」」」


「あれ?言ってなかったけ?僕は元Sランク『雷光ライボルト』と呼ばれていたんだ」


「え?じゃあなんで今はAランクにいるの…?」


「それは…また今度話すよ、それより表彰があるんだ、檀上に向かうよ」


また今度…ライはなにか重い過去を背負っているのかな…?俺はこのもやっとする気持ちのまま檀上に上がった、檀上に上がると観客は盛大に祝ってくれた、とても熱い試合だったと高評価だったらしい、ちなみにこの一件でギルドからの注目度もあがり、Aランク昇格も夢ではないと言われた、だって依頼こなさないと上がれないシステムなので優勝したから上がるというわけでないらしい。


そして…夜になった。

ー読者のみなさまへ


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最近更新頻度が非常に遅くて申し訳ありません、是非応援のほどお願いします。

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