ドキドキ水着コンテスト
そして、コンテスト当日。
豪華なプールのステージに、八十人の女子生徒たちが、それぞれの勝負水着を身に纏って集結した。
俺は、ステージの中央に用意された『処刑椅子』に緩く縛り付けられている。
なんでだよ!逃げ出さないように?
巨大モニターが用意され、心拍数が表示されている。
「さあ、始まりました!ドキドキ水着コンテスト!まずはエントリーナンバー!一番!正妻の座を狙う、シラユキの登場です!」
司会進行は、誰だ?
C組の子?よろしくね。
シラユキが、俺が選んだ赤いハイレグ水着で登場した。
彼女の豊かなバストが、歩くたびに激しく揺れ、今にもこぼれそう。赤い布地が銀髪と白い肌に映える。
「…カズキ、私だけを見て♡」
シラユキが、俺の目の前でしゃがみ込み、谷間を強調しながら囁いた。
『ドックン、ドックン、ドックン!!心拍数210!』
「おおっと!いきなり200を突破してきました!さすがは正妻!」
「続きまして~!エントリーナンバー!二番!元A組の刺客!ミキ!」
ミキが、白いスクール水着で登場した。
シラユキとは対照的な、小ぶりで形の良いバスト。
白い布地が、プールの水に濡れて、少しだけ透けている。
こ、これは、エロい…エッチ過ぎる。
「カズキさん。エッチなこと、したいんでしょ? …私が、叶えてあ・げ・る♡」
ミキは、俺の膝の上に座り、耳元で吐息を吹きかける。
『ドックン、ドックン、ドックン、ドックン!!心拍数230!』
「おおっと!ミキが逆転!白いスクール水着の魔力、恐るべし!」
司会の子、ノリノリで楽しそうだな。
その後も、女子生徒たちが次々と攻めて来るが、230の壁は厚い。
誰もが、ミキの優勝を確信しているようだった。
「では、最後のエントリーです!えっと、G組の…モモ」
誰もが、彼女の事を詳しくは知らないのかもな。
いつも教室の隅で、静かにしているピンク髪の地味な女の子。
俺が料理する時に、いつの間にか隣に立ち、手伝ってくれる子。料理班のリーダー。
気が利くし、料理も上手い。いつも助かってます。
しかし、ステージに現れたモモの姿に、会場中が静まり返った。
彼女が身に纏っていたのは、水着というよりは『布の切れ端』だった。
極細の紐で辛うじて繋がれた、黒いマイクロビキニ。
彼女のダイナマイトボディー。
身体の、ほぼ全てが露出している。
風呂も最後の方にサッと入るし、彼女の身体を洗ってあげる俺くらいしか、このド迫力を知らなかったのだろう。
「モモ、無理しなくてもよかったんだよ」
「カズキ君。…私、いつも、あなたの背中を見てた。…あなたが作るご飯、すごく、美味しくて。私もカズキ君に追い付きたい」
モモは、無表情のまま、俺に近づいた。
そして、そのまま俺の海パンの中に、自分の手を……
「っっ!!!!!!!!」
なんだよ!そのパンを捏ねるような手つきは!
俺の身体が、硬直した!
モモの温かい指先が、直接触れた瞬間!
『ドックン!!!!!!!!心拍数!測定不能!カンスト!』
巨大モニターの数値が、エラーを起こし、消えた。
俺は、気持ち良さから白目を剥いて、椅子から崩れ落ちた。
「ゆ、優勝は!G組のモモ!!」
静寂の後、割れんばかりの拍手と、シラユキとミキの「嘘でしょ!?」という悲鳴が上がった。
地味だった彼女が隠し持っていた『エロエロな水着』と、俺への『一途な執着』。
それは、どんな豊満なバストや白いスクール水着よりも、俺のハートを一瞬で撃ち抜いたのだった。
その夜。
俺は、モモの部屋で目を覚ましました。
「起きた? ……カズキ君……一日、私の好きにしていいんだよね?」
モモは俺の大きなTシャツにエプロンを着けていた。
裸エプロンではないが、これはこれでアリ。
「私、肉じゃがを作ったの……食べて、くれる?……ニンニクとか入ってない、家庭の味なんだけど……」
「いただきます。うん!美味しい!これ男子が好きなヤツだよ!」
男子が好きな肉じゃがは、醤油と砂糖、みりんがしっかり効いた、ホクホク感のある『甘辛くてコクのある味』だと思う。
豚肉、ジャガイモ、人参、玉ねぎを使い。
一度冷まして味を染み込ませてある。
なかなかやるな。
ご飯が進む濃いめの味付けがたまらない。
「俺はいつもニンニク、濃いめだからなぁ。たまにはこういうのも作ってみるか?…いや、モモ、また作って俺に食べさせてくれるか?」
「うん!……それで……他にも食べて、ほしいの……」
なんだろ?デザートとか?
モモがエプロンを外し、Tシャツを脱ぐと、昼間のマイクロビキニだった!
そのまま、俺の上に跨り、静かに、しかし熱い瞳で見つめてくる。
「ニンニク抜きの、甘い私を食べて……朝まで、私の『毒』を抜いて……」
俺は、幸せな悲鳴を上げながら、今夜もまた、愛の嵐に飲み込まれていくのだった。




